｟詩｠わたしの　かけがえのないもの

　​​​​​わたしの

　かけがえのないもの

　それは

　たったひとつのもの

　こころのふかみにねむる

　ほのかなぬくもり

　めではみえないけれど

　たしかにあるもの

　こころから　

　だれかを　すきになったとしても

　そのだれかは

　わたしのことを

　すきではないかもしれない

　わたしのことなど

　そのそんざいさえも

　しらないままかもしれない

　それでも

　だれかのことを

　こころから　あいすることで

　わたしじしんの

　かけがえのないこうけいを

　めにすることができる

　やさしいかぜのふく

　あたたかなそうげんを

　こころのなかで

　かんじることができる

　その　ほのかなぬくもりを

　じぶんのなかに

　いだきつづけていれば

　その　おもいは

　きっと

　なにかに　つながっていくだろう

　わたしの

　かけがえのないもの

　それは

　愛

　だれかを　愛する

　わたしのこころ