【2021年】家庭用ミニ耕運機のおすすめを紹介|選び方について
家庭菜園を始める際に必要なのが耕運作業。いくら小規模の畑でも、全てを手作業で行うのはなかなか重労働ですよね。重労働な作業を簡単に行いたい方におすすめなのが「家庭用ミニ耕運機」です。家庭用ミニ耕運機の購入を検討しているけど、種類が多くて何を選んだらいいか分からない方にも、ポイントに注目して選び方をご紹介します。
家庭用ミニ耕運機のできること
「家庭用ミニ耕運機と大型の耕運機で、できることに違いはあるの?」「ミニ耕運機で何ができるの?」と思っている方も多いはず。
結論からいうと家庭用ミニ耕運機と大型耕運機でできることは異なります。しかし、ミニ耕運機の家庭用でもさまざまな作業が簡単にできるようになります。それでは実際にどんなことができるのか詳しく見ていきましょう。
耕運
家庭用のミニ耕運機は、「耕運」作業を行うことができます。耕運作業とは、田畑を耕す作業の一つです。土を掘り起こして空気を混ぜることで、土の中に水分や肥料が取り込みやすくなり、野菜が育ちやすい環境をつくることができます。耕運機を使用することにより、その作業を簡単に効率よく行えます。
うねを立てる
家庭用のミニ耕運機は、「うねを立てる」作業を行うことができます。うねを立てるとは、耕した土を盛り上げ、畑の中に溝をつくることを意味します。溝を作ることで、「野菜を育てるスペース」と「作業するスペース」に分かれるため、効率よく作業を行うことができます。
除草する
家庭用のミニ耕運機では、「除草」作業をすることができます。畑に生えてくる雑草に栄養を取られてしまわないよう、雑草を刈り取ることです。手作業だと面倒な「除草」作業が、ミニ耕運機を使うことで、簡単に済ませられます。
家庭用ミニ耕運機の種類
耕運機には、さまざまな種類が合って選ぶのが難しいですよね。耕運機は、ロータリーというツメの部分を回転させることで、土を耕す仕組みとなっています。そのロータリーが本体のどの部分についているかで、耕運機は3種類に分かれています。
車輪タイプ
車輪に直接ロータリーがついているタイプを指します。前方にロータリーがついているので、初心者でも安全に使えること。また小回りがきくので、女性でも使いやすいのが車輪ロータリータイプのメリットです。
クワ代わりに使用できますが、パワーは他のタイプと比べて弱いので、硬い土などは何度も耕す必要があります。
フロントロータリータイプ
前方にロータリーがついているタイプを指します。こちらも前方にロータリーがついているので、足が巻き込まれる心配がなく、安全に使えること。また、方向転換がしやすく、畑の隅まで耕せるのがメリットです。
重力が後ろにあるため、重さがロータリーに伝わりづらく、深くまで食い込めないことがややデメリットとして挙げられます。
リアロータリータイプ
後方にロータリーがついているタイプを指します。車輪が前面にあり、引っ張って耕運機を動かすので、直線的に耕すことができます。また重さがロータリーに伝わりやすく、深くまで食い込みやすいので、硬い土でも耕せる1番定番の種類になっています。
後方にロータリーがついているため、足と近く巻き込まれる危険性があるので扱いに注意が必要です。
ここを見ればOK!家庭用ミニ耕運機の選び方
ミニ耕運機を選ぶ際に、以下のポイントに気をつけて選ぶと、自分に合ったミニ耕運機を見つけることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①動力(燃料)
耕運機を動かすための手段が3つあります。畑の規模や、周りの環境を考えながら選ぶことをおすすめします。
②電気式
電源のある小規模な畑や、自宅の庭であれば、耕運機の電気式を選ぶと良いでしょう。電気なので、他の燃料と比べても地球に優しいですし、とても経済的です。また、匂いや騒音も気にならないので、近隣への心配が一切ありません。なので、自宅の庭で家庭菜園をされる方や、小規模の畑での使用を考えている方は、電気式をおすすめします。
➂ガソリン式
メリット
パワーが強い(広い畑や硬い土を耕すことができる)
デメリット
メンテナンスが大変(燃料コスト/オイル交換/ガソリン抜きなど)
ガソリン式の耕運機は、比較的小型で軽量なものが多く、安定したパワフルなパワーで動かすことができます。しかし、排気や騒音が発生することや、ガソリンは長期保存ができないので2~3ヶ月で交換が必要といったメンテナンスに手間がかかるのがデメリットとして挙げられます。
畑の規模が大きい方や、メンテナンスがしっかりとできる方は、ミニ耕運機のガソリン式を選ぶのがおすすめです。
④ガス式
ガス式の耕運機は、家庭でもよく使われるカセットコンロ用のガスボンベで動かすことができます。ガソリン式よりも、簡単にガスボンベを入手できますし、保存にも困りません。
パワーはガソリン式よりは弱くなってしまうので、小規模な家庭菜園におすすめです。
⑤耕作面積に合った耕運機を選ぼう
耕運機を選ぶ際には、畑の大きさを確認することが大切です。大きさやパワーによって、1度に耕すことができる広さや、スピードが変わります。広い畑には「大きくパワーのある耕運機」、小さな畑には「パワーよりも小回りのきく耕運機」を選ぶと良いでしょう。
ほとんどの場合、耕せる面積の目安が、カタログや説明書に書かれているので、確認してみてくださいね。
⑥土質によって選ぶ重量が変わる
耕運機を選ぶ際には、自身の畑の土質に合うかどうかを確認することも大切です。柔らかい土質の畑であれば、軽量設計された耕運機がおすすめです。
硬めの土質の畑であれば、30kg以上の重さがある耕運機を選ぶと良いでしょう。
軽量設定された耕運機の場合、自分の体重を利用して土に食い込みやすくするため、作業が大変になります。一方で、重量の重い耕運機は、耕運機自体の重量で、深く土耕すことができます。なので、重さだけで決めずに、土質に合った、扱いやすい耕運機を選びましょう。
⑦耕幅
耕運機のシ種類によって、耕すことができる幅が異ってきます。もちろん広い畑には、耕幅が広い耕運機を選んだほうが、作業効率が上がるのでおすすめです。一方で小規模な家庭菜園等には、小回りがきいて、畑の隅まで耕すことができる狭い耕幅のものを選ぶのがおすすめします。
⑧作業のしやすさ
せっかく買ったのに使いずらい…なんてことがあったら嫌ですよね。操作をする上で大事なのが、耕運機のハンドル部分です。Y字のハンドルもあれば、ループ型のハンドルもあります。長時間使うものなので、腕力が弱い方は、ループ型のハンドルを選ぶことをおすすめします。
また、スイッチを入れると自動で耕運が始まる「クラッチレバー」や、「デッドマンクラッチ」がついているものを選ぶと便利です。左右のハンドルに「旋回レバー」がついているものであれば、簡単に方向転換ができるのでおすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね。
⑨使用目的
「耕す」「うねを立てる」「除草する」以外にもミニ耕運機でできることはあります。アタッチメントを付け替えることで、作業の幅もぐんと広がるので、ぜひ見てみてください。
・整地作業⇒耕した後の土を均平にすることができます。
・中耕、培土作業⇒うねの間を軽く耕すことで、新たな空気が土に入り、水分が届きやすくなります。
・マルチ作業⇒フィルムで土壌の表面を覆うことで、水分の蒸発を防ぐ効果があります。
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