歌ってみたの音源を渡すときに注意すること

こちらもsilverの主観で書きます。

MIX師さんに歌の音源を渡すとき注意しないといけないことがあります。
今から書くことは、初めて音源をMIX師さんに渡すときに、全て理解できて渡すのは難しいです。数回でできるようになるのも難しいんじゃないかな。やったことのないことをいきなりやるのは難しいです。

しかし、ほとんどの歌い手活動する皆さまは基本として理解していろんなMIX師さんに依頼しています。

MIX師さんの中でも今から書くことは気にせず全部やりますよ~とりあえずおくってくださいーっていう優しい方もいますが、

一度読んで、とりあえず渡してみて、やっていくうちに、そうかそういうことか!と理解できるまでどんどんやった方がよいでしょう。
とことん付き合ってくれて優しく教えてくれるMIX師さんに当たるといいですね。

初心者でほんとに1番最初に送ってみるという人は、一度ワンコーラスなどを信頼できそうなMIX師さん、意見を聞いてくれそうなMIX師さんに、この送り方であっているかどうか送ってみて聞いてみるのもよいでしょう。(はじめての方はsilverに送ってこれで他のMIX師さんに送っても大丈夫かどうか確認するのもOKですよ。無償で相談いたします。)

たくさんお金をかけて依頼料の高いMIX師さんはしっかり対応していただけると思いますが、

無償MIX師さんや、依頼料安価のMIX師さんにいろんな手を煩わせるのは申し訳ないので、

以下のことは基本としておさえておきましょう。

できないならできないと伝えるだけでもOKです。

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①歌のみの音源とoffvocal音源を別のデータにして送る

②頭出ししましょう

③歌詞に間違いがないか、足りないところがないか確認しましょう

④声が被ってしまうところがある場合別トラックで

⑤必要な歌いだしや語尾を切らないようにしましょう

⑥EQ、コンプ、リバーブ、ノイズゲートなどエフェクトはオフしましょう。

⑦歌のトラックは基本はモノラル、音声ファイルWAVで(Garage Bandお使いの皆さまはモノにならないのでステレオになっちゃいますね。)

⑧音割れ、吹かれがないか確認

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その他嬉しいこと

⑨曲名伝えましょう

⑩キー変更がある場合伝えましょう

⑪本家のURL教えてくれたら嬉しい

⑫ピッチ、リズムの修正が必要なら先にお伝えするといいし、逆にいらないなら先にいらないとお伝えしましょう。

⑬エフェクト、音量バランス、音質のリファレンスがあれば、先に伝えましょう。

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これらについて細かいことは少しづつ編集していきます。

①歌のみの音源とoffvocal音源を別のデータにして送る

offvocal音源は歌の入っていない音源ですが、他にもinst音源、カラオケ音源、オケなどいろいろ呼び方があります。人によって違いますがどれも同じことです。

MIXするには歌とoffvocal音源がデータで別になっていないといけません。offvocal音源に対して歌が聞こえるように音量を整えて1つのデータにするのがMIXですので、すでに歌とoffvocalが1つのデータになっていると音量整えることができません。必ず、歌のみの音源を送りましょう。

歌データにその辺に別端末やスピーカーから再生したoffvocal音源も一緒に録音していたり、ヘッドホンやイヤホンからたくさん音もれしているとMIXしにくいので、歌のみの音源を聞いて自分の声のみ以外にoffvocal音源の音や別の声が聞こえてたりしないように注意しましょう。イヤホンやヘッドホンをしているのにもれている場合、書き出しでミュートしていない、聞いている音が大きすぎるなど原因がありますのでMIX師さんに聞いてもらい判断してもらったり相談しましょう。

※offvocalのダウンロードの仕方はいつか書きます。

(特例として、劣化してもOzoneのリバランスとか、RXでなんとかバラしてなんとかする人今までにいました??いたら聞きたいです。)

