サムネ

趣味は何ですか?への対処法

「趣味は何ですか?」
子どもの頃からこの質問が苦手だった。趣味が無いからだ。いや、本当は散歩となぞなぞが結構好きだけどこれを言ったところで微妙な雰囲気になるのは経験上知っている。

以前、取引先の方とこんな会話をした。

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「実は僕バスケットボールが趣味なんですよ。結構ガチでやっていて、高校のときはインターハイに出ちゃったりして!今でもその頃の仲間とは付き合いがあって、休日はよく区民体育館を借りてバスケしてるんです~。最初は5人から始めたんですけど、友達の友達も入ってきたりして、今じゃ50人ぐらいになっちゃって。今度の3連休はチームの皆と、練習と親睦を兼ねて館山で合宿なんです。変な話、もうどっちが本業か分からないですよ(笑)。あ、自分の話ばっかりすいません。清水さん、趣味は?」
「楽しそうですね。僕は散歩です。3連休は『白い所を踏んだら死亡』と縛りをつけて、亀戸から両国まで一人で歩く予定です。あ、あとなぞなぞも好きです。」
「…」

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大体こうなる。
だから嫌なのだ。
軽く死ねますね状態になる。

しかし最近、正真正銘、微妙な感じにならない趣味を見つけた。「アニメ鑑賞」である。
僕は今までアニメと言えば、サザエさん・コナン・ドラえもん・忍たま乱太郎・おじゃる丸しか観たことが無かった。これはガチなんです。ちなみにこのなかで言ったら一番好きなのはおじゃる丸かなー。3人組の鬼が敵キャラ(仮にA、B、Cとする)なんだけど、AがBのツノの上に立ち、BがCのツノの上に立つシーンがある。それで何かダイナミックな攻撃をするのかと思えば、やるのは「自己紹介」。なんとストロングスタイルな自己紹介か。ちなみにその後は普通に戻って、いつの間にか負けている。これが面白かった。
話がそれたが、それくらいしか観たことがなかった。

それが、今年の3月にコピーライター仲間の西村さん(仮にDとする)から教えてもらったアニメをきっかけにハマったのである。Dは僕より2つ年上の兄のような存在で、一見怖いひげ面をしているけど話してみるととても優しく物腰の柔らかい男だ。あ、そうそう。僕本人もコピーライターである。よくよく考えたら自己紹介がまだでした。記念すべき1つ目のnoteなのに自分より先にひげ面のDを紹介してしまった。

Twitter経由でこの文章を読んでいる方は知ってくれていると思うけど、そうじゃない方もいますもんね。初めまして。
遅れましたが、清水脩平(しゅうへい)です。よく「しょうへい」と間違えられますが「しゅうへい」です。1993年12月16日生まれの25歳です。
渋谷のサイバーエージェントという広告代理店でコピーライターとして働いています。東京出身で、今は三軒茶屋に住んでいます。24歳までは平井に住んでました。ひげは比較的薄く、毎日剃ってます。好きな食べ物はカレーで、嫌いな食べものはネバネバした食べ物です。趣味は…あ、そうだ!趣味の話だ!
Dに教えてもらったアニメを観て以降、僕の趣味はすっかり「アニメ鑑賞」になったわけです。これで趣味を聞かれたとき微妙な雰囲気にはならない。「散歩となぞなぞ」よりは理解を得られる趣味だろう。趣味で理解を得たいわけではないけども、微妙な雰囲気はあんまり好きじゃない。思い返せば僕が小学5年生の時に上映された山田孝之主演の「電車男」という映画はアニメ好きのいわゆる“キモオタ”が美しい高嶺の花(作中ではエルメスと表現されていた)と結ばれるまでを描いたラブストーリーだった。すくなくとも15年前は「アニメ好き=キモイ」という認識は根強かったように記憶している。うーん、時代の流れってのはすごいもんだ。そのおかげで僕はアニメ鑑賞という趣味を特に隠すことなく公言している。15年後には散歩もイケている趣味として認知してほしい。

