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レイヤーさんに併せを依頼する際の注意事項など

はじめに

こんにちは。今回はレイヤーさんに併せをお願いする際の注意点など。今までの経験から記事を書こうと思ってます。
なおこれは個人の意見や個人の見解。経験が含まれています。これが全てに適用できる訳ではありません。一番大事なのは密にやりとりをして誤解のないように双方が納得できる形にすることです。
なお、後半部分の聞かれる意見は自分が経験したことや聞いたこと、レイヤーさんから聞いたことをまとめています。参考意見とお考えください。

併せとは?

まずレイヤーさんとは、言うまでもないですがコスプレイヤーさんのことです。痛車等を展示する時にそのキャラクターのコスプレイヤーさんと共にイベントに参加することが昨今当たり前のように普及してきました。ですが、それ故にトラブルが後を絶ちません。なので今回は、自分の経験則とレイヤーさんのご意見をまとめていきます。


併せはどう依頼すればいい?(公募)

併せをお願いしたいときまずどうすれば良いか?
方法の一つとしてはSNSで募集すること。このキャラクターのレイヤーさんを募集してます。
この方法で一番大切なことは募集要項を細かく具体的に可能な限り記載することです。以下に記載した方がいいものを箇条書きで出します

・日にち
・イベント内容
・大体のタイムスケジュール
・募集キャラ
・募集は女性か男性か(性差別ではなく記載しておかないとトラブルの元)
・有償依頼か否か(無償依頼は後記載しますがお勧めしません)
・連絡先SNSやメール等
・自分の性別を始め自己紹介

大体これくらい記載して連絡をくれた人と詰めていくのがいいと思います。

依頼の仕方(直接依頼)

次の方法はこちらからレイヤーさんへ直接依頼する方法です。この場合はSNS等で知り合った方と連絡することになるのですが、まず絶対に確認することはその人が活動で個人依頼の可否を出してるかの確認です。
個人依頼NGの人に依頼を出しても迷惑なだけなのでまずはその確認をしてください。
次に、依頼を連絡するんですが、いきなり内容を書くのではなくて、こういうイベントでこういう事を考えているのですがどうでしょうか?的な文章を送りまずは相手の反応を見てください。その上でレスポンスが前向きの場合なのを確認して初めて内容を送ること。内容も公募と同じように細かくなるべく記載すること。その上で双方が納得出来て初めて成立と考えていいと思います。

レイヤー募集サイトの利用

実はそういうサイトがあるのですが、申し訳ないですがそういうサイトを自分が使った事がないのこの事柄は記載しません。

有償か無償かのお話

先の公募の方で書いたが無償依頼はおすすめしない。その理由をこれから書いていく。
まず、こちらの募集条件として無償か有償か記載しておくことはとても大切です。ですが、依頼を直接する場合は無償でお願いしますはそもそも失礼に当たる可能性が高いことを覚えておいてください。
なぜ無償依頼をお勧めしないか?その最大の理由は、責任の共有ができないからです。
有名な言葉でありとても大切な言葉だと思うのでここで言いますが
「金の介在しない事に責任は生まれない」
仕事も依頼も全てにおいて言える事ですが金の介在しない事柄は必ず責任の所在が宙ぶらりんでトラブルになりやすいです。
なので依頼する側も依頼を受ける側も互いに金が介在する事で責任の共有が可能なのです。

有償の依頼が基本です

先ほどの理由もありますが、有償の依頼が基本なのには他にも理由があります。

・人間1人をイベント中依頼という形で責任を負わせている
・コスプレは簡単なことではない

当たり前ですが、公募でも直接でもそのイベント中に併せていただくのですからその間その人を時間拘束することになります。
コスプレってかなりお金のかかることなんです。キャラ研究、メイクの研究、カラコンの選択、衣装の用意、ウイッグや小物等の用意。
そしてこれらを適切な知識や経験や研究に基づいて運用する。何が言いたいかというと、キミはタダで車にオイルクーラーを取り付けてオイルを交換して渡すのかい?ということです。やらないよね?整備の経験、技術、それを取り付ける時間、部品代。同じことです。

有償依頼の金額の設定(これは自分の場合なので例として)

