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中西理のアイドル論考

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演劇ダンスなどを批評してきた中西理がアイドルについて考えてきたこと、ライブ参戦のレポートなどを掲載します。
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2023年1月の記事一覧

「アイドルのアイドル論」もっと深堀りできないか 及第点だがまだまだいけるはず 元たこやきレインボー春名真依、配信きっかけで初冠ラジオ、配信きっかけで初冠ラジオ

反省会で吉田アナ(ごぼう)に言われていたのはまいまいは真面目すぎるところがあって、独り語りも如才なくこなすけれども、優等生すぎるのではないかということだったかもしれない。そういう意味ではたこやきレインボーというグループは実に絶妙のバランスだったかも。根岸可蓮と彩木咲良は自分の好きなものに対する傾倒について常軌を逸しているところがあり、春名真依にそういう過剰性がまったくないわけではないけれど独り語りだとそれがまだ十分には発揮しきれていない。 「アイドルのアイドル論」についても

【アーカイブ】日本最初のアイドル、松井須磨子とももクロ~5色のペンライトはいかにして「日本文学盛衰史」に登場したのか 青年団第79回公演「日本文学盛衰史」@吉祥寺シアター(2回目)

日本最初のアイドル、松井須磨子とももクロ~5色のペンライトはいかにして「日本文学盛衰史」に登場したのか 「日本文学盛衰史」は平田オリザ作品としては珍しい4場の構成となっており、明治を代表する4人の文学者(北村透谷、正岡子規、二葉亭四迷、夏目漱石)の葬儀が取り上げられている。 今回の舞台「日本文学盛衰史」では平田オリザいわく全部で80近くの小ネタが散りばめられているということなのだが、その中のひとつでモノノフ(ももクロのファン)をざわつかせているのが登場する文学者たちが5色の

洋楽志向の極致に向かって スタプラフェスの前にAMEFURASSHIの新曲「Fly Out」と「Love is love」を紹介

AMEFURASSHIの新曲「Fly Out」と「Love is love」 1月1日に配信されたばかりの新曲が「Fly Out」。とはいえ、ライブでは昨年の「FALL IN LOVE TOUR」のファイナルですでに披露されており、同じく年末にMVが公開された「Love is love」とともにハイスキルなダンスパフォーマンスとも相まって新たなAMEFURASSHIの大きな武器となっていきそうな楽曲だ。「K-POPみたい」と言われることも多いのだが、どちらかというと韓流グル

AMEFURASSHI敢闘も東北産がシンデレラ 播磨の「勇気のシルエット」熱唱に 感涙<スタプラアイドルフェスティバル〜今宵、シンデレラグループが決まる〜powered by スタプラアイドルラジオ>@横浜アリーナ

モノノフでありスタプラのほかのグループも楽しみではあるが、今年はAMEFURASSHI応援モードで参加する予定。それというのも今回はこれまでの2回とは違いグループ対抗、しかもバラエティ的なお楽しみ企画にも見えるが、優勝すれば最後に大勢のスタプラファンがいる横浜アリーナでライブができるという特典がついているというのを聞いたからだ。@JAM EXPOなどもメインのストロベリーステージとしてこのアリーナに立っているなかで、AMEFURASSHIは横浜アリーナでのワンマンが発表された

元BiSとももクロで武道館で歌ったBiSH「オーケストラ」に感涙 【配信&アーカイブ】『第6回 ももいろ歌合戦〜50組以上の超豪華出場者と年越し8時間無料生放送〜』@AbemaTV

今年の目玉も「最強アイドルメドレー」 全体を通して見たとき、大御所や人気シンガーが多数参加したにも関わらず、目玉となったのは「最強アイドルメドレー」だったことは間違いない。 中でもメドレーのラストを飾ったのが、ファーストサマーウイカとももクロ4人によるBiSH「オーケストラ」だったということが分かった時には全身が総毛立つようななんともいえない感覚を感じたのだ。  私はBiSHの熱心なファンというわけではないが、このパフォーマンスは2023年での解散を発表しているBiSHへの