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⦅詩⦆かぜのことづて

 ​​​​​たびだった

 あなたの あとをおうよりも

 わたしは

 むねのなかの そうげんを

 あるきたい


 たちさった

 あなたへ てをのばすよりも

 わたしは

 むねのなかの そうげんで

 よこたわりたい


 あなたではなく

 あなたの こころをしるために

 わたしは まず

 じぶんじしんの

 こころのふかみへ

 おりていかなければなりません


 かけがえのない

 わたしのそうげんに

 たどりつくことができたら


 やさしいかぜが

 きっと

 あなたのいばしょを

 おしえてくれるでしょう


 あなたの たいせつなうたを

 とどけてくれるでしょう

 ​​​​​マンリョウの丘を訪れてくださり、  本当にありがとうございます。  私たち一人ひとりの、心の中の草原が、  やさしい風によって、  結びつき、つながってゆくことを、  心から願っています。