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【紅茶夢現】から思う黛冬優子の未来について

アイドルのifの未来が垣間見える「パラレルコレクション」
黛冬優子のパラコレが実装され、4コマの影響もあり良くも悪くも結構盛り上がってるなぁと

僕は今回のコミュ、5年間冬優子を担当として追い続けてきた身としてはめっちゃ好きで
この気持ちをなんとか言語化したいなと思って書きました
当直明けに勢いで殴り書きしたから乱文なのは許して


シャニマスは「答えがない」

まず僕のシャニマスの好きなところを一つ

シャニマスは「答えがない」ものを大事にしてくれてるなぁと思っています
例えば霧子のこのカード名

【潜・潜・夏・娘】

振り仮名がないので、「せんせんなつむすめ」とか「せんせんなつにゃん」とか「せんせんかにゃん」とかいろいろ読めるわけです

そしてこの読み方に決まった正解はなく、各個人が思う読み方が正しい、みたいなことを高山Pが昔仰っていたと思います

あと、【リフレッシュサマー】樋口円香の有名な

もぎたて♡にーちゅ

なんかも、高山Pは明言を避け、各個人の思う読み方が正しいと繰り返し仰っていました

人それぞれの感性を大事にすること、これはシャニマスでもよく描かれるテーマだと思っていて、

運営側が「答え」を明示しない
これによって多様の解釈が生まれ、各個人の考えるそれら全てが正しい

そんなシャニマスが大好きなんですよね

パラレルコレクションについて

そんなシャニマス運営が出してくる「ifの未来」パラレルコレクション

「未来」ではなく「ifの未来」と銘打ってくれるところに、シャニマスの「アイドルの未来には多数の道がある」というアイドル1人1人の可能性への尊重の意思と同時に

各プロデューサーが思い描くアイドルの未来も、それも正解の一つなんだよ」と言ってくれているような気がします

そんなシャニマスの優しい空気感が感じられて好きなんですよね

パラコレ黛冬優子の「未来」について 

コミュ上においては
・「賢」「孝」の内容は冬優子の夢であった
・内容自体も「候」で冬優子とシャニPが観に行く予定だった映画の内容に沿ったものだった

といった形で、「この未来は『if』にすぎない」ということがコミュ内で明記されています
とはいえ、「『if』であることはそのような未来もありうる」といった取り方もできるわけです

甘奈や雛菜のパラコレと違って、冬優子の未来コミュは人によってはショックを受ける人もいるであろう内容であるため、
「これは実現しうる未来」とも「これは実現しない未来」ともとることができるよう、選択の余地を我々に明確に与えてくれてるなぁと思いました

自分の好きな捉え方をしてね、といったメッセージを感じます

絶対の正解はなく、各個人が思う「捉え方」こそが正解なんだと思っています

本題:【紅茶夢現】 感想

ここからが本題  僕の解釈が多分に入っています

「賢」では冬優子が283から別事務所に移籍し、別事務所でトップアイドルとして活躍する世界

しかしコミュを通してどこか寂しそうな冬優子の雰囲気が印象的ですね

「孝」ではさらに時系列が進みアイドルを引退した冬優子が描かれます

STEPの時の同級生出てきてひっくり返った


僕は今回のパラコレ冬優子は、「if」というのを利用し、冬優子が「目標を叶える」未来のストーリーを大胆に描いてくれたなと思っています

黛冬優子のアイドルとしての目標はなにか

WING 「まるで陳腐なハッピーエンド!」

トップアイドルになること
これは幾多のコミュで出てきます

ただ、ストレイライトとして活動する冬優子が普通にトップアイドルになろうとしても、恐らく障壁があるんですよ

すぐ隣に立つ「芹沢あさひ」という大きすぎる障壁

「芹沢あさひ」というアイドルの実力や名声を鑑みるに、今後「ストレイライト」というユニットがトップアイドルユニットになっても、それはやはり芹沢あさひの力によるところは大きい