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②頭出ししましょう

これは歌ってみたを自分で録音して、MIX師さんに渡しますという人、全員やりましょう。もうある種、歌ってみたをやる人の義務みたいなものですね。

「頭だし」とは何かと言いますと歌のデータとoffvocalのデータを頭から同時に再生させたときに、Aメロoffvocalが流れたら、ちゃんとAメロの歌、というように、ちゃんとした同じタイミングで流れるようにデータを書き出しすることです。

Aメロの歌い出しが20秒からはじまるのであれば、歌のみのデータも歌い出すのが20秒からはじまって、その前は無音の時間があるはずです。もし、歌のみのデータに無音の時間なく0秒から歌がはじまっていたら、それは一緒に再生したときにoffvocalと歌のタイミングがちぐはぐになってしまうわけです。

と文章で書きましたが、初心者の皆さまわかりますか??

タイミングがちぐはぐだと、歌のタイミングを合わせるというMIX師さんの作業量が増えるのです。

頭だしを考えていない人に聞きたい。というかそもそも音楽の重要な要素である1つのリズム。あなたのリズム感を最初から投げ出す形は、音楽をやるあなたにとって良いのか自問自答してほしいです。(IFの性能でレイテンシーが…というのは無視してますけど。)

そんなことは気にせず合わせる作業をやってしまうよっていうMIX師さんもいると思います。

是非とも頭だしが環境によりできない皆さんは、作業代として依頼料をたくさん渡せるMIX師さんに頼みましょう。

無償や依頼料の安価なMIX師さんには必ず頭だしして渡しましょう。

どうしても頭だしができない環境の方は、まず音源を送る前に、MIX師さんに「頭だしができない環境での録音ですが大丈夫ですか?」と一言そえましょう!これだけで大丈夫です。大丈夫ですと言ってくれる人や、はじめからお断りするなど、トラブルの原因や、やり取りする時間の1つを省くことができます。

MIX師さん「頭だしができていませんが、頭だしして送りなおすことは可能ですか?」

歌い手さん「ちょっとよくわからないんですけど...」

↑初心者あるあるのこんなことがないように!!

もちろん初心者は、「頭だしがわかりません。」となるでしょうけど、基本だし、歌ってみたのやり方についてたくさん調べることができる時代です。音楽をして他人に音楽データを渡す以上「頭だしがわかりません。」というのは、なしにしていきましょう!

※こちらもわかりやすく後に書きます。

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③歌詞に間違いがないか、足りないところがないか確認しましょう

これは、頭出しのように何か説明しなくても、よいことですよね。

単純に書き出した歌のみのデータを聞いて、歌詞を間違えて歌っていないかしっかり確認するだけの話です。

MIX師さんの中には人気の曲だと何度も聞いていたり、リズムや音程確認をしているときに何度も原曲を聞いて、ん?と気づいてくれる方もいますが、もちろんそれも合わせつつですけど、歌詞を間違えて歌って録音していないか、渡す前にしっかり聞いて渡すと良いでしょう。また、トラックを変えすぎて、あれ、一部録音した部分がないとか、送り忘れた、もしくは録音し忘れているかも、なんてこともありますので確認をしっかりしましょう!

何かチェックシートみたいなものを作った方が良いですかね??

(確認をしっかりしても、あ、やっぱり忘れてたということももちろんあるので、歌い手さんとMIX師さんとお互い気付き合える仲になるといいですよね。)

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④声が被ってしまうところがある場合別トラックで

声が被っているところを一緒に書き出してしまうと、それぞれの音量をうまく変えて聞かせることができなくなります。

また歌が被っているところを分けずに歌って無理やり繋げて歌って、歌が失敗している場合もあります。

かならず、被るようなことがあったら、トラックを分けて録音しましょう。

つまり、被る部分があって、トラックを分けたりると、その分歌のみのデータが増えていきます。

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⑤必要な歌いだしや語尾を切らないようにしましょう

自分でトラックを変えて録音したときに途中で差し替える際に余白を切ってしまう人がいます。気づかず歌いだしが切れていたり、語尾が最後まで伸びていないのに切っていたりすることがあります。

(語尾切れは、MIX師さんはよい小節でいい感じにサクッと丸めて処理しているかもしれません。(細かくケツリバします??))

