見出し画像

言葉の意図を汲み取る力

どーも。ハイボールです。メジャーリーグ、エンゼルスの大谷選手の目覚ましい活躍の情報で一日が始まる今日この頃。何をどう頑張っても、自分は大谷選手級の野球選手には今から、なることはできないので、どうすれば大谷選手のような子供が産まれ、育つのか。を毎朝考え出勤しています。こちらも可能性は限りなく0に近いですが、0ではない。わずかな可能性を夢見ることが、ロマンなのかもしれません。
そういえば、弊社の経営理念Romanは「世界一かっこいいラーメン屋」を目指すですが、夢見がちな部分と現実的な部分へのコミットメントのバランスが絶妙なのが弊社の強みの一つなのではないか。と大谷選手の活躍をみて気づかされました。
私が、ロマン先行型の思考になり、わが子に「翔平」という名を命名し出すようなことがあれば、大変危険なので皆さん私を止めてください。あくまでも、ロマンは現実とのバランスが大切ですからね。

画像1

さて、表題の「言葉の意図を汲み取る力」の内容に入っていくのですが、
皆さんは、仮に10ある事を相手に伝え、理解してもらう為にどの様に伝えますか。
パターンとして、


①10の内手取り足取り、10全てを隈なく伝える
②10の内8を伝え、残り2は自分で考えてもらう様な伝え方をする
③10の内3を伝え、残り7は自分で考え意味を自走し導きだしてもらう


パターンを書き出すとキリがないので、一旦3パターンの例で考えます。もちろん、人によってパターンは変わってくるものですが、まず、重要なことは、自分がどのパターンで物事を伝えたかを、しっかり把握しているかという点です。「言葉の意図を汲み取る力」という表題から論点がズレている様に、感じるかもしれませんが、本質的に言うと、これは、伝える側に帰属する言葉ではないか。と思うわけです。
「言ったのにやってくれない」「言ったことと全く別のことをする」等々。伝える側からの悩みとして話が進む事が大半を占めていることが多いですよね。
問いかけや、指示、指導が上司→部下に対して向けられるものが、組織においてはほとんどなので、帰属すべきは発信側にあるべき。なので、そもそも、伝え方に不備はないのか?という、そもそも論を自分への矢印として向ける事が重要であると考えます。
そして、もう一つ重要な要素としては、人によって使い分ける。ということです。先程のパターン3つをこれにあてはめると、

①10の内手取り足取り、10全てを隈なく伝えないと、伝わらない人
②10の内8伝えれば、残り2は自分で考えられる人
③10の内3伝えれば、自走して、答えを導き出せる人

言葉の理解力は人それぞれで、十人十色であるということ。こんなことは、周知の事実はあるのですが、生まれ持った能力や、育ってきた環境で物事の解釈の尺度や度合いは大きく変わってきますよね。良い悪いの話ではない事を前提としていますので、悪しからず。
弊社の様な中小企業の飲食店メインの会社では、人によって使い分ける。と言うことは非常に重要なポイントになってきます。大手企業のように、学歴や経歴でフィルターをかける事が難しいのが中小企業です。フィルターをかけてしまえば、採用などできない。そもそも、応募すらとれない。という現実、、、
基本的には、私も含めてなのですが、弊社に入社してくれる方は、小中高大としっかりと勉強してこなかったという人が大半です。
学歴が全てではありませんが、大手企業に入社される方、入社出来る方は勉強にかけてきた時間がアドバンテージになっているわけです。
私たちが好きな事をして遊んでいた時間を勉強にあてていたのだから、当然と言えば当然ですよね。自ずと、教養や能力も身に付きます。こう考えると選ぶ権利や選ばれる権利があって当然です。
何に時間を使ってきたかによって、能力に差が出ると仮定すると、弊社の採用活動において、採用段階で能力の高い人材が入社されることは皆無に近いと結論付けれます。但し、あくまでも入社時の話。入社後はいくらでも能力を高める事は可能です。
何においてもそうですが、大手企業の模倣では成り立たないのが中小企業。
パターン③だけで成り立つのが大手企業なら、私たち中小企業は①②③を使い分け、人の能力を最大限に発揮してもらう事に注力する必要があるんですよね。

今回は、表題の逆説的な発信になりましたが、何においても矢印は自分の方向に向ける。が弊社の考え方の一端を担っていますので、相手に対して「何故できない」「何故違うことをする」等の責任転嫁をする事よりも、自分の問いかけに問題があるのでは。と自問することのほうが遥かに建設的な答えが導き出せるという点と、組織として、人材に最大限の能力を発揮してもらう為にすべきこと。の二点が弊社の根幹にある「言葉の意図を汲み取る力」と言う事への考え方です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?