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かみゅ032 老猫介護録01(2019年)

かみゅくん17歳7ヶ月(人間で86歳)にして、腎不全末期それに伴う高血圧や失明となってしまいました。
2019年01月18日頃から、吠えるような頻繁な鳴き声に始まり、2019年01月20日夜間から、ふらつき、失明など。

当時の状態は。嘔吐、胃液のみ、度々、ここ数年。吠えるような大鳴き、ここ最近、1週間くらい。何ヶ月も前にも一時。
視力、失明?指先など物の動きを目で追わない。目に近付けても避けない、瞬きしない。
ふらつき。カラーボックスの上で足一本のふらつき。トイレで大の時にふらつき。後ろ足で耳を掻いてよろける。梯子昇れず。小さな段差で少しの躓き。
食欲良好、水分普通に摂取。毛艶良好。排泄良好。痙攣なし。でした。

以上の事態から「甲状腺機能亢進症」や「認知症」や「腎不全」を疑い21日に動物病院へ。
医師の見立てでも甲状腺か腎不全による高血圧だろうと。血液検査の結果に何も問題が無ければ脳腫瘍の疑いも?という事でした。
血液検査は血液がドロドロで必要量採血出来ず、優先順位の高いものから検査となりました。
検査結果は「腎不全」と「高血圧」、値は尿素窒素(BUN)106、クレアチニン(Cre)5.6。
ネットで検索してみると、ステージⅣでありつつも、値は低めな方でしょうか?

皮下点滴については通院させるのが負担になると思い、自宅で安らかに看取っていく事に。
10日間くらいは体調が悪化していく一方で、一時は何も飲食せず、シリンジなどであげようにも餌関連は嫌がる事も増え、仕方なく最低限の水だけはあげていて水は素直に飲んでくれました。
症状の表れた20日の時点で体重3.1kg。一番減った時で2.6kg。10日間くらいで20%くらい体重減少してしまいました。

それから小康状態となり落ち着いていて、飲食を自発的にするようになりましたが水分摂取が少ない時はシリンジであげ、食べ物の好みが変わりました。
足腰が弱ったままで少しよろつく感じで歩いています。走ったりジャンプしたりは難しい状態。
トイレ入口の段差を低いトイレに代える為、子猫用のトイレにし、しっかり憶えてくれるようになりましたが、以前のトイレより狭い為か、足腰が弱った為か、軽い認知症の為か、たまにトイレに前足をかけたまま排泄してしまう事があり、トイレ周囲にペットシーツをひいています。
時たま意味の無い徘徊、普通のトーンで鳴き続ける事があり、抱っこして撫でてあげると落ち着いて喉を鳴らします。
体重2.6~2.8kgをいったりきたり。


数日で急激に体調が悪くなりました。猫は我慢強かったり、生物は基本的に弱さを悟られないようにするため?

表出した症状は、胃液のみの嘔吐、吠えるような大鳴き、失明、ふらつき。

食欲が低下していたのでカロリーと水分摂取を優先して人間用も含め食べてくれるものを優先してあげました。

目がほぼ見えておらず、放っておくと室内をひたすら徘徊し鳴き続けるので、抱っこしたり膝の上に乗せたりしていました。分離不安のような感じで鳴いているように思えます。

つい最近まで元気に走ったりジャンプしたりしていたので、こんな急激に老化なのか悪化するとは思わず、偶に将来を考えペットロスの不安を感じたりしていましたが、ついに訪れの気配がと戸惑っています。
以前に試みた認知行動療法のお陰で、不安感など緩和するようにはなっていますが。
かみゅくんは人間も含めて、初めて愛した生物。
「伴子」友であり、子であり、師である生物。


SilberGift かみゅ 茶トラ
今までの思い出が走馬燈のように甦り涙が溢れ泣いた。
SilberGift かみゅ 茶トラ
今までの思い出が走馬燈のように甦り涙が溢れ泣いた。
SilberGift かみゅ 茶トラ
だるそうに横になっていました。
SilberGift かみゅ 茶トラ
だるそうに横になっていました。
SilberGift かみゅ 茶トラ
だるそうに横になっていました。
SilberGift かみゅ 茶トラ
少し元気にカラーボックスの上へ。
SilberGift かみゅ 茶トラ
痩せ出して体重2.6~2.7kg
SilberGift かみゅ 茶トラ
立っているのが少し辛そう。
SilberGift かみゅ 茶トラ
あぐらの上でリラックス。
SilberGift かみゅ 茶トラ
あぐらの上でリラックス。
SilberGift かみゅ 茶トラ
あぐらの上でリラックス。
SilberGift かみゅ 茶トラ
あぐらの上でリラックス。


