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ファイアーエムブレムエンゲージ、一周クリアの感想(全体編)

ファイアーエムブレム、楽しんでる?俺は楽しんでる。シルバー白飯です。

全体編ってなんやねん、とタイトルを見て思われるだろうが、戦闘キャラの感想や紋章士の感想を別途書きたいのでこういう感じに書いてみた。
この全体編では、シナリオやシミュレーション等のゲーム性の部分の話をしていこうと思う。レビューというほど上等じゃないので一個人の感想だと思ってかるーく読んでみてほしい。
ちなみに各見出しの下に評価を星で表示している。単純に★の数が多いと良いって思ってくれて良い。最高は★5つ。☆は0.5点。
ただ、一切合切情報が無いと楽しめないと思うので公式サイトなりなんなりでちょっとだけでも情報かじってるとこの感想も楽しめるかもね。
ちなみに俺はエキスパンションパスを買っていないのでそこらの感想は一切出てこない。そこんとこよろしく!


・シミュレーションパートについて。

評価:★★★★☆

FEシリーズは手強いシミュレーションというキャッチフレーズがお馴染みだが、今作はそのノウハウの集大成って感じ。ノーマルでもなかなか歯応えのある難易度だった。
少し舐めた動きをすると囲まれてあっという間に死ぬ。地形効果もうまく使ってどれだけダメージを抑えるか、これがとても大事だと思った。
武器の三すくみも健在。剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い。例えば剣ユニットで斧ユニットに攻撃するとブレイク状態となり、次の戦闘もしくは次の相手ターンまでその斧ユニットは反撃ができなくなる。
弓、魔導書、短剣は三すくみはないが、それらは全て格闘攻撃を受けるとブレイクしてしまう。そのおかげで今作はモンクがとても重要職だと思った。
如何に相手をブレイクさせ、他のメンバーでトドメをさすかというのが戦略の基本となるだろう。

あとは職種による特性も重要で、騎馬は移動力が高く、重装はブレイクしない、魔導は相手の地形効果を無効にして戦闘を行える等……他にも色々あるが、この特性は当然敵にも適用される。この効果が全体的に強い為、戦略がとても重要になる。強いキャラ出してはい放置、みたいなことしてたら思ったよりあっさり死ぬ。こういうのでいいんだよこういうので。ユニット一人の地力が高いだけじゃ勝てない。

戦闘の入り方もスムーズに入り爽快感がある。スピード感があってカッコいいからずっと戦闘アニメはオンにしていた。(杖と踊りは流石にオフにしたけど)

ここまで結構いいことばっかり書いてきたが当然良くない部分もある。
まず、仲間が増える割には出撃枠が少ない。一度育つのが遅れると取り戻すのがとても大変。
遭遇戦とかもあるけど、遭遇戦の敵レベルは自軍の最高戦力を参照してるのか基本的に強敵揃い。低レベルユニットを育成し直すならばかなり介護してやらんとすぐに死ぬ。
まぁ、育成ができないわけでは無いからゆっくり育てたら良いんじゃないかなぁ……。

あとは、遭遇戦のマップによってはいやこれ絶対死ぬやん……みたいなところもある。分断されてるわ地形のせいで合流は致命的だわ飛行ユニットばっかり飛んでくるわ真っ暗で敵の位置わからんわって感じのマップがね……あるんですよ。11章のあのマップでの遭遇戦、許さねえからな……。


