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変動損失を考慮して投資判断をしよう

こんにちは。Sillyです。

先日からApeSwapのステーキングを開始しましたが、少しでもリスクを回避するため片方は固定のBANANA-BUSDのペアを選びました。

その場合、例えばBANANAの価格が0になったとしても、半分のBUSD分は帰ってくるかと思っていたのですが、どうもそうでもないようです。
自分のメモがてら変動損失についてまとめておきたいと思います。

変動損失 (Impermanent loss) とは

通貨ペアの流動性を供給した後、その通貨ペアのレートが変わった場合、そのレート変動分の増減だけでなく、レートが変動した分追加で損失が生じます。

例えば1ドル分のBANANAと1ドル分のBUSDで流動性を供給したとします。
その後BANANAの値段が半額になったとします。
単純に計算するとその時の資産は0.5ドル分のBANANAと1ドル分のBUSD = 1.5ドルの資産となります。

しかし流動性を供給している場合は、預けている通貨ペアは常に1:1(ドル)になるように変化します。そのためこれを引き出した場合、0.71ドル分のBANANAと0.71ドル分のBUSD = 1.42ドルとなってしまい、そのまま持っていた時よりも0.08ドル分損失が出ています。

計算方法の詳細はBinanceで説明があります。
https://academy.binance.com/ja/articles/impermanent-loss-explained

実際の変動損失は?

流動性提供時からレートが変化場合、下記の変動損失が発生します。
今回は片方がBUSDで固定なので、BANANAだけを考えれば大丈夫ですが、両方レートが変化する組み合わせの場合はレート比で考えます。
1.25倍の価格変動 = 0.6%の損失
1.50倍の価格変動 = 2.0%の損失
1.75倍の価格変動 = 3.8%の損失
2倍の価格変動 = 5.7%の損失
3倍の価格変動 = 13.4%の損失
4倍の価格変動 = 20.0%の損失
5倍の価格変動 = 25.5%の損失

将来どう値が動くかはわかりませんが、変動損失も考慮しておかないといけませんね。

変動損失と利率で投資計画を考えよう

上記の通りレート変動による損失と預け入れた期間の利率を考慮して投資計画を考える必要があります。
私の場合1banana = 3.3USDで購入して約900USDファーミングしているので… 利率を考慮しないと

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となります。

私の使っているApeRocketは日利約0.7%を考えると、この値からだいたい1カ月で1.2倍、2カ月1.5倍、3カ月ちょいで2倍となります。
そうすると例えば、BANANA価格が1になっても3カ月保持できていればほぼ±0だな、のように損切りや利益確定、リスクの投資計画がイメージできるのではないでしょうか。
自分で作成した変動損失計算表で見てみると…

変動損失2

上がった場合はもちろんウハウハですが、1banana = 1USDになっても3カ月位経っていればトントンと考えるとやっぱりおいしそうですね!
まぁ高利率がずっと続くわけでもないですが…。
この表に上振れした時の値を入れて妄想するのが楽しいです。笑

仮想通貨全体が下がり基調な今、上記のような事を想定して投資するしないの判断をすることが大切です。
私は数カ月ホールドはのつもりで様子を見ていきたいと思います。
ちなみに現在10日経過しましたが、BANANA価格が2.3に下がってマイナスとなっています。笑

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