好きな曲

こんにちは。突然ですが、皆さんには「多分これは死ぬまで好きだろうな」って曲はありますか?僕は数えきれないほどあります。誰得もいい所ですが、ここにその一部を書き留めておこうと思いました。

⓵Guns N' Roses「Nobember Rain」
https://www.youtube.com/watch?v=8SbUC-UaAxE

アメリカのロックバンドGuns N' Rosesの2枚同時発売アルバム「Use your illusion1&2」の1に収録されているバラード。イントロから荘厳なピアノとアクセル独特の声がゆったりと入ります。スラッシュの美しいギターソロを挟んで6.5分ほどこの曲調が続いた後、雰囲気ががらっと変わります。怪しげなピアノ、スラッシュの胸をかきむしるようなギターソロ、アクセルの絶叫、分厚いコーラス…
ガンズといえば、1stの「Appetite for destruction」のような古き良きハードロックのイメージが強いですが、こんなに美しいバラードも書けるのか、と衝撃でした。浪人時代にこの曲に出会ったのですが、一日中この曲のことで頭がいっぱいになった記憶があります。

②Angra「Running Alone」
https://www.youtube.com/watch?v=3pMcr-Jn5L0

ブラジルのメタルバンドAngraの「Rebirth」に収録されている、疾走感あふれる一曲。Angraはこのひとつ前のアルバムで、ボーカル・ベース・ドラムが脱退するという最大のピンチに陥りました。そこで残されたギターのラファエルとキコが、前任者を凌駕する技術を持つ人を加入させて作ったのがこのアルバムです。Running Aloneはその時最初に作った曲。特に印象的なのが、3:30ぐらいから流れるピアノソロです。流麗という言葉がぴったりと当てはまりますね。このアルバムで、AngraはまさにRebirth(再生)しました。

③エレファントカシマシ「歴史前夜」
https://www.youtube.com/watch?v=MJmfO15ZjZs

私が日本で一番好きなバンド、エレファントカシマシの曲「歴史」の原型です。原型と表現したのは、歌詞がないからです(一応歌ってはいるけど歌詞は適当)。エレカシの良さは、爆発的な反骨心・男性の哀愁・時に不器用な愛などを、メロディと歌詞の両面から生々しいまでに表現している所だと個人的に思っているのですが、この動画を見て、歌詞がなくとも音と声だけでこれほどまでに表現できるのか、とひっくり返りました。演者はメンバーの4人だけです。技術的にも何も特別なことはしていません。なのになぜ……

④毛皮のマリーズ「Mary lou」
https://www.youtube.com/watch?v=VUhqa7zA1pE

2010年メジャーデビュー、2011年末解散。何ともロックな経歴を持つ毛皮のマリーズのバラードです。国産のバラードはちょっと甘すぎて苦手なのですが、この曲に関しては、豪華絢爛なアレンジと、とうに過ぎ去った時代の純粋な恋愛への憧憬が感じられる点で、頭一つ抜けていると思います。普通のバラードは、元カノ元カレがどうだの、ずっと一緒にいようよだのがテーマですが、志磨さんが語るのは、もはや馬鹿馬鹿しいぐらい抽象的で、純粋で、希少な恋愛です。そしてその情景を増幅させるのが、フロントマン志磨遼平の強烈な存在感なのです。

⑤Ozzy Osbourne「Mr.Crowley」
https://www.youtube.com/watch?v=G3LvhdFEOqs

「メタルの帝王」Ozzy Osbourneの1stに収録されている、クラシカルなギターとオジーの硬質な(そして何を言ってるか全く分かんない)ボーカルが印象的な一曲。ラストにある、今は亡きRandy Rhoadsのギターソロがあまりにも美しすぎます。コードは単純、Dm/Gm/C/F...の4度進行ですが、ランディの天才的な構築が、この曲をギター史に残る名曲へと昇華させました。一体何を食ったら何を飲んだらあんなフレーズを思いつくのでしょうか。夭折したのが本当に惜しまれます…

⑥夏川りみ「楽園~マカル・サリ~」
https://www.youtube.com/watch?v=_oxVvKTaxaw

私が最初に買ってもらったCDは井上陽水のベスト、次に買ってもらったのは平井堅のfakin' pop、その次に買ってもらったのが、夏川りみの「てぃだ~太陽・風ぬ思い~」でした。小学校の時、ベッドの脇にあったコンポにこのCDを入れ、寝る前によく聴いていたのですが、楽園は後半の方にある曲なので、この曲が耳に入る時は大体眠れない時でした。切ないとはちょっと違う、恋しいともちょっと違う、水底に沈んでいくような独特の哀愁ある曲調が、幼いころの眠れない私には若干怖く感じられました。同じく言葉で表現できない哀愁を感じる曲に、サンボマスターの「青春狂騒曲」があるのですが、こちらはまだカラっとしていて聴きやすいですね…
でもなぜか、この曲には定期的に触れたくなります。特に眠れない夜とかに。


とりあえず6曲あげてみました。めっちゃ時間かかりました。音楽の魅力を書き起こすってこんなにしんどいのですね。。
ここに書きたい曲はまだまだ他にもあるし、何なら上の6曲一つずつにもまだ表現しきれていない魅力があるのですが、キリがないのでいったんここで筆を置くことにします。

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