エラリー・クイーン「青の殺人」(原書房)
エラリー・クイーン「青の殺人」(原書房)を読了。エラリー・クイーン名義だが、作者は短編小説の名手として知られるエドワード・D・ホック。クイーンの作品と考えれば重厚さが足りないなどの評はうなずける部分もあるけれど、クイーン(フレッド・ダネイ)の監修をへて、エラリー・クイーン・ミステリマガジンなどを通じて弟子筋*1のエドワード・D・ホックが割とまっとうなフーダニットを書いたということになると興味深い作品といっていい。
ホックのアイデアかさらなる原案があるのかははっきりしないのだ