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馬場の中間作業について

芝についての記事が最近続いていた流れに乗り、今回は馬場(芝)の中間作業についての話をします。

馬場の作業については、開催と開催の間の数か月に行うタイプと、開催中の平日に行う作業があります。中間作業というと、開催中の平日に行う作業のことを指すような気がします。開催と開催の間の作業は何と言うのでしょうかねえ。


開催の間の作業は重要

馬場の作業としては、開催の間が1か月とか空く時にするものが馬券的には意外と重要になります。
内容は全部JRAホームページに載るので、たやすく確認できます。

芝張替え

荒れた芝を張り替える作業です。
張り替えた部分とそうでない部分で差異が生じる可能性はありますが、私はこれを馬券予想する際に組み込んだことはありません。つまり、重要なのかそうでないかがイマイチわかっておりません。

シート養生、肥料・薬剤散布

名の通りです。これも私は予想の際に考慮したことはありません。ダートの凍結防止剤ほどの影響があったら誰かが騒ぐだろうので、それがないということは大して重要じゃないと判断しています。

芝刈り

芝は長いとパワーが要り、短いとスピードが出ます。
よって芝刈りは重要な作業ではありますが、突然芝丈を8.0cmにするみたいな変化は起こさず、毎回例年通りの芝丈にしているものなので、これも私はあまり気にしていません。

エアレーション(重要)

芝の生えている「路盤」に穴を開け、馬場を柔らかくほぐし、空気の通りを良くする作業です。棒状のもので深さ20cmほど穴を空ける、バーチドレン作業のことと考えてよさそうです。
この作業により、馬場がソフトになり芝の生育がよくなるようです。

馬場がソフトになるということは、換言すれば「力が要る」馬場になるということです。以前は開幕週は内が絶対有利でしたが、今は昔ほどではありません。それでも内有利ではありますが。

また、開催が進むと路盤が固められて時計が速くなるという特徴もあります。開催後半でもコース替わりで高速馬場ができるのはこのためです。

以前:芝の状態の良し悪しがそのまま時計に影響
現在:開催直後は走りやすい芝状態だが馬場がソフトで力が要る
   開催後半は走りにくい芝状態だが馬場はハードで走りやすい

といった感じですね。

シャタリング(重要)

ナタ状の回転刃で芝馬場に深さ30cm程度の切り込みを一定間隔で入れていく作業です。路盤を横方向に大きく揺さぶりほぐす効果もあり、エアレーション以上に馬場のクッション性を高めるようです。
冬場は芝を切って痛めるかもしれないので使われません。

エアレーションとシャタリングを併用することで、ソフトな馬場が出来上がるということですね。
それがどの程度のソフトさで、結果にどの程度影響するのか、それを感覚でわかればかなりの上級者でしょう。
私はわからないので、開幕週の土曜日のレースを見て「こんな感じかな」と想像する方法を採っています。
 

開催週の中間作業

開催週の土日と土日の間にも作業があります。

散水・芝刈り

散水は生育のためで、特に気にはしていません。海外馬の注文に応じた第1回JCみたいな撒き方をするはずもありません(当時どの程度撒かれたかは知りませんが)。

ローラー(重要)

ローラーを使って凸凹を修正すると、ローラーをかけたところだけやたら走りやすくなります。
とても重要な要素ですが、ローラーをかけたという情報はここ最近は全く見ません。ローラーをかけたかどうかはJRAのホームページでわかります。
 

まとめ

開催と開催の間は、エアレーションとシャタリング作業の有無をしっかりと確認しましょう。
開催中は、ローラーをかけたかどうかだけ気にしましょう。

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