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IUSE 3Dプリンター

Amazonの商品名にブランド名も型番も書かれていないこちらの3Dプリンターを使用したのでレビューします。7/14現在2万円どころかクーポン利用で1万8千円を切る価格で販売されており、3Dプリンターの中では超格安の部類。紹介ページには中華の香りのする不思議な日本語が並んでおり、怪しい雰囲気が漂います。

開封

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箱を開封して内容物をすべて並べてみました。

3Dプリンター本体にさえ型番を表すようなシールが貼ってありませんでしたが、「IUSE」でググると出てくるIUSE IUM1と同機種だと思われます。本体のサイズは約190mm×195mm×270mmと結構コンパクト。ただし造形できるサイズも110mm×110mm×125mmと小さいです。付属するフィラメントは200g、交換用のノズルもついてきます。

サンプルデータの印刷

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とりあえず取扱説明書を読みながら、同梱されているSDカードに保存されているサンプルモデルを印刷してみます。ありがたいことに造形テーブルやノズルの位置は出荷時に調整済みだそうで、フィラメントを入れて電源を入れたらすぐ印刷できます。3Dプリンター初心者の僕にとってこれはうれしい。フィラメントの挿入も簡単でレバーを押しながらノズル部まで差し込むだけです。造形テーブルは磁石で本体に取り付けられる形になっており、取り外しやすくて好印象。印刷前にあらかじめスティックのりを台に塗っておきます。ちなみに電源ボタンはケーブル側についています。ちょっとノスタルジーを感じますね。

本体についているボタンはつまみ一つだけというシンプルさ。左右にひねって項目を選択し、押し込むと決定になります。今回はSDカード内のdice.gcode(さいころ)を選択して印刷開始。

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印刷時間は思ったよりに早く、10~20分で約20㎜×20㎜×20㎜のさいころが印刷されました。肝心の印刷結果ですが、大体の形状は表現されているのですが、ところどころずれてしまっています。また一層一層の幅が厚く段差が目立ちます。円もどことなく縦長になっている気が...? でもこれはデータが原因な気がします。

また印刷終了後にフィラメントの抜き取りを試してみました。取説では自動でフィラメントが外れると書いてありましたが、エクストルーダーの歯車がフィラメントを削ってしまいでてきません。モーターの音が鳴りだしたら自分の手で抜き取った方がよさそうです。

自作モデルデータの印刷

今度は自作のモデルデータを使って印刷してみます。USBケーブルでPCと直接接続することもできますが、今回はSDカード経由で印刷することにします。(PCの近くに3Dプリンターが置けなかった)

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印刷に使うモデルはこちらの電車のつり革。オープンソースの3D制作ソフト Blenderでモデリングしたものです。

取説にはRepetierというソフトを使うように書いてあったので、ダウンロードしてインストールします。このソフトを使ってモデルデータをスライスし、プリンターで印刷できるようにします。取説に書かれている推奨設定を入力し、gcodeデータを書き出してSDカードに保存し印刷。

が、印刷を開始してもフィラメントが出てこなかったり、ノズルが造形テーブルを溶かしてガタガタになってしまったり、問題が発生。フィラメントを何度か入れ直し、造形テーブルとノズルの位置を調整して何とか印刷できるようになりました。初回はうまくいったのになぜ?

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印刷した結果がこちらです。さいころよりも各層は薄くきれいに見えますが、ところどころうねっています。またラフトがうまくとれずガタガタに...。曲面部は一部内部が見えてしまっています。上部のわっかも歪んでしまいました。このあたりは本体の性能だけでなくスライサーソフトの問題のような気がします。gcodeデータを書き出せる他のスライサーソフトを試してみる必要がありますね。

感想

自分でモデリングしたデータを現実世界で触れるようになるのは楽しくうれしいことです。いい時代になりました。

何回か使ってみた感想としては、スマホスタンドやクッキーの型のような、大雑把に形状が出てればいい物を作るには十分な性能を持っていると思います。プラモデルや鉄道模型、フィギュアの部品のような細かい物を作るには本体やスライサーソフトの調整が不可欠ですし、精度も期待できません。そのような用途であればもっと高級で高い性能を持つ製品を使う方が幸せになれると思います。また解放型なので、動作音の静かさを求めている方にはおすすめできないかな...

ただ2万円を切る価格でこの性能はむしろ高いと思います。高いコスパを求めていて高精度は必要なく試行錯誤を楽しめる方にはおすすめできます。



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