・シナリオについて

評価:★★★☆

これは結構ボロクソに言う人がいる。でもまぁ、俺は好きだよ。ただ、メインシナリオに致命的な矛盾があったのはいただけないけど。雰囲気は好き。

今作は『異形兵』『邪竜』という最初からわかりやすい倒すべき敵がいる為わかりやすい勧善懲悪の物語に近しいものがある。敵も味方も良くも悪くもわかりやすい。所謂『善人』と呼ばれるタイプの人間ばかりが仲間になるし、敵もわかりやすく『敵』!って感じではある。
わかりやすいが故にペラペラだと言う人もいた。子供向けだと言う人も。
ただ、今作に何を勝手に期待してたのかは知らんけど、『これはファイアーエムブレムじゃない!』だの言う人は『ペルソナ3からはPシリーズであって異聞録とは違う!ペルソナで一緒にするな!』って言うようなめんどくさい懐古オタクみたいな鬱陶しさがあるからやめといた方がいいと思う。もはや老害って言われるタイプだよ。
風花雪月みたいなクソ重いシナリオを望んでた人もいるみたいだけど、よくよく考えてみてほしい。事前に情報を掴めてたとは思うけど、紋章士とエンゲージするときに『エムブレム、エンゲージ!』って叫ぶような作品に重さ求めるのが酷ってもんじゃない?あぁ、ヒーローものなのかなって思ったよ俺。

一度メインシナリオから離れて、支援会話等に関して話していこう。
これも『虚無』『設定をつらつらと並べてるだけ』って言う人がいたけど、そこまで言うことかなぁってのが俺の感想だ。
確かに紋章士とキャラクターの絆会話は「えっ?それだけ?」って感じの会話めちゃくちゃ多いけど、支援会話は普通に読めると思う。
多分これに文句を言ってる人達は覚醒やifをやってない、もしくはやった上でそっちでも似たような文句を言ってたんだろうなって感じ。というか一体どんなドラマチックなクッソ深い支援会話を求めてたの?
紋章士関連のシナリオは過去作の主人公達が紋章士のため、ちょいちょいその作品に関連した話が出てくる。歴代シリーズを履修しているならばニヤリとできる粋な演出だ。


・散策について

評価:★★★

最初のうちは楽しいんだよ。
ただね、後から結構面倒になるんだよ。
とりあえず拠点『ソラネル』でできることを見ていこう。

・各種ショップ
少ない金銭使って色々やりくりするのは結構楽しい。武器の使用回数に制限がない為、武器を買うのは控えめになるかも。ちなみに俺は錬成屋に一番世話になった。

・カフェテリア
カフェのカウンターに立っているキャラが食事を作ってくれる。食事の時間を一緒に過ごしたキャラクターとの支援値が上がる。ついでに次の戦闘マップでのステータスも上がる。食事を作ってくれたキャラとは支援値が上がらない。
たまに弁当を作ってくれたりするが、食べるのを忘れて処分することになったりする。正直弁当システムいらないです。杖振るし。
料理には成否があるが……失敗料理のときの反応もとても楽しい。一見の価値あり。

・筋肉体操
次の戦闘マップでの主人公のステータスがアップする。が、わりとこれが面倒。
ミニゲームをすることになるんだが、面白くないうえにステータスの恩恵がしょぼい。高難易度でシナリオ進めてて1でも能力値が惜しい!というならやればいいと思う。
あとはアルフレッドがリングフィットアドベンチャーみたいな褒め方してくれる。これはコラボも近いな。

・釣り
これまた大して面白くない。風花雪月のときも大概だったけど、任天堂はプレイヤーに何をさせたいんだ?
一応釣り上げに成功したら絆のかけらと食材が貰える。ただその為だけに時間使うのはなぁ……って印象。

・ドラゴンシューター
ついに意味わからんアクティビティが追加されちゃった。一回しかやってないから報酬に関してはよく覚えてないが、一回しかやってないってことはお察しって感じ。
釣りとか筋肉体操はわかるんだけど、なんで竜に乗ってシューティングすることになるの?というかその的どこから湧いてきたの?

