人体研究部①(本編ー入部)
本編
1.入部
「ご入学おめでとうございます。これからの学生生活で多くを学び、皆様の輝かしい未来への礎となる事を心より祈念致します。」
僕は都内のとある私立高校に入学した。勉強もスポーツも実績のある大学付属の名門校であった。女子大の付属で元々女子高ということもあってか男子は全校で3分の1の人数で女子の方が多かったが特に気にすることもなかった。むしろ女子と話したり友達になったり恋愛したりとリア充生活を夢見ていた。
今時珍しい全寮制の高校で、全員学校の寮で学生生活を送る決まりとなっていた。寮は部活動ごとに決まっていて、運動部から文化部まで全て部室と共同の部屋を与えられていた。部活動は全員入部する決まりとなっていたため、僕も中学からやっている柔道部に入った。あまり運動は得意な方ではなく、体も小さかったのでいつも負けてばかりだったけど楽しかったので高校でもやろうと決めていたためだ。
入学してから知ったのだが、入学テストの成績で下位の男子生徒はある部活に強制入部という決まりがあった。僕はあまり頭がいい方ではなかったのでギリギリこの高校に合格できた方だったので、入学時は最下位となってしまったため入部することになった。入寮する手続きがあった時、先輩たちに半年ほど兼部するかたちになると伝えると、皆哀れみの表情で
「頑張れよ・・・」
とか
「生きて帰ってこいよ・・」
と励ましてくれた。そんなに今から行くところは恐ろしい所なのか・・・
次の日、授業が終わり学校内の部活棟にある指定された場所に行った。部室も同じ建物だが、地下にあり、他の部活動から隔離されているかのように感じた。
<人体研究部>
部室の入り口には小さく書かれていた。おそるおそる扉を開けると中には何人かの生徒がいた。多くは女性でまだ始まっていないが準備運動っぽいことをしていた。
「男子はこっちでーす。」とどこからか言われてそこに向かった。男子たちは一か所に固まっており、1年から3年まで合わせて6人いた。
やがて部活動の時間となり、部員全員がそろった。女子の人数は多く男子たちを圧倒していた。部活動の時間になると、みなウォーミングアップを始めた。3年の女子の部長が男子たちが集まっているところで、
「今日から新学期で新しいメンバーになった人たちね。1年生の子は、初めてね。私は部長のリエです。よろしくね!」
挨拶からリエは、<人体研究部>の活動内容について説明していく。
<人体研究部>は、男子は定期テスト・入学試験で各学年下位2名が強制的に入部させられ、定期考査ごとに入替がある。また、今日はいないが生徒会が選んだ校則違反をしたものや風紀を乱したものが各学年1名ずついる。男子は強制入部の計9名が入れ替わり所属している。半年間は退部が許されず、また半年後のテストで下位2名の人と入れ替わりとなる。
一方女子は、多くの人は運動部と兼部しており、スポーツ万能な子が多かった。各学年で10人、合計30人所属している。
どのような活動をしているかというと、表向きは文化部で ”トレーニングや体の動かし方を研究し、自身のスポーツ技術の向上を図るための勉強会” といった部活であったが、実際の活動内容は男子を虐めるための部活動で、この学校が女子が優位であることを示すために見せしめで行っていた。成績が下がったり生徒会に目をつけられたりしなければいたって普通の高校生活を送ることが出来る。
この活動におかしいと抗議したり、SNSで投稿したりする男子もいたが記録が消去されていたりなかったことにされるだけでなく、本人はもちろん無作為に見せしめとして何人かの男子が強制入部させられ徹底的に痛めつけられる。あまりにも壮絶で毎年1人は行方不明となっているらしい。事故死ということで片づけられるので世間は誰も知らない。告発すれば次は自分かもしれないのだ。
2.グループ決め
自己紹介もそこそこに、リエ部長は事務的に話を進めていく。
「じゃあ、まずはチーム決めしようか。基本的には半年間はチームで練習したり、試合するから仲良くすることね。」
チームというのは男子1人、女子2人で組み、試合はもちろん普段の練習もこのメンバーで行う。ランダムで学年が違うようになるよう組まされたので、僕の場合女子は2年生、3年生のメンバーだった。
全員が決まったところで、部長は女子たちを呼んだ。丁度ウォーミングアップを終えて少し顔が紅潮した女子達が集まってきた。女子はタンクトップにショートパンツやミニスカートとチアリーダーの練習着のような格好をしていた。学生らしい健康的な肉体を見せつけてくる。モデルのような体型というよりアスリート体型に近い子たちばかりで、ここに連れてこられる身長が低く、ガリガリの男子達よりも身長も高く、体格面でも男子達に負けず恵まれている子ばかりだった。
