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Unpacking|ゲーム感想

引っ越しの荷解きをするゲームをした。直前にクリアしたOMORIが重たいゲームだったので、癒やしを求めてたんだよね…。


期待せずにはじめた

ゲームを始めると、なんの説明もなく急に段ボールを積み上げられた部屋から始まった。
ガサガサと段ボールを開けて、中から出てくるおもちゃ、本、ぬいぐるみを適切に部屋に配置するゲームだ。
はじめの方にサッカーボールやボードゲームが出てきた。子供部屋だろうか?
最初はぬいぐるみを棚の上に飾っていたが、あまりの多さにすぐ置き場所が足りなくなった。ベッドに避難!と仮置きしたつもりだったのに、そのまま置き場所が固定されてしまった。
部屋ができる頃には「この子、豚が好きなのね」となんとなくわかったような気になる。
物を置くときの音が気持ちいい、持って置いて持って置いてが苦痛にならない。これは整理整頓の1番いいところだけやるゲームなんだな!

最初の子供部屋が終わると、荷解きのタイムシフトが見れる。タイムシフト大好きだからたまらない!自分のでも他人のでもタイムシフトみるの大好き!
これは音もあるし、速度も調節できるから、繰り返して見てしまう。とてもいい。
ステッカーを集めたり、やりこみ要素もあるみたい。

自立

どうもあの子供部屋の子が自立したみたいだ。昔から使っている筆立てや貯金箱で気付いた!
まだ絵は書いてるし、サッカーも続けてるみたい。大量のぬいぐるみのうち猫ちゃんと豚ちゃんの2匹だけ連れてきたんだね。寝室用の段ボールから歯ブラシがぺろっと出てきたり、雑なパッキングに笑ってしまう。急いでたの?ww

その後友達とシェアハウスをはじめたようだ!
広い家に急に現れる友人の荷物、お世辞にも片付いてるとは言えないwww
あとで気付いたけど、男ひとり女ふたりの計3人で暮らしていたみたい。虫の標本や作りかけのコスプレ衣装…好きなものを突き詰めた友人、一緒に暮らすのもきっと楽しいだろうな!!!!

同棲

なんだかおしゃれな家にふたりで住むことになったみたい。ものを置く場所が少なくて、下着をしまうために彼氏の下着を揃えたり、ものを寄せたり…。このステージから同居人の荷物も動かせるようになるが、いい感じに飾ってあるグラスセットをキッチンに移動して飾り棚に趣味のものを置かせてもらったりしながら…どうして引っ越してくるのがわかってたのに、片付けてくれなかったんだろう?と考えてしまった。
シェアハウスのときは物が多くても自分の部屋があったし、おもちゃ箱みたいな家が好きだった。
引っ越しした子は新生活にワクワクしてるみたいだけど、私はなんとなーくこれは違うなと思っちゃったよね。賞状は隠さなきゃいけないし、絵を書くのが趣味なのにまともな机もなくて。
唯一安心したのは、まだ日記を続けてるってところ。枕元にノートパソコンや日記を置きながら、日記はいいよね…と中身に思いを馳せた。
いいことばかり書いてあったらいいな。子供時代から知ってるから、なんとなく親戚のおばちゃんの気分だよ。

破局

案の定別れて、一旦実家に帰ってきたようだ。子どもの時は広かった部屋がなんだか狭い。子供の時から飾ってたものを見つけてまた飾ってみたり、懐かしいな〜と眺めたり。
どうやらこの子には妹がいるらしい!初耳だ。置いてあった荷物は、妹のものなのかな?
お風呂に化粧ポーチなどの荷物を置いてて、なんだかこの子と呼ぶのが失礼な気がしてきた。もう立派な女性なんだね。

2回目の自立

また実家を出て、広い家に引っ越すことにしたようだ。ずっと続けてた絵を仕事にしたらしく、仕事部屋もある。玄関の傘立てに杖が立ててあったり、運動系の趣味のものが全くない。体を痛めてしまったのかもしれない。前回実家に戻ったのも、それが原因だったのか…???
部屋も物も増えて(これは…なに?どこに置くもの?)というものが増えた。荷解きするだけの簡単なパズルだが、知らないものはどこに置けばいいのか全くわからない!難易度が上がってきた!
寝室のニットのようなものや、キッチンの黒いロール…あれは…何だったんだろうwww

冷蔵庫に貼るはずのマグネットを全部引き出しに仕舞って、(なんか引き出しがぎゅうぎゅうだな…)ってなったりしたよ。
その後同じ家に同居人が増えて、たくさん余裕があったはずの新居もぎゅうぎゅうに…!!!!
どうやら新しい同居人は女性のよう。ガーリーな福や靴、とてもおしゃれさんのよう。
姿は全く見えないが、どういう人間なのかは荷物を見ればある程度想像がつくんだな。

家族が増える

また手狭になったのか同居人ともども、更に大きな家に引っ越すことにしたらしい。
実家より広く部屋も多い2階建ての家。買うとしたら相当高そうだ。絵の仕事が上手く行ってるのかもしれない。仕事部屋も更に広くなった。引っ越しを重ねるごとに日記やスケッチブックがどんどん増えて、彼女の人生の厚みが増したのを感じた!年輪だね。
なんと赤ちゃんの部屋がある。同居人は女性でふたりとも女性同士なので、養子縁組をするのか?
勝手に知ってる気になってたが、ふたりがそういう関係だとは全く想像していなかったので、驚いた!!
更に磁石(冷蔵庫に貼るもの)が増えたが、私は磁石ではなく箸置きだと思っていたのでしっかり引き出しに仕舞った。箸なんてないのに、たくさん箸置きがあるなあ…と思ってた。自分が趣味で箸置きを集めたりしてたので、それのせいだと思う。
赤ちゃんの部屋の荷解きはとても幸せな気持ちになった。小さな服とスタイ、握ったり眺めるだけのおもちゃ…すっごく小さい赤ちゃんなんだろうな。心なしか、置く音もすごく優しい。

ここが最後の家だったようで、荷解きが終わるとクリアになった。
エンドロールのあとに彼女とパートナーと赤ちゃんの後ろ姿の写真が出てきた。

まとめ

ゲーム性があるかと聞かれるとほぼないが、無心でできるゲームで、今自分が求めてるものだったのでとてもよかった。
置く場所と物で音が何通りもあったり、実在するゲーム機とか、知ってるものが出てきたりするとテンション上がるよね。
私は気づかなかったけど、DVDのパッケージに元ネタがあったりしたように、小ネタがたくさん散りばめられてたに違いない…。そういうものに気付けないのが悔しい。なんだか人生のおすそ分けを貰った気分になる、不思議なゲームだった。簡単だけど、凝ろうとしたらどこまでも凝れるところが現実と同じだったな〜。

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