⦅詩⦆Innocence in blue
かたく閉じられたまぶたが
しずかに開くとき
草原のうえ 空高く
水色の少女が ただよう
ゆらめき うつろい
広い青空のなかを
少女は 舞いおどる
さわさわさわ・・・
草原のうえを
さわやかな風が
吹きわたってゆく
風にのって舞いあがる
子どもたちの歓声
なつかしい夏草のかおり・・・
鳥たちのさえずりに合わせて
少女のステップは
軽やかに弾む
夜明けのリズムが
子どもたちの歌声を
とおくへ はこぶ
もっと高く
もっと高く
少女は
その手を大きく広げ
夏の青空と ひとつになった・・・
マンリョウの丘を訪れてくださり、 本当にありがとうございます。 私たち一人ひとりの、心の中の草原が、 やさしい風によって、 結びつき、つながってゆくことを、 心から願っています。