先輩 N氏
先日、7月末に退職した会社の先輩が、仕事のことを心配して電話をくれました。
「お疲れ〜、辞めたんやってぇ?正解、正解、大正解やでぇ。」
電話をくれたN氏、営業マンとして勤めてた建設会社が倒産して、再就職したのが私と同じA社。私より三年早く入社したので、私の教育係ではなかったけれど、要所要所で大切なことを色々と教えてもらいました。
四年前のこと、彼はいつもとは異なるホールへ葬儀の担当で出向している時、通夜の式中に式場内で倒れ、大理石の床で頭を強く打って救急搬送されました。
頭を強く打ったせいもあり、命に関わることはなかったのですが、少し長めの療養期間となりました。
復帰しても休みはないし、長時間労働で泊まりも多いし、奥さんが身体のことを考えて退職するよう説得したそうです。
「で、新しい会社には慣れたか?不動産業界も厳しいやろぉ?」
A社を退職したことは聞いてても、その後の不動産会社を解雇されたことは聞いてなかったようです。
「いや、実は恥ずかしながら、実質9日目に解雇になったんですよ」
「あぁ、そうかいな。前の仕事でちょっと関係あったから知ってるけど、あまりいい話は聞かんかったからそれも正解ちゃうか?」
いつも話を聞いてくれて、ユーモアと男気があり仕事に真摯なN氏。営業マンとしても人脈が多く、とても気遣いのできる人。
30分くらい話して、今は近くの工場で勤務してることを伝え、今度、今も営業マンを続けてるメンバーを交えて飲みに行こうということになりました。
気遣いの電話感謝です。
※N氏のイメージ※
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