格闘ゲームを始めて辞めたり再開したりやらなくなったり結局好きだったりの話

2017年末頃のこと、あまりに暇だったので新しい刺激を求め色んなものを物色していた、その中で格ゲーをやってみようと思った経緯や理由は特に覚えていないがギルティギアイグザードレヴ2というゲームのデザインに惹かれて買ったのが格ゲーとの出会いだった。

前知識無しで新しい世界に飛び込むのは何事においても楽しいことで、キャラクターを動かしたりコマンドを入れて必殺技を出すという今までの経験にないことをするのも特異な手続きをこなしている感じがして楽しかった。
格ゲーはハードルが高いなんてのはただの噂話に過ぎないと思っていた。

オンライン対戦に手を出すまでは。


オンライン対戦を100戦ほどやった、一度も勝てなかった。
意味が分からなかったがそれゆえに痛みを感じる前だったので100戦もできたんだと思う。

途中からは神経が通り始めたのか、勝てない自分に情けなくなってきた。
どういう事?そう思った時自分は致命的な間違いをしているかもしれないと、思い始めた。

「前知識無しで新しい世界に飛び込むのは何事においても楽しいこと」
今となって思う、格ゲーにおいてそれは間違った認識だった。
厳密にいうと格ゲーが前知識無しの初心者を許してくれる段階なんてのはいとも簡単に抜け出せてしまえる領域のことでしかなかった。

当時の私はクリア後を除いて攻略サイトや動画等で攻略法を調べる習慣がなく、ゲームを始めた直後から積極的に情報収集の必要があることにギャップを感じて一週間とせずに挫折して辞めてしまった。

それから半年後すぐに辞めたゲームの事なんてのは当たり前に忘れていたころ、その時はwebラジオをよく聞いていて色んなラジオを探しては全エピソードを消化するのを繰り返していた。

そして、あるwebラジオと出会った。

「ぶるらじ」ブレイブルーという格ゲーシリーズの声優がパーソナリティーおよびゲストを務めるラジオ(だったと思う)
声優さんの知識はおろか普段からアニメを見ることすらない自分が何故このラジオを見始めたかというと、ギルティギアとコラボをしている回があって、それが目に映ったからだった。

ぶるらじを見ていると苦い記憶とともに格ゲーに手を出した時の初期衝動を思い出してきて、いてもたってもいられなかった。
PS4の電源を入れてギルティギアを再インストールする、そこから改めて格ゲーを本格的に始めたが意外にも上手く行き始めた。

攻略法を調べる、動画を見る、ゲーム配信を見に行って他のユーザーたちに攻略を聞きに行く、などをして積極的に格ゲーをしに行っていた。
なんやかんやあり気づくと当初の目標はあっという間に達成していた。
(段位20段)

ただそこからはかなり苦しくなり始めた、初心者もいなくなり基本的に周りは格上のプレイヤーのみで、時間的に一日一時間やることが限界な人間にとってそれ以上を目指すのは厳しいと感じ、ほとんど燃え尽き症候群的な感じもあり、満足感とともに2019年に格ゲーを引退した。


まあでもね、ギルティギア現役勢の皆様はお察しだと思います。
2021年の6月に最新作であるギルティギアストライヴが発売された、それを聞いて私はまたしてもいてもたってもいられなくなり、普通に予約もしたしアーケードコントローラーも購入してPAD勢からアケコン勢にジョブチェンジをした。

発売から一ヶ月間ほどやりまくり、ストライヴでの目標も達成した(ランクタワー10階)
前作の経験や知識も力になってくれたおかげでずっと楽しくプレイできて、最後に格ゲーをやっていた時から比べるとゲームに対する取り組み方が変わったりもしていたのですんなり辞めてほかのゲームに移った。

そこからはたまに来るアップデートの度に少しずつやってはほかのゲームに移りを繰り返して、自分にとって格ゲーは結果的にとてもいい距離感のゲームジャンルになった、とても好ましい所に落ち着けた。


まとめ

最初にほんの興味本位で始めた格ゲー、絶望的な挫折を味わったりぶるらじに救われて格ゲーに復帰したり、ゲームを積極的に攻略しに行く姿勢を学んだり。

格ゲーで得た精神はゲームだけでなく、色んな事に相対する上でもすごく役に立ったことなので格ゲーと出会わせてくれたギルティギアという作品、そして制作者の方々、石渡太輔さん(創造神)には感謝してもしきれません。

みんなもギルティギアをやろう!


自慢ですが先日ランクタワー最上階である天上階に上がれました。

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