男子たちは順に部長に指示された女子チームのところに向かって行く。僕も言われた所へ行くと、2年生と3年生の女子がいた。2年生のメグミ、3年生のカナは2人とも<スケート部>に所属しており、冬はスピードスケートを専門にやっている。オフシーズンは<人体研究部>で活動していた。
「見た感じ小さくてガリガリだけど私たちの練習についてこれるかな~?楽しみだね。」
メグミは赤色のタンクトップに黒色のショートパンツを履いていた。カナは青色のTシャツに黒色のショートパンツを履いていた。スピードスケートをやっているためか他の人よりも下半身は逞しかった。
「見て、私たちの太もも。君の胴回りよりも大きくない?それとも君がガリガリ過ぎるかな?」
2人は僕に太ももを見せつけてくる。太ももだけでなく、お尻も大きく、腕もムッチリとしていた。このとき全てにおいて勝てないないなと思わせる2人だった。やがて部長がこれからの練習の号令をかけた。
「じゃあチームに分かれたところで、まずは男子たちの実力を測りましょう。」
号令と同時に女子たちは男子を囲み、一斉に襲い掛かった。2対1で囲まれ、最初は抵抗していたが力の差は歴然であっという間に組み敷かれた。僕も例外でなく柔道を知っているからとかいうレベルではなく運動能力差が能力差が全然違っていた。
あるチームは男子にマウントポジションでビンタする。吹き飛ぶくらい強烈なビンタをくらうが体を固定されているためすぐに次の打撃がくる。めった打ち状態であった。
別のチームは女子2人がかりで尻で男の顔とお腹を圧迫責めで潰す・・・・
女子たちはその運動能力をもって、男子たちを虐めていた。男子たちの悲鳴と絶叫があちこちから聞こえてきた。
僕は2人がかりであの凶悪な太ももによる胴締めを掛けられていた。僕はお腹を潰されて悲鳴すら出せなくなっていた。呼吸も満足に出来ない・・・
「カハッ・・・ク・・ル・・シ・・イィィ・・カヒュー・・・」
僕は必死にギブアップの意思表示をするが無視された。
「辛いよね。こんな太ももで絞められたら。早く逃げないと死んじゃうよ。ほら、頑張れー!」
僕は脱出しようとするが、鋼のように固くなっている太ももには指1本入れる隙間も無かった。2人は交互に力を入れて悲鳴を上げさせたり、失神はさせないよう窒息寸前で力を緩めたり、ゆっくり力をこめて恐怖させたり、とあらゆる方法で僕を虐めてきた。
・・・・・・・・
30分くらい経過し、部長が終了の合図を出す。
「そろそろ終わろうか。男子たちも逆らう気がなさそうだしね。」
男子たちは虐められる中で衣服をはぎ取られ全裸にさせられていた。
「男子たちは正座。女子に向かって土下座しなさい。少しでも反抗しようとする態度だったらまた虐めるよ。」
部長のその言葉に男子たちは額を地面につけて同じチームの女子に許しを請う。部長のリエは、虐めていた目の前の男子の顎をグッと引っ張り無理やり顔を上げさせた。彼は2人から交互に絞め技を受けて何度も失神させられていた。
首四の字、チョークスリーパー、三角絞め・・・
落ちるたびに2人は交代して何度も絞め落とした。彼は終わるまで10回以上落とされていた。今ではリエが動くだけでガクガクと震えていた。
「ボコボコにされて全裸にさせられて悔しくないの?めっちゃ震えてるけど何もできなかったくせに何で?」
あれ?っとリエはふと気が付いたように、男子の下半身に足先を伸ばす。あんなにひどい目に遭ったはずなのに股間は大きく膨らんでいたからだ。
「虐められてたのに反応しちゃってる・・・」
子馬鹿にしてクスッと笑うリエ。男子はとっさに手で隠してしまう。
「手を動かしていいって言ってないよ。手をどけて」
「やだ・・・・だめ・・・」
「どけてって言ってるの。早く!」
リエの圧力に負けて、手をどけてしまう。なぜか先ほどよりアソコは膨らんでいた。
「アゥッ・・・アッ・・・ヒグッ・・・許して・・・ください・・・」
男は泣き、必死に許しを請う。土下座をしようとしている。
「だーめ。君は不合格で次の練習にも残ってもらうから。」
そう言うとリエとペアを組んでいたサチはその男子を無理やり立たせて引っ張るように準備室に連行した。男子は泣きじゃくりながら拒絶しているが聞き入れてもらえなかった。
「他の子も勃起してるんじゃないの?みんな確認して。」
僕を含めて他のチームの男子も次々と勃起しているものが見つかり、結局大丈夫だったのは2年生の男子1人のみであった。
