｟詩｠しょうねんのあおぞら

　​​​​​いつからここにすわっているのか

　なぜこのばしょへ

　たったひとりでやってきたのか

　わたしにはわからない

　これからさきのことも・・・

　そよかぜがわたしをなでている

　くさのうえによこたわり

　ひろいあおぞらをながめる

　しろいくもがゆっくりとすぎてゆく

　となりによこたわる　おさないわたしは

　このあおぞらを

　どんなおもいでみているのだろう・・・

　ひとみのなかに　すんだあおぞらがうつっている

　とりのむれが　そらをわたってゆく

　おさないわたしがくちずさむうたに

　わたしはそっとこえをかさねる