・果樹園
食材が拾える。途中から面倒で拾いに行くのをやめた。

・牧場
放牧してる動物に応じた素材が手に入る。犬とか放牧しときゃいいと思う。結局拾いに行くのが以下略。

・祭壇
ソラネルの守り神『ソラ』にご飯をあげたり撫でたりできる。それぞれのアクションで絆のかけらをくれるが、量は控えめ。ソラのなつき度は各種アクティビティで助けてくれる確率に影響する。……それだけ。あとある程度懐かれたら散策中ずっとぽてぽてついてくるのでかわいい。
一回はなつき度をMAXにしておいた方が良い。仲間手帖に情報が追加されるので。
あとずっと放置してたら当然ながらなつき度は減る。注意しよう。

・鍛練の間
ソラネルで一番お世話になると思う。通常鍛練が戦闘マップ一回クリアごとに三回できる(回数の引き継ぎは無し。使い切るべし)。
育てたいキャラを選んで、ランダムに相手が選ばれて戦闘開始。勝っても負けても支援値と経験値が入る通常鍛練。俺は主人公の支援値稼ぎに使ってました。
特別指名鍛錬は紋章士との絆を深めるための鍛練で、何気に重要だったりする。こっちは絆のかけらさえあれば何度でもできるのでガンガンやろう。スキル継承にも必要だし。

・紋章士の間
スキル継承や絆の指輪生成等で利用するところ。あとは指輪磨きとかもできる。マルスのセクシーボイス聴きたいなら指輪磨けばいいんじゃない?
指輪生成は所謂ガチャ。なんで買い切りゲーでガチャせにゃならんねん、とは思うけど紋章士の指輪が揃うまではお世話になるのが悲しいところ。あとたまに有用スキル付いてる指輪あるから本当にかなしい。

・マイルーム
ムービー回想機能と支援会話回想とかある。でも一番の目玉はASMRじみたの聴けることだと思う。
主人公起こしにきてるはずなのに珍獣探してる奴とか横で筋トレ始める奴とかなんというかさぁって感じ。いや、面白いけどさ。

・掲示板
国への投資とか実績報酬もらうとこ。国への投資で金が枯渇する、あると思います。
実績報酬とかも気付かない人いるでしょコレ。絆のかけらもらえるからちゃんと貰っておこうね。

・蚤の市
贈り物アイテムを買える。お札がオススメ。クッソ安いので。
馬糞はお札の10倍のお値段で売られてたと思う。特殊会話代かぁ……って思ったけど馬糞高くね……?

・占いの館
特に恩恵があるわけでもなんでもなくてなんとなく面白いだけだった。

・リフレッシュ
指定した二人のキャラの支援値を上げることができる。とても便利。戦闘が結構難しいから支援値上げるの意識するの忘れちゃったりするんよね。
でも最初から欲しかったなこれ。アプデで最近追加されたんだけど終章前だったよタイミング。


とまぁ、色々あったけど、結局使わなくなる施設が多いので星は少なめになるよね。ローディング地味に長いしね……。試練の離れ?知らない子ですね。


・総合評価

評価:★★★★☆

買ってよかったと思える作品ではあった。ストーリーに致命的な矛盾があるのはとても残念だが、俺がファイアーエムブレムに求めてるのはシミュレーション部分とキャラクターなので、そこが完璧に近い出来なのが個人的にとてもよかった。
紋章士という存在の設定もどうなってんのかって思ったけどこれはストーリーの最後らへんに知ることができたのでヨシ。
過去作の主人公勢揃いって感じでお祭り感もあってとても楽しい作品だった。

シナリオがどうのこうのボロクソに言ってるような評判を見て買うのを渋ってる人にはこう言いたい。
渋るくらいならサクッと買ってサクッとクリアしてどうだったか自分の心に聞いてみろ、と。
結局のところどう感じるのかは人それぞれなのだから。

俺は楽しかったよ。#FE幻影異聞録的な明るさもあって良かったと思う。そもそも過去作主人公勢揃いとなるとお祭り作品みたいなもんなんだからお祭り楽しむ程度の心でやった方が良いと思うよ。

さて、次はキャラクターに関しての感想と紋章士に関しての個人的な評価に関してのnoteを書こうかと思っている。こんな乱文でもよければまた見ていってほしい。
それじゃあの!

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