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日本酒が好きなプロ雑用が毎年定点観測している新潟酒十傑集

プロ雑用です。
最近のnoteの挿絵は、Adobe Fireflyという画像生成AIを使っています。今回のテーマである日本酒で生成してもらいましたら、プロンプト3回目でタイトル画像ができました。日本酒の瓶は理解できず、醤油差しみたいなのが並んでしまったので、仕方なくワインボトルで代用しましたw


新潟の日本酒が好き

今から20年ほど前、当時よくゲレンデにつるんでいた友人が「越後湯沢にぽんしゅ館という最高の場所がある」と連れて行ってくれたのが事の始まり。そこで日本酒の奥深さに目覚めました。それから毎年雪が降り始めると足繁く通い、10年ほどまえからは、新潟県内のすべての蔵のお酒を制覇することがもはや義務としています笑

越後湯沢のぽんしゅ館は、長岡駅、新潟駅のものに比べて最も大きく、常時132種類のお酒(後半10種ほどは日本酒以外のお酒)を試飲できます。そのうち、90くらいの銘柄は毎年ほぼ固定の銘柄で、その酒蔵を代表する銘柄が並んでいます。その中でも、今回は私が10年以上、毎年定点観測している銘柄を十種紹介しようと思います。名付けて新潟酒十傑集!

新潟酒十傑集

越の鶴 プレミアム純米 (越銘醸)

辛口度★★★☆☆ 濃厚度★★★★☆ 酒香度★☆☆☆☆ /ぽんしゅ館表記より

長岡市栃尾の酒蔵・越銘醸は、合併前の栃尾市に2つある酒蔵の一つです。元栃尾市には越乃景虎で有名な諸橋酒造があります。全国的には景虎は有名ですが、地元では越銘醸が圧倒的なシェアを誇っていたそうです。かつては県外流通はほぼしてなかったそうですが、近年は都市部の酒店や大手ディスカウントストアの酒コーナーなどでも見かけることが多くなりました。
ラベルが現在のものに一新された約10年前に、ぽんしゅ館の方からオススメされて以来、すっかり惚れ込んでしまって、日本酒が好きという方には問答無用で送りつけるぐらいに大好きな日本酒です。

越の鶴はこのプレミアム純米吟醸の他にも、緑ラベルのプレミアム純米酒、ピンクラベルの純米大吟醸・ドメーヌ、今年から見かけるようになった赤ラベルの本醸造 芳醇辛口などもありますが、どれも外れなく、この鶴のラベルを見かけたら必ず手にしてほしい十傑集最推しの酒です。なお、人気かつ生産量が少ないため、売り切れていることも多いお酒です。

月不見の池 純米酒 (猪又酒蔵)

辛口度★★★☆☆ 濃厚度★★★☆☆ 酒香度★☆☆☆☆ /ぽんしゅ館表記より

我らが糸魚川五蔵からは、こちらのお酒を。酒蔵のある地域に実在する「月不見の池(つきみずのいけ)」から名付けられた日本酒。このお酒との出会いは、同じ銘の限定酒を新潟の居酒屋で飲んだのが始まり。口当たりがやわらかく、食中酒としてどんな料理とも合います。香りは強くありませんが、口に含んでいるとゆっくりとクルミの油脂のような穏やかな香りが漂ってきます。純米酒なので、当然燗にすると香りが強まります。

猪又酒蔵は、糸魚川の早川沿いにある酒造です。酒米も蔵人手ずから早川の水で育て、酒造りにも早川の水を利用しています。(糸魚川のほかの蔵も同様にそれぞれの地域の水と米を使っている)
純米酒は比較的米の出来などにも左右されやすいのですが、いつ飲んでもかなり安定した品質が保たれており安心して飲め、わたしの中ではこのお酒が標準酒と言えます。ちなみに、地元糸魚川では、月不見の池よりも、もう一つの代表銘柄・奴奈姫のほうが見かけることが多いです。

苗場山 純米酒 (苗場酒造)

辛口度★★★☆☆ 濃厚度★★★☆☆ 酒香度★★☆☆☆ /ぽんしゅ館表記より

酒米に五百万石に他の新潟県産のお米を掛け合わせて作られる苗場山。その年によって味のバランスが違っており、個人的にはその変化を楽みにしている銘柄。新潟のお酒のなかでは一番米の出来が反映されているんじゃないかと感じています。ちなみに今年(つまり去年醸したもの)は、例年になくガツンとくる仕上がりになっており、日本酒飲んでる感が高いです。しかし、ガツンとくるのは最初だけで喉を通ることにはふんわりとした柔らかい飲み心地になってきます。変化を楽しむお酒です。個人的にはお肉料理に合わせるとおいしいんじゃ無いかと思っていますが試したことはありません。

雪男 本醸造 (青木酒造)

辛口度★★★★☆ 濃厚度★★☆☆☆ 酒香度★★☆☆☆ /ぽんしゅ館表記より

変化、といえば苗場山以上にこちらのお酒を上げなければいけません。
パッケージに怪しカワイイ雪男が描かれている南魚沼市・青木酒造の日本酒。この青木酒造は、全国的には「鶴齢」のほうが有名。鶴齢ももちろんおいしいのですが、個人的にはこちらがおすすめ。
ぶっちゃけて言うと、ひやの状態ではそれほど尖った特徴はない普通酒という感じなのですが、このお酒の真骨頂は燗にすることで発揮されます。
ぬる燗(だいたい40℃)になると急激に旨みが増し、上燗を過ぎて熱燗(50℃〜)になる頃には香りも花開いてとても美味しく化けます。雪が溶けるように春になるように、はたまた雪男のガワを脱いで中からイケメンが出てくるのような、そういう面白い特徴をもったお酒です。

なお、本醸造ではありませんが、純米酒はカップ酒があり、スモークのガラス瓶に雪男が白く描かれており、そのままコップとしても使いたくなるのでこちらもオススメ。また、時期によっては、雪男がスキー背負っている姿やスノボに乗った姿に変化したり、細かい楽しみがあるお酒でもあります。

おっと、4つ紹介しただけで2000字を超えてしまいましたw
ということで、続きは次回!

それじゃ、また👋

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