2022年を振り返る

 2022年で書いた物を振り返っていこうと思います。
 あんまり書いてない気もするけどどうかなあ。自分でも何を書いたか忘れちゃってるかも。
 いくぞ!!!!

1月

「深海に潜る」

■男子校時代、カモフラージュとして付き合っていた男が怖かったので、卒業と同時に逃げたら数年後に再会してしまった話。

 これ今年の一番最初に書いたんですね。
 全然覚えてないなあ。去年書いたと思ってました。時の流れが……ぐちゃぐちゃ……。
 この頃はTwitterにとりあえず思いついた話をメモして後日書くみたいなことをしていたので、これもその一つだったと思います。

 王道的な男子校で男と付き合うのが当たり前の世界。
 でも男と付き合うのはちょっと無理……て感じのノンケ主人公くん。人のノリに合わせるタイプだったから、誰かしらと付き合わないと頭を悩ませていたところ、同室の男に付き合ってることにしないかって聞かれて頷いちゃうやつ。卒業までなんとか貞操守って逃げたけど数年後に再会して「なんで逃げたの?」って聞かれるやつ。
 私は執着攻めが好きなんですけど、その中でも時をかける執着攻めが好きというか、執着攻めの名を博す者なら年月とかで諦めて欲しくないので、何年経っても追いかけ回して欲しい。
 そんな想いから書きました。
 バッドエンドと言えばバッドエンド? いや、攻めからすればハッピーエンドなので、メリバかなあ。
 今後は学生生活出来なかったことの続きをしていくのかなと思います。


「全部お前が悪い!」


■サークルクラッシャーで沢山書いてた番外編を一本にまとめたもの。BOOTHで無料ダウンロード出来るようにしてます。

 これも今年でしたね。一月めっちゃ頑張ってない?
 サークラみたいなコメディ系は割と本編が終了した後でも短編とか書けるし、キャラを覚えている間はいっぱい書きたくなるので書きまくってたら一冊分溜まったので本にしました。
 せっかくなので本編の表紙を描いてくださったPANAさんに表紙のイラストを頼んで、デザインは日野かじおさんにお願いしました。すごく可愛い表紙になったと思います!!
 サークラは本編も番外編とかも終了したとはいえ、書こうと思えば短編とかその後も書けるな~っていうくくりです。私の中で。
 ちょきん。もそれに近い。ちょきん。は社会人までいって割とハピエンに出来た気がするので、サークラも社会人まで書いたらちゃんとラブラブも書けそうな気がする。
 でも私がラブラブというものを書くのがあまり得意じゃないので今後も似た関係が続くかも知れない。
 ほまるんは私好みの受けど真ん中なので、書いてて楽しい。水橋も似たタイプかも(黒髪三白眼)。だから沢山書けるのか……?

2月

 原稿してました。

3月

「エイリアン・パスポート」

■宇宙人が人間に化けてしょっちゅう地球に行っていたら、地球人の子供に惚れられて、会う度に大きくなっていって告白される話。

 イベントで出した本ですね。
 この話は今までとちょっと毛色が違う話にしよう~~って思って書きました。実際、読んでくれた友人からも本当に今までと全然違ってびびったって言われて、そうよなあって自分でも思った。なんだろう、受けが割と光タイプの受けだから……? 攻めがそこまでヤンデレで性格が悪くないから……? 光系カプだからですかね?
 今までのテイストと大分違うので、正直書いてきた中でも人気はあまりないな……って感じなんですけど、読んでくださった方からの感想だと好感触なものが多くて、頂ける度に喜んでました。
 この話はキラキラの紙にPPをつけたので、感触がちょっと不思議な感じになりました。うっすらキラキラしている感じが気に入ってます!
 デザインは花狐さんにお願いしました。色々と要望を聞いて下さってありがとうございます。
 あ!あとこれ、庭のパンフレットの一押しに紹介されました!感想送って下さった方、ありがとうございます!庭のパンフレットで紹介されるのは、泣かぬ、ちょきん以来なので嬉しかったです😘
 私個人としては気に入ってる話なので、なんかまた番外編とか書きたいなあと思ってます。

