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中西理のアイドル論考

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演劇ダンスなどを批評してきた中西理がアイドルについて考えてきたこと、ライブ参戦のレポートなどを掲載します。
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#アイドルフェス

【アーカイブ】ももクロとモー娘。のパフォーマンスの違いについての考察 ガールズ・グループの祭典 RAGAZZE!~少女たちよ!~@NHKBS1

地上波版は1時間だったが、この日は放送時間が2時間。AKB48のスペシャルメドレーを除くと全てフル尺で公開されたのはアイドル番組としては画期的なことではなかったかと思う。 トップバッターはももいろクローバーZ。いまももクロを持ってくるとしたらトップに置くか、トリとして最後に持ってくるしかないだろう。そのくらい現在の実力を存分に見せつけたセットリスト、そしてパフォーマンスであった。披露されたのは「ロードショー」「Chai Maxx」「天国のでたらめ」「走れ!-ZZ ver.-」

フィロのス、OCHA NOMA、アメフラが揃い踏み 歌舞伎町UP GATE↑↑@ Zepp Shinjuku (TOKYO)ほか

新しく出来たZepp Shinjuku。音響がよくVRなどの映像の使い勝手がいいというもっぱらの評判のため、そういう条件を存分に使いこなせる実力を持つAMEFURASSHIがここでどんなパフォーマンスを見せてくれるのかが、とても楽しみでチケットを取った。 直前というわけではないがこのフェスでは同じ会場をフィロソフィーのダンスやハロプロの実力派OCHANOMAのパフォーマンスも予定されており、動員、知名度はともかくこういう実力派のグループとの比較でAMEFURASSHIの実力の

2021年のアイドルフェスを振り返る。圧倒的だった「AYAKARNIVAL」「スタプラフェス」 アイドルフェス2021年 ベストアクト(年間回顧)

ももいろクローバーZのファンになって久しいが、アイドル全般については詳しくはなく、ももクロは基本的にアイドルフェスの類にはほとんど参加しないので、アイドルフェスに参加したこともなく*1それがどういうものかもほとんど分かっていなかった。実は昨年ももクロの後輩グループであるアメフラっシに興味を持ち始めて、アメフラがけっこういろんなアイドルフェスに参加したこともあり、彼女らへの応援とフィールドワークの意味合いもあって積極的に参加してみた。  とはいえ、昨年のアイドルフェスとしてもっ