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医療と命の間に…

いつも書くたびに読んで下さりありがとうございます。

銀狼って言います。

大腸癌に侵されて摘出をしましたが、完全に取り除く事は出来ず、残った細胞が肝臓と腹膜に感染し闘っています。

癌と闘うのは、ステージ4になりますと「気力」と「精神力」になってきます。

急に発熱が起きたり、発作が起きたり…様々な症状が起きます。

気分の良い時間帯って、束の間です。

笑顔を出せるのは、「気持ち」でしか出ません。

笑っているのも笑わせているのも、「自分を励ます薬」です。

殆ど明日からの事なんか、当事者は見えていません。

なので何処まで生きれるかもわからない未来を夢見ています。

そうです…「嘘つきです」(笑)

自分の中では、「出来たらいいなあ~」「約束守れたらいいなあ~」

その程度の願望で、生きているかと思います。

アレをしたい、コレをしたい…でも、自信なんって全くないのです。

毎日起きるたびに身体が動くのか不安になって夜を過ごします。

病院に入ったら、もう出てこれない。

だから絶対に病院に行きたくない。でも、行かなくては周りが心配する。

だからいくだけです…

残された者に何か大きなモノを残してあげたい。

しかし、医療にかかる治療費は、物凄く大きいんです。

保険がきく治療と、きかない治療…

この違いは何なのか?

これは当事者にしかわかりません…

どうしようもならない問題です。助かりたいと思い治療を受けるその間の壁は「医療費」

助かる確率が100%でもない場合でも、患者は「助かりたい」と思い

お金をかけて治療します。

ですが、最終的に助からなかったとしてもお金は返ってきません。

特に問題なのは、一度癌にかかって治った後、期間開けずに生命保険には入れない。

なので全ての負担がのしかかってきます。

今一生懸命、癌友の会で運動をしていますが認められるのは遠い未来でしょう。

なので、俺は国の医療に対して諦めています。

何も変わらない…諦めたらそこで終わり。


一番大事な事は、疲れたら終わりと言う事。

支えがあって行かされているのが現実で、心の支えに迷惑を掛けれない。


病室で天井を見ながらそう思っていました。


多くの患者はそう思っています。生きた時代が悪かった?

俺はそう思いません。十分楽しかった…


だから満足しています。


他にも難病と闘っている方々は多い。


自分だけ上手い事行けば良いとか思った事は無いです。

ただ生きていて自分に何かできたら…


それだけを思って闘病してきました。


もしも皆様の身近に闘っている方が居られましたら…


優しく声をかけてあげて下さい。


そしていつか、医療費が見直され多くの方々が病気に安心して向かい合える時代がくればいいと思います。


病気と生きるの間にある大きな壁…それが医療費です。


先の短い自分に、最後まで悪あがきして何かの為に残してあげたいと言う思い…


その時間だけあれば、俺は幸せだと思う。


そう思っている日々…


まだ、楽しい事も残っているのだなと感じています。


何時も励ましてくださりありがとう…



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著者・銀狼
悩んでおられる業界の関係者の方々…もしもですが、私でよろしければご相談とかお伺いさせていただきます。そこで何か「光」が見えるかもしれません。メッセージ等、お気軽にどうぞ。