「俺の人生の主役がもう、お前になりませんように!」

■昔から幼馴染みの取り巻きだった主人公が、幼馴染みのあまりの性格の悪さに切れて逃げたら逃げられなかった感じの話。

 これもイベントで出した本です。
 エイパがあまりにも毛色が違いすぎるので、これ、全然売れないんじゃない……!?てエイパを脱稿したあと不安鬱動悸吐き気焦りになって、締め切りぎりぎりの三日で書き上げた話です。仕事もあったのであまり寝ずに書いた。
 実際こっちの方が売れたしなんならDL数も今までの話全部の中でこの話が一番人気なので、物語って書く時間とか関係ないんだな……って知らしめられた話でもあります。 
 でも正直こっちの話の方が大分書きやすくて、だからこそ短期間で書けたとも言えます。やっぱりこういう方向性の方があってるのかもな~って感じました。楽しいしな、こういうカプ。
 これも多分この頃流行ってたTwitterにちょっとあらすじ書いて、それを本編にするみたいな方式です。割と伸びてる話とか、皆読みたいかなあっていう指標にもなって書きやすいんで、たまにしています。
 最近は書くこと自体がおろそかになっててあれなんですけど……。
 エイパがごりごりのハピエンだったので、じゃあこっちはどんなエンドになろうが、なんでもいいか……って気持ちでめっちゃメリバにしました。主人公的にはバッドエンドだけど攻めにとってはハッピーエンド、みたいなエンド、好きすぎる。長編はハピエンが好きなんですけど、短編は死ぬみたいなバッドエンドじゃなければ割となんでも食べられます。
 主人公が最後逃げられなかったオチ好きすぎん? て思いつつそういう余白を持たせる感じのエンドが好きなんですよね。
 お互いの人生の主役がお互いなカプ。受けが違う人間を主人公にした瞬間終わりそう。
 ちなみにこの話は出張編集部に出したりもしました。結果はネットに表示しないでねって感じだったので詳しくは語らないんですけど、個人的には結構良かったです。
 講評も納得できました。また来年持っていきたいですね。
 

4月


「異世界で知識無双していた俺が、上位互換の異世界人のハメ穴にされた件」


■異世界転移して、俺TUEEEEEE!してた主人公くんが、後から転移してきた自分の上位互換的ヒーローのハメ穴にされる話。

 突然ムーンで頑張ろう期がきて書きました。
 やっぱファンタジーはどんなとんでも設定でも応用が利くから最強よ!って思ったので、とことんエロにしました。現実世界設定だと難しいことも出来る! そう、ファンタジー世界ならね。だから異世界転移に淫紋はマスト。
 執着と書いてじょうしきと読むんだよ!
 私は王道的な話が好きなんですけど、そこから少し外れた展開が好みなので、これもなろう系としては王道の知識無双俺ツエーみたいな主人公だったんですけど、それよりも上位互換の主人公に犯される話が読みたいなって感じで書きました。
 エロ特化の話なので、ストーリーとかあんまりないですけど、続きを書いたらもうちょっと心理描写とか書けたのかなあって気もします。
 

5月

「寝ている間にお嫁さん?」

■異世界におまけで転移させられた主人公、透は優しい神父であるゼアンの計らいにより、異世界の事を学びながら花屋で働いていた。
 しかしある日転職が決まり、喜びながらゼアンと夜通し飲んで、朝目が覚めるとゼアンの伴侶という立場になっていた。
 一体どうして……!?

 ムーンで頑張ろう期継続中。
 今回はちゃんとラストまで書き切るというか、ハメ穴がちょっと尻切れとんぼだったかなあと思ってたので、頭の中でこうこうこうしてこうやってこれで終わる!て決めて書きました。アイノウが二人の愛の実を食べてめちゃうま!って感じのラスト。
 短編は割とラストを決めてから書くことが多いんですけど、長編はラストを決めないで書くか、ラストだけ決めて中間考えないで書くことが多いので……。とはいえ、ここまで長くなる予定じゃなかったんですけど長くなっちゃいました。でもランキングとか入って嬉しかった記憶があります。
 私は異世界に転移する受けはチート受けも好きなんですけど、なんの力もない一般人が世界に翻弄される系が大分好きなので、そういう受けにしました。
 うっ……珍しくもない……異世界トリップ……うぅっ……頭が……!

