モチベーションを保つ方法を考える

公認心理師試験に限らず、やる気をどう保つかというのは、こつこつ努力できる一部の人はともかく多くの人がぶつかる問題だと思います。
ちなみにこの記事、書き終わり直前に一度飛ばしてモチベーションがどこかに行き、もう一度書こうと思うまで1週間以上掛かりました(何

さておき、Twitterなんかを見ていても、受験やめようかなとかやめたいなんて声をよく見たりします。
私個人の話になると、やる気が保てなかった時期はあっても受験をやめようかなと思ったことはなかったです。
受験自体は会場まで行って問題を開いて回答を選ぶるだけ。
最終的にはマークシートなので、理解できてなくても偶然正解を引ける場合だってある訳ですし(えっ)

とはいえ、第5回Gルート受験の方にとってはまた話が別ですよね。
受かりたいけど進んでいるのか進んでいないのか分からない勉強に、不安がつきまとうのは当たり前です。
不安が強いほどにモチベーションは下がるもの。

あ、バンデューラの自己効力感ワイナーの原因帰属理論についてちゃんと説明できない方は、この素人文章を読むついでに確認しましょう。

さて、具体的な方法のお話を。

1. スモールステップ
大きすぎる目標を立てると達成が難しく、達成できないと嫌になってしまうもの。
公認心理師を受けるような人なら分かるでしょうが、自己効力感を上げるには小さくても成功体験を積み重ねるのが大切です。

例えば赤本なら、
 × 来月までに3週する
 〇 1日最低1章、できれば2章読む
1ヶ月に1つの目標(達成できたとして1つの成功体験)を達成する、もしくはできないよりも、1ヶ月に30回の目標達成を目指す訳です。
目標を分割することで、1日できない日があっても別の日に頑張ればリカバリもききます。

2. 努力を見える化する
これも自己効力感を上げるのに役立つ方法です。

ここの学習記録手帳なんて良さそうだなと思って見ていました(使ってはない笑)
まだ第4回向けのようですが、第5回向けは出るんでしょうか。

私は不精なので、赤本の表紙に大きめの付箋で1~24を書いた横に正の字で勉強した回数をつけるのみでしたが。
勉強をした気になれる(ぇ)のと、強化が甘いところが一目で分かるのでそれはそれで良かったと思っています。

3. 切り替えをきちんとする
ⅰ. オンオフ(勉強の)を切り替える
短時間からでもいいので、“勉強だけ”の時間を取ることです。
勉強できてないな…という思いがあると、勉強以外のことをする時もそれが心のどこかにあって常時地味なストレスになるものです。
仕事中はもちろん、下手をすると遊んでいる時も楽しみきれなかったり。
ちゃんと勉強ができていると、憂いなく仕事や家のことに打ち込んだり、罪悪感なく趣味の時を取ることもできます。
楽しむ時間が取れると、ストレスも減るのでまた勉強も更に頑張ろうと思えるものです。

ⅱ. 場所を切り替える
快適な睡眠の取り方などでも取り上げられる、脳は行動と場所をセットにして記憶するという説。
ここまでの試験では必ず睡眠関連が出ているので、睡眠12箇条は軽く押さえておいた方が良さそうですね(脱線)

さて、最適なのは勉強のためだけの場所を用意することですが、これは現実的にできる人とできない人がいるでしょう。
週に1,2回と決めて長居できるカフェなどでまとめて勉強したり、自習スペースを活用するのが一般的かと思います。

かく言う私は、地元図書館の学習スペースの利用者登録だけして終わりましたが…
身支度をして図書館に行くハードルが高かったです(無精)
結局は普段食事にしか使わない食卓で、手の届かないところに携帯を置いて勉強していました。
普段くつろいでいるソファはやっぱりテキストを開いても能率が上がらなかったです。

長々書きましたが、どんなに頑張っても、最終的には運の要素が否定できません。
記憶力が良くてブループリントの内容を全部記憶できる人ならともかく、必ず漏れはあるもの。
分からない問題でも、マークシートでたまたま正解を引いてしまえば得点になります。

あまり大きな声では言えませんが、私は誤答を消去して絞り込んだ最後の二択の賭けで得点した問題も少なからずありました。
混合分散分析とか知らないよ…(こらこら)

勉強をどれだけ頑張ったかは、実力と運で取る点数のうち実力の占める割合を増やす要素です。
嫌になったにしても、受験申し込みをしたなら取り敢えず会場には行くべきじゃないかなと。

さて、もうすっかり年末ですね。
何かと落ち着かない時期ではありますが、ちょっとだけ頑張ってテキストを開いて(開くのに一番労力を使う気がする…)1日1章は読みましょう。
ニュースサイトなんかをうだうだ見てるのと変わらない時間で、ちょっとだけ己が強化されます。
今日は勉強しない日!とか、もう今はくつろぐ時間!と割り切ってしまうのも重要。
ぐだぐだ過ごしているうちにも試験が近づいてくる…と自己嫌悪に陥るのは、(ありがちだけど)デメリットしかありません。

時間を無駄にさえしなければ、まだ半年あるので切羽詰まる時期ではないです。
受験を控える皆さまも、素敵な冬休みを過ごせますよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?