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アナログの牙城

 今日は朝から雨が降り、季節が戻ってしまった感じです。気温的には、昨日に比べさして変わらないようですが、やはり雨が降ると体感が全然違います。

 僕の毎日の朝食は、平日はご飯、休日はパンであり、今日はパンだったのですが、どうに物足りなくて、コワーキングスペースに来てから、すぐそばの松屋で朝ごはんを食べ直しました。ご飯食べないと、頭が働かないですね。

 昨日は、母から「香典の出し方がわからない、家にある現金書留の封筒がおかしい、郵便局まで出しに行くのが億劫だ」といったヘルプの電話がかかってきたので、近くの郵便局で現金書留用の封筒を買い求め、ついでに香典袋も購入し、夜に母のところに赴き、宛名を書いて香典袋に現金を入れて、現金書留の封かんと割印をして、預かってきました。

 確かに最近になり、現金書留の封筒は内袋がなくなり、色目も変わり、なんというか、以前の封筒より貧相になった感じがします。

 また、香典袋の中袋に現金を入れて、中袋の裏面に住所と氏名を記載し外袋に入れ、さらに現金書留に封入するという作業は、僕でもお金の入れ忘れがないか、神経を使いますので、高齢になり認知能力が低下し、普段の生活でも確認が行き届かないことが多くなっている母にとっては、なかなかの難事であり、とにかく昨日のうちに行って作業し、預かってきてよかったと思いました。

 香典って、年齢を重ねるほど出すことが多くなってくると思いますが、ここは昭和から変わらないアナログの世界であり、郵便局自体の窓口業務が縮小している中、コンビニなどでできる手続きも増えていますが、現金書留だけは別であり、平日に郵便局の窓口でのみ手続き可能なため、それなりに手間がかかります。

 デジタルの時代なので、お賽銭のようにキャッシュレス香典のような仕組みはないのかと調べましたが、入り口はオンラインでカード決済ができても、出口のところではアナログになるため、業者に頼む場合、手数料として1割程度差し引かれるようです。手数料込みでキリの良い金額を出すのは大変で、手数料を1割り出しても心が伝わらないと意味ないので、こうしたサービスを使うのは、双方の人間関係が水平で、ビジネスライクでないと、難しいかもしれません。

 LINE Payによる送金もあるようですが、これもいきなり喪主に送金することになるので、こうしたやりとりも織り込み済の人間関係がないと、少なくとも普段会うことのない親類縁者にいきなりこの手法を使うのは、相手に対する礼を失することになり、現実的ではないですね。
 

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