 睡眠姦が書きたかったので全体的に睡眠姦です。感想として思っていたよりも攻めが可愛いって言われて良かったです。攻めの読者からの好感度低そうだなと思いながら書いてたので。踏み台にしようと思っていた男に普通にメロメロになっちゃう攻めは可愛いですよね。

 こういう、睡眠姦系の話で最後まで一切バレないのはあまり見ないなあと思いつつ、私は別に勧善懲悪を目指して書いてないので、攻めには一度隠したなら隠し通してほしいし、受けはそんな攻めを受け入れつつ幸せになって欲しいと思って書いてます。
 バレてもバレなくてもどっちでもいいんですけど、バレるところまで書いたら収集着かないのでこんな感じで。
 でもバレたとしても、今更透はそれでゼアンを嫌いになることもないと思います。
 この二人はラブラブになったのでもう書かなくてもいいかな。
(ラブラブになったら書かなくてもいいシステム)

6月

 お嫁さん? をずっと連載してました。
 2022年で一番頑張って書いてた時期

7月

 原稿してました。

8月

 

「おはようございます、先輩♡」

■崇拝系ヤンデレ×大学デビュー不憫先輩。
 先輩に対して盲目的な後輩が、大好きな先輩を拉致監禁して恋人にするまでの話です。無理矢理多めだけど攻めは割と優しめ(当社比)

 イベントで出した本ですね。
 ここまで割とコンスタントに小説書いてるじゃんって振り返ってびびりました。このイベントが終わった後、燃え尽きて心が死んじゃったんだよね……。

 前回のイベントで毛色の違うエイパを出したので、今回はいつも書くような話にしようと思って書いた話です。
 とはいえ、書いてみるとやっぱり普段とはちょっと違うような気もしました。攻めが受けに割と優しいから?
 もっと人の心を持たないような自己中攻めにすべきだったかもしれない。いや自分が好きだからって言って監禁する攻めは大分自己中ですけど。
 でも受けを神のように崇めている気持ち悪い崇拝攻めって好みだからそれを書きたかった。
 割と書きたかったこと全部書けて満足しました。
 この話はハピエン……というよりはビターエンドって感じがしますけど、少なくとも攻めは幸せなんじゃないかなって思います。
 私の中でBLは攻めが受けとくっついて幸せになったかどうか、みたいなところがある。でもこの話の受けは……
 まだDL版作ってないので、語るのは作ってからにします。
 装丁をTWさんにお願いしたので、超格好良い装丁になったと思います。この頃はコロナの影響で値上がりがエグかったんですけど、どうせ頼むなら最高にしたいと思って特殊装丁盛りました。
 うおおおおお小口染め箔押し特殊紙!頑張れよ俺の財布!!!!でも格好良い装丁になったので満足。

「今の表情、もっかい見せて」

■無表情だけど中身は割と普通の受けが好きな女の子の家にお見舞いに行ったら、その兄に目を付けられる話。
 イカつめ兄×無表情受け

 前回のイベントで書けたんだからと今回もいける気がして書きました。結果ちょっと締め切りは遅れた……。余裕を見せたのがよくなかった。
 サブ短編的な扱いの本。こっちはデザインとかも自分でやってるので、時間との勝負。
 メインの話がいつも書いてるようなカプだったので、こっちは普段とちょい違う感じのカプにしようと思って書きました。攻めのビジュアルは私のよく書くタイプだけど、中身は割といいやつというか、高校でびゅうの西園が好きな人は多分好き。
 この短さなら全然売れなくてもダメージとかないと思って自由に書きました。
 でも結果的にはこっちも結構楽しんで貰えたので、書いてよかったです。個人的にも割と気に入ってるカプ。
 こういう、無表情だけど心の中身はうるさいキャラクター好きなんですよね。漫画感が強いので、本当は漫画で書きたかったという気持ちもあります。私に漫画が書ければ……!
 源悟くん視点のエロが書くのめちゃくちゃ楽しかった。
 自分の中のイメージが崩れないって所が小説のいい所でもあるので、今後も小説を頑張ります。
 