例えばAという展示イベントがあって朝7時集合、イベント開始が10時からで終わりが16時とする。
その場合、自分はイベントの開始1時間前から終わりまでで拘束時間を計算します。また、この時間的拘束が完全に付きっきりの拘束なのかある程度自由な拘束なのかで考えています。
今回の場合はイベント中は基本的に併せで2時間の休憩等を考えています。
その場合
    7−2=5  で5時間の完全拘束になります
そのレイヤーさんが有名で仕事として数多く受け持ってるのか?それとも趣味でやってるのかで時間単価は変わると思います。今回は趣味寄りの方とします。
その場合は最低賃金+1000円くらいとして考えます。

よって、 (1100+1000)×5=10500  を時間給と考えます。

そこに加えて交通費や飲食費を負担する感じです。
なお、この例は公募の場合です。相手が衣装を持っていて公募に参加した場合ね。
公募だからこちら側がある程度金額の設定もできるのでこう考えています。

こちらから依頼する場合や衣装等がないものをお願いする場合は大きく変わると思います。その場合は、お互いで話し合って金額を決めるしかないと思います。

自分の場合ですが、コスプレ趣味のレイヤーさんを紹介してもらい個人的にお願いしたときの実例は
衣装を持ってないとのことだったので衣装代70%を負担して、お互いで話し合った結果、依頼費として20000円と交通費(車で迎えに行き移動)と遠方のイベントだったので宿泊費を負担しました。何度も言いますがこれは自分の実例です。全てがこうとは限りません。

レイヤーさんからのお願い

ここからはレイヤーさんからこうして欲しいなというお話をまとめたものを記載します。なおこれは痛車との併せイベントの場合です

・併せる車両の触れていい部分、ダメな部分、寄りかかってもいいかダメかなどの細かな条件を教えて欲しい
・車両に乗ったり、跨ったりする場合は衣装によっては補助してほしい
・カメラマン等とのトラブル防止のためにレイヤーを放置しすぎない様にしてほしい
・衣装によっては移動補助などをお願いしたい
・衣装崩れなどの不具合は積極的に教えてほしい
・無断撮影や過度なローアングル、付き纏い、過激なポーズの強要等があった場合は注意したり運営に助けを求めるなどの行動をお願いしたい
・SNS等に写真をあげるときはレイヤーさんに写真を見せて確認をした後にあげる
・荷物の管理が必要な場合は車内に乗せたりなどの管理方法を話し合いたい

などがメインに寄せられてる内容です。

痛車側からのお願い

逆に痛車などのオーナー側からのお願いもまとめておきます

・衣装のことがわからないので注意点や補助が必要かなどを教えてほしい
・異性同士の場合着崩れ等があった際はどうしたらいいか教えてほしい
・NG撮影内容(ローアングルなど)があれば教えてほしい
・体調不良やお手洗い、水分補給などで手が必要な時は積極的に連絡してほしい
・小物や長物などで意図せずぶつけてしまうリスクがある物は意識共有の観点からも教えてほしい
・ポーズなどで車両に触れる際は気をつけてほしい(後述)

などがメインですね。

触れた際に起きた実際のトラブル

これは併せをメインとしてる展示イベントで実際に起きた実例を記載します。レイヤーさんはもし車両との併せがあった際には思い出して頂けると幸いです。
人間には硬度が高い部分がいくつか存在します。その中でも触れた際に事故ったり、意図せずぶつけたりしてしまうリスクが一番高いのが爪です。
このイベントで実際に起きたことはイベント後に複数の車両のボンネット等のステッカーに複数の爪あとや引っ掻き傷が見つかったトラブルが発生。
該当、車両に共通してたのは併せで付いていたレイヤーさん(このイベントはイベント側がレイヤーさんを用意して充てがう)がネイルをしてたり爪が長かった。このトラブルはイベント側が注意喚起をしてなかったとして責任をとり解決。この一件後、このイベントの主催者は注意喚起をするようにした。
勘違いしないでほしいのはネイルなどが悪い訳ではないですし、それを否定するつもりも毛頭ないです。むしろ、キャラに合わせてネイルをしたり、女性らしさを出したいや自分がオシャレとしてネイルをしていることは素晴らしいことだと思います。
単純に「へーそんな事があったんだ」程度に記憶の片隅にあればいいレベルの話です。折角なのでこんな事がありましたと紹介しました。

終わりに

レイヤーさんをお願いするときは互いに、報告、連絡、相談を徹底してトラブルを未然に防ぐ努力をしようね。

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