その時にブレスを無理やり切ってプチプチしたり、言葉の移り変わりで音質が全然違ってノイズが出ていたり、

もしきちんとするのであれば、別トラックにして、何分何秒の部分、録音しなおしたところがあるので差し替えお願いしますとか頼んだ方がクオリティが高くなると思います。

また、この後の⑥に詳しく書きますがオートでノイズゲートを設定していると、設定ミスにより切れている場合があります。

気を付けましょう。

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⑥EQ、コンプ、リバーブ、ノイズゲートなどエフェクトはオフしましょう。

普通に録音していたら使わないです。

ここで注意してほしいのが、

「EQ、コンプ、リバーブ、ノイズゲートなどのエフェクトを使う=音が良くなる。」と思っている皆さまです。

その方が配信でも音が良くなったので、入れました!!という人がたまにいます!!

たしかに、配信ではよくなると思います。配信では、の話です。

配信の場合リアルタイムでエフェクトしたほうが、無いよりはあった方がいいので、その瞬間はないよりあった方がいいという話です。

EQ、コンプ、リバーブ、ノイズゲートなど、だいたいのMIX師さんが後で細かくできますので、後で細かく良いエフェクトをかけた方がクオリティが高くなります。

(ここでは、最初から録音時に音が決まっていて、EQコンプなど高級なアウトボードを使って音決めしてますという話は置いといてますからね。)

とくにAG03を使っている皆さま、EQ/COMPやEFFECTのボタンを配信で音が良くなるからONにしているのでONにしていますはOFFの方がいいです。先にリバーブがかかっているともう後戻りができないと思ってください。

またGarageBandで「ノイズゲートがあるとノイズが消えるので音が良くなります。入れましょう。」と書いてあるのを見たことがあります。入れないでください!!オートでノイズを切ろうとして、ブレスや語尾が切れていることがあって失敗したり、他の歌っていない部分の環境ノイズがなくなってしまい、ノイズ部分を解析して歌の中にあるノイズの緩和ができなくなってしまします。その他TONEとかCOMPとか触れるものは0にして書き出し(共有)しましょう。

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⑦歌のトラックは基本はモノラル、音声ファイルWAVで。

モノラルとステレオという言葉があります。

モノラルは1トラックのデータ、ステレオはLトラック、Rトラックの2トラックで1つのデータになっています。

書き出すときはモノラルトラックで書き出すとよいでしょう。

まぁ、ステレオトラックで渡したとしてもMIX師さんがモノラルトラックに分割したり、変換したらいいだけなんですが、いにしえの方々はPCのHDが圧迫したり、容量が多いとダウンロードに時間がかかる、また分割や変換にも時間がかかったからモノラルでお願いしますという言葉を見かけたのかもしれません。

まぁ、今の時代だったらモノだろうがステレオだろうがどっちでもよいでしょう。

offvocal音源はほとんどがステレオだと思います。ステレオで渡しましょう。

音声ファイルWAVについては、過去のこちらの拡張についてをご覧ください。

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⑧音割れ、吹かれがないか確認

ピークランプついていて書き出したりしてませんか?

音割れはいつも同じゲイン設定にしているから大丈夫と思ってはいけません。曲によってキーが違うと声量が出るキーもあるし、また歌を歌い続けて成長すると、知らないうちに声量がアップしている場合もあります。割れないように気を付けましょう!

吹かれは、ボーボー言ってないか確認しましょう!

↓録音時の注意はこちらをご覧ください。

https://note.com/silvermix1001/n/ne66bf57211e1



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