冬優子個人の力とは言い切れない
冬優子の実力によるものであったとしても、あさひの力を借りての「トップアイドル」は冬優子本人が納得する形ではない

そのため、冬優子のアイドルとしての目標である「トップアイドル」を冬優子が完全に納得のいく形で達成しようとする場合、
「冬優子がストレイライトを抜けて個人でアイドルとして活動する」ことが必要条件であると考えられる
その上で「芹沢あさひ」を始めとした数多のアイドルを打ち倒す必要がある

経緯はともあれ、個人で活動しており、その上で明らかに「トップアイドル」という描写が明確になされたif時空の冬優子は、紛れもなく「アイドルとしての目標を叶えた」姿であり

5年間、紆余曲折ありながらも挑戦を続けていく冬優子の目標を応援し続けてきた身としては、ifとしてもその姿を見ることができるのはもう本当に嬉しいことなんですよ


一方で、「トップアイドル」という目標を叶えることは必ずしもハッピーエンドではない

「トップアイドル」は孤高の存在であり、そこにかつて楽しく過ごしたストレイライトの2人は隣におらず、そもそも283プロさえ離れている
シャニPすらいま隣にはいない

目標を叶えたはずなのに、どこか空虚な日々となり、【三文ノワール】や【ノンセンス・プロンプ】での出来事が嘘だったかのように、あっさりとアイドルを引退してしまう

ある種、なみちゃんと似たような経過を辿ったのかなぁと思ったりもしました

仕方がないとはいえ、トップアイドルという目標を完全な形で叶えるために、取り返しのつかない大きな代償を払う選択を取る

しかし1度きりの人生、そしてせっかく掴んだ「アイドル」という幼少期からの夢を叶える機会
冬優子ならそのような代償も理解・覚悟の上で、それでも「トップアイドル」を目指すという道を選ぶことも十分あるのだろうと思います

なんなら髪を切ってるんですよ、あの冬優子が
何故かわからないけど、黛冬優子が髪を切ることは常時は絶対にありえないという謎の確信があるんですよ
そんな冬優子が髪をバッサリ切ってるんだから、もう本当どれだけの覚悟だって話ですよ

最後寂しくも、されどやり切った満足もあるアイドル人生
安易にハッピーエンドに走らないあたりが、1人1人のアイドルに誠実に向き合うシャニマスらしい描き方だなと思いますし、
何より僕も冬優子のその選択と未来を応援したい

とはいえ、あくまでこれが「if」の未来かつ「冬優子の見た夢」であるため、この未来はありえない未来であるという捉え方も全然できるのも本当にシャニマスらしくて良いと思います

ここで全てを理解して安堵のあまり号泣したのも事実

4コマ 第477話「移籍後」

この4コマもめっちゃ好きなんですよね……

2コマ目以降、冬優子がモノローグ含め一切の発言がない
冬優子が何を思っているのか、完全に読者の想像に委ねるしかない
その上で【紅茶夢現】でも、if時空冬優子の心理について詳細な描写があったわけでもないため、コミュ読後でも、本当に読者によって受け取る印象や感想が十人十色
まさに「答えのない」シャニマスの極致のような4コマだなぁと

ちなみに僕は「283プロのぬくもり」をこの4コマから感じるんです


真のハッピーエンドを

とはいえやっぱりハッピーエンドを迎えてほしい、担当アイドルには最後まで楽しく笑って過ごしてもらいたい
そういう気持ちは当然あるんですよね

ならやれば良いんすよ

283プロでストレイライトを続けながら、あさひを凌ぐ圧倒的なパフォーマンスを身につけ
ストレイライトの1番のパフォーマーは芹沢あさひではなく黛冬優子であると
黛冬優子はストレイライトのリーダーのみならずセンターでもあると

Straylight.run() 第4話 INVISIBLE

そう示してやれば良い

未来なんて無限にあるんだから、そういう道も当然存在する

俺は黛冬優子が、夢も幸せも両方掴みにいく貪欲なアイドルで、そしてそれを実際に実現することができるアイドルだと、信じている。

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