ただ、今度は別の問題が生じてきた。趣味がアニメ鑑賞であることを言うとかなり高い確率でこう聞き返される。「へー、何かお勧めありますか?」








「ないです。」なのである。
「え、知らん。」なのである。
「自分の観たいやつ観れば?」なのである。
「てか、そもそも、アニメ以外にも楽しいこと、世の中にたくさんあるよ?」なのである。

この質問にうまく答えられない理由は2つある。

1つ目は、その人の好みが分からないことだ。
感動系が好きなのか、青春物が好きなのか、日常系が好きなのか、ミステリー系が好きなのか分からないと相手にとって興味がないアニメを勧めてしまうことになる。例えば、「ご注文はうさぎですか?」を紹介したとしよう。
千夜ちゃんの、どんなときでも幼馴染を陰ながら助ける奥ゆかしさと、温泉プールに行くシーンで露わになる奥ゆかしくない身体のギャップについて話しても、「四畳半神話大系」が好きな京都出身者には全く刺さらない。この2つが両方好きな人に出会ったことがなくらい真逆の作品だ。かといって「んー、どんなジャンルが好きですか?」と聞くのも気が引ける。この手の質問は1ターンで終わらせるに限る。書きながら、僕自身が「ご注文はうさぎですか?」と「四畳半神話大系」が両方好きなことに気付いたがそれは目をつぶる。

2つ目は、どこまで話していいか分からないことだ。アニメを観るように勧めるわけだからネタバレをしないのは大前提だが、例えば「ガブリールドロップアウト」を「堕天した天使とその友達の日常を描くほのぼの系アニメ」と紹介するのはセーフか?
だが、主人公の天使が堕天するのは1話の途中からである。1話の前半を「どうせこのあと堕天するんでしょ」って感じで見ることになる。堕天した瞬間の驚きを奪うことになる。これはネタバレじゃないか?かといってこの作品において堕天に触れられないとなると何も言えない。
そう考えると何も話せなくなる。

そして最近3つ目の理由が追加された。
観ないからである。僕の体感だけど、一生懸命ネタバレしないように、相手の好みに合うように紹介しても、10人に1人見るかどうかだ。もちろん、時間の使い方は個人の自由なのでそれを批判するつもりは一切ない。どんなことに時間を使ってもいい。白い所を踏まないように亀戸から両国まで歩く僕が言うんだから間違いない。
ただ、観られないアニメをお勧めするのはあまり楽しくない。

「絶対観るって約束するからお勧めのアニメ教えて!好きなジャンルはミステリー系!ネタバレは、公式HPに出てるくらいの内容だったら大丈夫だよ!」と聞いてくれれば誠心誠意答えるのだが、そんな質問はされたことはない。
大体の場合、「何かお勧めありますか?」は「趣味がアニメの人にはお勧めを聞くのがマナーだろう」という義務感から発生するからだ。それを批判するつもりは一切ない。そういう気遣いができる人は信用できるし、きっと人望が厚くて仕事ができるだろうし、一緒にバスケチームを組む友達もいるだろう。

ビックリするかもしれませんが、ここからが本題。ここより前の内容は忘れてOKだよーん。

というかそもそも、今この文章を読んでいる人は何人くらいいるんだろうか。Twitter経由からnoteを見る場合95%が僕のフォロワーさんだと思う。1RTごとに5%ずつくらい落ちてくるイメージかな。例えば元のツイートが5RTされたら読んでくれている人のうち70%がフォロワー。勘だけど。で、冒頭に言ったように僕は広告代理店でコピーライターとして働いていることもあってフォロワーの多くは広告業界で働いている人なのです。今この文章を書いている2019年9月12日21:00時点でフォロワーが720人。アニメ好きが功じて繋がった人は5人もいないんじゃないかな。その5人も暇じゃないから4000文字もこんな戯言に付き合ってもないと思う。アニメに興味ない人は最初から読まない。
ということで、今この文章を読んでいるあなた!はっきり言いますがあなたはかなり選ばれた人間です、ここまで読んだなら必ず最後まで読んでRTをしてくださいね。あなただけが時間を無駄にしているの悔しくないですか?僕は悔しいです。なのでRTしてみんなの時間を無駄遣いしてやりましょう。