9月


 イベント。虚無期間

10月

「サトリの子孫と淫魔の子孫」


■淫魔の血を引く男×サトリの血を引く男
 目を見たら魅了出来る能力×目を見たやつの心を読める能力
 を持った二人の話。

 前から書きたいな~って思ってた設定を書いてみた。
 いい人面する人の心が読める主人公(メンタル強め)メンタル強めの受けが泣いちゃう顔とかめっちゃかわいいので好き。
 あと人を小馬鹿にしてた攻めが普通に恋に落ちてしまうのも一生書きたい。
 この話はまだまだ書ける気がしたけど、長くなったので一旦切りました。
 こういう猫かぶり的な受けも書いてて好きだし犯し甲斐があって良い。私は特殊設定があるBLを書くのが結構好きで、そこから物語が発展したりするので、書いてて楽しいんですよね。
 大学生編とか攻め視点とか、書きたいところが全然書けていないので、もしかしたら本にして続きを書くかもしれないです。
 来年の庭……いや……でも……悩

11月

「どうせ最後には俺を選ぶでしょ?」

■Twitterの彼シャツBL企画で書いたのんびり気まぐれ幼馴染み×世話焼き脳天気童貞

 これ11月って書いたけど、実際に書いたのは多分4月とか5月とか……。ぽいぴくに置いてたけどぽいぴくって何月にかいたかよくわからなかったのでここにおきました。
 だから11月は実質何も書いてないです。虚無。天井だけ見てすごしてきた。
 短編なので特に語ることはないんですけど、こういうほのぼの系の話って私が書いて需要はあるんだろうか……って気もする。なんか大元にでかい長編を書いて、そのキャラ達のほのぼのなら書きやすいんですけど、短編でほのぼのって難しい!
 短編だからいいけど、長編だとこのテンションは描き続けられないかも。殺人事件とか起こしたくなる。
 なんというか、話に展開がないっていうか、三行にまとめようと思えば三行にまとめられる話を引き延ばしてしまったって感じが……。企画小説って難しい~~!でも企画自体は楽しいからまたやりたい。

12月

「ごっこ遊びの終わり」

 奴隷ごっこの続編?
 12月も虚無、ずっと天井見てる。もうだめかもしれん……をしてたんですけど、クリスマス間際にふと弟が兄を好きだって所をもっと見たい!!!!!って気持ちが振ってきたので書きました。
 奴隷ごっこシリーズっていつも年の瀬に書いてるから、それもあるのかも。年の瀬といえば奴隷ごっこよ。
 兄が死にそうになっているところを見て焦る弟が見たい!
 兄が外に出て、自分から離れてしまうかもって不安になっている弟が見たい!
 気が付けば兄に執着し続けている弟が見たい!
 って気持ちで書きました。あんなに書けなかったのに、書こうと思ったら一瞬で書けるの不思議ですね。
 でもなんか、この兄弟はずっと陰の方向に進み続けて最後破滅するか無理心中するか兄が弟を殺すかその逆かどれかだろうなって思ってたので、今回ちょっとそのルートを脱せてよかったなって思いました。
 どんな道を歩き続けても行き止まりっていう世界がいいんじゃん!ていう性癖の人には申し訳ないかもしれないけど、一本ぐらい抜け道があってもいいと思った。

 2022年に書いたのはこんな感じ。
 あ、あとはるさんの同人誌の原作やりました。原作っていうか、このブログみたいに一気に打ったプロットを渡したらそのまま漫画になっててわろた。

本当はもっと書きたい話とか色々あって、それを書こうと思ってたんですけど、9月以降虚無だったのでまた来年頑張りたい。
ムーンの方も頑張りたい。

 あと今年は全然書かなかったなあと思ったけど、こうやって書き終わってみるとそうでもないかも。来年も同じくらいはせめて書いていきたいですね。
 それでは、2022年、読んでくださった皆様ありがとうございました。

 2023年もまたよろしくお願いします。

日下部しま
 
 

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