「君はやるわね。特別に次の練習は今日は免除してあげるわ。その代わり途中で勃起したらすぐ練習に戻ってもらうわ。」
同じチームの女子たちは不満そうだったが部長の言葉に従う。2人は男子のそばで逃げ出さないように立っている。
3.入部テスト
「じゃあ次は<顔面騎乗>の練習ね。準備室にある椅子を運んでちょうだい。」
女子は男子たちに長椅子のようなものを運ばせた。それは手足の部分には拘束具がついており、頭の部分には箱のようなものが付いていて、仰向けに寝た状態で箱をかぶせると顔面部分が表に出ているようになっていた。
男子たちはそこに仰向けになるよう言われる。反抗的だった男子たちも先ほどの洗礼を受けて言われるがまま従う。抵抗すればどんな目にあうか十分に味わった。
女子たちは仰向けになった男子たちをテキパキと拘束していく。手足を手錠のようなもので、頭には一部穴の開いた箱をかぶせた。手足は自由に動かせなくなり、顔を横に向けることが出来なくなった。
「じゃあ今から私たちが先に実演するから見ててね。今日は男子がどれだけ我慢できるか確認してもらうおうかな。大会に向けて限界を知る必要があるからね。」
リエがそう言うと、サチは先ほどの男子の頭の上にまたがり腰を下ろす。サチのお尻で彼の鼻と口が完全に塞がれた状態となった。女性の柔らかい尻はやがて彼を追い詰める凶器となる。始めはふわっとした感触を味わえて気持ちよかったが、時間がたつにつれ酸素が無くなっていき苦しくなっていく。苦痛から逃れるため体を懸命によじり、顔を横に向けようとするがビクともしない。
30秒・・・1分・・・1分半・・・
時間が過ぎるごとに激しく暴れていた彼も次第に弱っていく。限界かというところで、サチは腰を上げた。男子は貪るように息を吸った。
「こうやって男子を窒息させてどれだけ頑張れるか確認しましょう。今日は初日だから軽めでいいわよ。とりあえず全員2分クリア出来たら終了ね。」
リエはさらっと恐ろしいことを言った。1分くらいでめちゃくちゃ暴れていたのに続くものなのか・・・
「今日は失神はさせないようにね。また次の練習があるから。落ちる前に痙攣してくるからそこまでは大丈夫だよ。じゃあ、2回目行くよ~」
サチは楽しそうに再び腰を下ろした。息も整わないうちに再び顔面騎乗が始まる。他のチームも合わせて顔面騎乗があちこちで始まった。手足をもがき椅子に打ち付ける音と、時々息継ぎさせてもらった時の悲鳴に近い深呼吸がどこからも聞こえてきた。僕もメグミとカナに代わる代わる呼吸管理された・・・
・・・・・・・僕はメグミとカナに交互に顔面騎乗させられている。
「ユウ君全然ダメじゃん!1分でこんなに暴れてたら先持たないよ。」
何度も何度も息を止められて30秒過ぎたあたりから限界がきており、ジタバタしたためこうして息継ぎが許されるたびに叱られた。
「いっそのこと失神させちゃおっか。命乞いばっかりして可哀そうだよ。」
カナはさらっと恐ろしいことを言う。カナはムッチリとした大きなお尻で僕の顔をすっぽりと塞いでいる。酸素を求めて隙間を作ろうとするがムチムチと動くお尻がそれを許さない。
「今日はダメだよ。失神させるのは明日からだよ。いっぱい命乞いさせようね。」
メグミは暴れる僕の腕をつかみ、バタバタさせないようにしていた。メグミの腕の力は強く思ったように動かせなくなっていた。
「あっ、ユウ君の腕がビクビク痙攣してきた。カナ、息させてあげて」
間一髪窒息寸前でカナはお尻を上げた。ハァア!!ヒャァア!!と声を上げて必死に酸素を取り込む。3回ほど呼吸した後、すぐにお尻が下りてくる。
「ハァーハァーもうだめ・・・ゆる・・し・・ンムグゥゥ!!!」
息が整わないうちに何回も何回も窒息責めを行う。毎回お尻を上げてくれるタイミングはメグミもカナもバラバラでいつ終わるか分からない恐怖がずっとあった。苦しくないうちに息をさせてくれたと思ったら、次は意識が飛びそうになるまで我慢させられたりとふり幅のある責めで、意識を朦朧とさせられた。考えることを放棄してしまって一刻も早く部活動の終了を待ち望み、呼吸が許されるたびに悲鳴を上げることを繰り返した。
・・・・・・・
結局この日は顔面騎乗だけで部活動の時間は終了した。メグミが言っていた明日から失神もあるというのを聞いて絶望している。
僕は生きて半年間を迎えられるのだろうか・・・
続く
4.特訓(絞め技)
5.練習試合
今日は隣の市のB高と練習試合であった。
・・・・・・・・・
次回作にご期待ください。
7.冤罪
次回作にご期待ください。
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