あ、また話がそれてすいません。本当に本題を書きます。
今後「お勧めのアニメはなんですか?」と聞かれたときに「noteにまとめてあるので見てください。」と言えるように、好きなアニメについてnoteに投稿していこうと思う。(あとはアニメ関連の仕事が来てほしいからだ)
これが今日伝えたかったこと。一方的に発信するだけだから好みのジャンルを聞く必要はないし、観たかどうか確かめなくても良い。ネタバレは自己責任だ。ただ、あくまで勧めるわけだからアニメがつまらなくなるようなネタバレはしないし、解説をするわけではない。「まだそのアニメを観てない人」が読んでくれている(かもしれない)ことを想定して書く。
多分だけど、まだそのアニメを観てない人を観る気にさせるより、観たことある人に「うんうん、あそこ良かったよね~」と思ってもらう方が簡単だけど、「お勧めのアニメを聞かれたときの避難場所」であるnoteでそれをやるのは本末転倒なので我慢する。

ふぅ。長々と書いたが、ここまでの内容を要約すると、noteで好きなアニメを書くよ、ということだ。この僅か12文字を伝えるためにここまで3700文字以上書いてきた。
アニメは大体30分枠で放送されるが、コマーシャルを抜くと大体23分前後である。
3700文字のうちの12文字は、23分のうちの4秒ぐらいである。頑張れば4秒で終わるような内容を23分に引き延ばすアニメはかなりつまらなそうである。大体、次回予告ですら20秒ぐらいはある。ただ、これはアニメじゃないので多めに見てほしい。

ちなみに人が1分間に読める文字数は大体400文字らしいので、ここまで飛ばさずに読んでくれている優しい方は、全く好きなアニメに触れていない文章に10分近く付き合ってくれたことになる。本当にありがたい。時間の使い方は自由だけど、さすがにもう少し有益な使い方があったはずだ。誠にすいません。

多分このnoteはあえて時間を使って読むような代物ではない。せいぜい通勤電車の中で読むくらいものもだ。僕は毎日住んでいる三軒茶屋から会社がある渋谷まで電車に乗る。大体4分。僕が読む立場だったらこのnoteをすべて読めていないことになる。自分が読めない文章を人に読ませるのはさすがに気が引けるので、今回はこの辺にして本格的に好きなアニメについて書くのは次からにしよう。それにしても最初は何にしようかなぁ。

ちなみにnoteを書くと言いつつ実は今この文章はワードで書いている。なんとなくnoteは使いにくいイメージがあり、noteでの作業は①コピペ②投稿の2つだけにしておきたいからだ。…てか、ワード?おかしい。ワードは「単語」という意味だったはずだ。だけどワードを使って単語だけを書く人を見たことがない。大体文章だろう。「センテンス」に名前を変えるべきだ。これで思い出した全く関係のないことだけど、このような言葉の矛盾をお笑いに昇華した、ラーメンズの「ホコサキさん」というコントがとても面白いのでぜひYouTubeで検索してみてほしい。公式が出しているので違法ではないはずだ。アニメなんて観てる場合じゃない。

話はかなり変わるが、普段長い文章を書く機会はあまりない。
むしろコピーライターは「どれだけ短く書けるかが大事」みたいなところがある。
勘のいい方は気付いていると思うが、400字を過ぎたあたりからどうやってこの文章を終わらせるか考えているが良いアイデアが思いつかない。
しかし、僕にはGoogleがある。noteアプリではなくてワードで文章を書いている利がここに出た。早速ググる。【文章 終わり方 モテる】でポチなのだ。
というわけで最初のnoteはこれで終わりにします。
次から本格的にアニメについて書いていきたいと思う。

寒くなってきたら暖かくして寝てね!

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