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中西理のアイドル論考

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演劇ダンスなどを批評してきた中西理がアイドルについて考えてきたこと、ライブ参戦のレポートなどを掲載します。
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2022年10月の記事一覧

【連載第4回】『ももクロを聴け!』の堀埜浩二さんにばってん少女隊『九祭』について聴く(4)

ばってん少女隊はダンスミュージックでありながら和のテイストも感じさせるような所属するスターダストプラネットのグループの中でもこれまでにないユニークかつ魅力的な楽曲がそろっており、個人的にも注目してきました。今回そうした楽曲を収録した新アルバム「九祭」が発売になった機会をとらえアイドル楽曲に造詣の深い「『ももクロを聴け!』*1の著者、堀埜浩二さんに話を聞いてみることにしました。 (ZOOMインタビュー発売以前の17日夜に収録。聞き手は中西理) 「YOIMIYA」とケンモチヒデ

【連載第3回】『ももクロを聴け!』の堀埜浩二さんにばってん少女隊『九祭』について聴く(3)

ばってん少女隊はダンスミュージックでありながら和のテイストも感じさせるような所属するスターダストプラネットのグループの中でもこれまでにないユニークかつ魅力的な楽曲がそろっており、個人的にも注目してきました。今回そうした楽曲を収録した新アルバム「九祭」が発売になった機会をとらえアイドル楽曲に造詣の深い「『ももクロを聴け!』*1の著者、堀埜浩二さんに話を聞いてみることにしました。 (ZOOMインタビュー発売以前の17日夜に収録。聞き手は中西理) 中西 次に個別の楽曲についてお聞き

ももクロ×ドリフ×東京03飯塚悟志 生み出された奇跡の時間 もリフの時間『ドリフ&ももクロ ライブフェス』@日本武道館

ももクロをあまり知らない人にはピンとこないかも知れないが、ももクロには目標としてきたグループが3つあった。一つ目はSMAP、次は嵐、そして最後がザ・ドリフターズであった。その理由にいずれもが国民的人気グループでメンバー仲が良く、長く続いていることを挙げていた。そして、これらのグループを挙げたのは女性アイドルでは難しいとされる長く続いて皆に愛されるグループになりたいという意味が言外にあった。  それだけにこれらのグループと関わることはももクロにとっては特別な出来事で、解散や活動

愛来(アメフラっシ)が難役を好演。舞台『さよならの幕明け』(松森モヘー作演出)@中野テアトルBONBON

昨年(2020年)9月にオンライン朗読劇として一度だけ、上演され配信された作品を改作して舞台劇として上演。表題も「さよならの幕開け」から「さよならの幕明け」に変更された。 アメフラっシの愛来が出演したのが、観劇のきっかけにはなったが、贔屓のアイドルないし女優が出るものならなんでもいいということにはならなくて、特にアイドルについては経験が積みたい初舞台はともかく、演出家、脚本や座組などを考慮して出演すべきだと考えている。それでファンには嫌われるが作品が良くなければ厳し目の感想を

【連載第2回】『ももクロを聴け!』の堀埜浩二さんにばってん少女隊『九祭』について聴く(2)

ばってん少女隊の4thアルバム「九祭」が19日発売になりました。最近のばってん少女隊はダンスミュージックでありながら和のテイストも感じさせるような所属するスターダストプラネットのグループの中でもこれまでにないユニークかつ魅力的な楽曲がそろっており、個人的にも注目してきました。今回そうした楽曲を収録した新アルバム「九祭」が発売になった機会をとらえアイドル楽曲に造詣の深い「『ももクロを聴け!』*1の著者、堀埜浩二さんに話を聞いてみることにしました。 (ZOOMインタビュー発売以前

【連載第1回】『ももクロを聴け!』の堀埜浩二さんにばってん少女隊『九祭』について聴く

ばってん少女隊の4thアルバム「九祭」が19日発売になりました。最近のばってん少女隊はダンスミュージックでありながら和のテイストも感じさせるような所属するスターダストプラネットのグループの中でもこれまでにないユニークかつ魅力的な楽曲がそろっており、個人的にも注目してきました。今回そうした楽曲を収録した新アルバム「九祭」が発売になった機会をとらえアイドル楽曲に造詣の深い「『ももクロを聴け!』*1の著者、堀埜浩二さんに話を聞いてみることにしました。 (ZOOMインタビュー発売以前

AMEFURASSHI、アメフラ、3B 新旧楽曲を融合したライブ 「AMEFURASSHI FALL IN LOVE TOUR 2022」(2部)@KANDA SQUARE HALL

「AMEFURASSHI FALL IN LOVE TOUR 2022」初日の第二部を見た。前回のツアーが新アルバムを引っ提げてのアルバムツアーであったため、まだ節目となるライブでは未発表であった新曲「グラデーション」の披露はあるだろうと予想されたが、どんな方向性のライブになるのだろうということが予想しにくかったのだが、なんと「グラデーション」以外の新曲「Love is Love」も初披露され、さらに3Bjunior(3B)時代の楽曲やアメフラっシ時代の楽曲のアレンジや振付を

ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo presents スナック愛輪@東京国際フォーラム・ホール

あーりん(佐々木彩夏)がママ、玉井詩織がチーママのスナックに客が来て、お酒を飲みながらトーク、そして歌(カラオケ)を歌うという設定のショー。 「スナック愛輪」はもともとももクロのバレンタインイベントの1コーナーとしてスタート。今回初めての単独のイベントとして開催されたものだが、いつものようにショーアップされ作りこまれたライブとは違う本当にそういう店があって観客は客とママたちの会話をのぞき見しているような感覚もあり、新しいライブのフォーマットとしては「当たり」だったのではないか