@反省点@
・吐く:胃液だけで吐いた後に元気であっても腎臓が弱り尿毒症になっている危険性。元気だから大丈夫だと見逃してしまった。
・吠えるような大鳴き:認知症と思っていたが、もしかしたら不調を訴えていたのかも知れなかった。猫は我慢強いから我慢していたのかも。
・血液検査:中年の7歳頃より年1回、高齢の10歳頃より年2回が適切な模様。自分自身があまり人を頼らず、自己治療や自己判断で病院に行くのを止めたりしていて、それで今まで問題が無かった為も影響。気付いた時には手遅れな病もある為、定期的な検査は大切。
・餌:日本産の100g100円くらいのものには摂取して蓄積すると体に悪いものが含まれている。100g100円にも満たないものでは尚更悪い。外国産の100g300円くらいのものが適切。その分出費は嵩むが猫の健康に良い。途中から変更しようにも食べ慣れておらず無理だった。海苔などを喜ぶからたまにあげてしまっていた。

@餌の経緯@
・4歳頃までは大して考えず安価なドライフード(メーカーは日本で一般的なもの、名前忘れた)が多く、尿路結石になってしまった為、ドライフードを「サイエンスダイエット」。ウェットフードを「モンプチ」「カルカン」「サイエンスダイエット」に。
・12歳頃から、「サイエンスダイエット」に飽きたのか食べなくなり、ドライフードを「ピュリナワン」たまに「シーバ」に。
・14歳頃から、「ピュリナワン」に飽きたようでドライフードを再び「サイエンスダイエット」に。
・15歳頃から、ドライフードの食べづらさや消化のしがたさ(固形物の嘔吐)が表れ、メインフードをウェット(パウチや缶詰)に。ウェットは「ロイヤルカナン(パウチ)」「カルカン(パウチ)」が食いつき良く。カナダ産の小さく食べやすいドライフードでもすぐに吐いた。海外産のウェットどれも好まず。
・16歳半頃から、ウェットの「ロイヤルカナン(パウチ)」は固形物が少し大きい為か吐きやすくなり止める。「カルカン(パウチ)」たまに「モンプチ(スープ)」へ。「カルカン(パウチ)」は固形物が小さく、更に食べやすいように箸でほぐしてあげていた。
・17歳半頃から、腎不全の症状発症とともに、食の好みが変わり現在は「銀のスプーン(缶詰)」がメイン。たまに「ささみ缶(いなば低脂肪。人間用)」。人間用は塩分が心配だが欲しがったのとカロリー摂取を優先させる為。ささみ缶は塩分1g、猫の塩分摂取量の上限値は3gで適量は0.5~1gくらいらしい。
野良猫は噛みつくように食べる猫が多いが、かみゅくんは舐め削ぐように上品に食べる為、ウェットの缶詰やパウチを食べやすく長らくほぐしてあげ続けています。
かみゅくんが食べなかったフードは全て野良猫にあげていました。

@補足@
・シリンジの先端が金属で危なくも思ったが、緊急の為そのまま使用。特に舌を傷付ける事もなく。先端部分を外せる為、ペースト状のものをあげる時は出やすくさせる為に外していた。水をあげる時は先端部分があった方が水が出過ぎず、長さもある為あげやすい。1回分あげても寝っ転がったままの場合は、再び水を吸いあげてを繰り返していた。動きだしたり嫌がり出したら、そこで水遣りを止めていた。

@迷子用首輪、お勧め@
・首輪に元々付いているシールの物は首元を掻く事でボロボロになっていく。首輪に付ける為のリングも壊れやすい。ネットショップだと壊れにくい作りで「ペット名」「飼い主名」「連絡先」を彫ってくれるものがあります。

@今まで起きた病気や不調@
・1歳頃、まぶた裏側のめくれ。掻き過ぎの為。エリザベスカラーと目薬で治る。
・4歳頃、尿路結石。安価なドライフードの為。フードの見直しと飲み薬で治る。
・12歳頃、虫歯。うまく生え変わらなかった右上牙が虫歯に。麻酔で抜歯。体重4kg。
・14歳と15歳半頃、肛門嚢炎。膿が出来たり滴り落ちたり。病院で処置してもらう。
犬や猫の肛門両脇に臭いを出す器官があって通常は排泄と同時に排出されるようですが、それがうまくいかないと溜まって膿になったり気にして舐めて悪化したり血が出たり。定期的に排出させてあげた方が再発予防になるみたいです。
・17歳頃、逆くしゃみや咳。一時期数日に1回、5~10秒程度。長期にならずそのまま。体重3.4kg。


2019年01月18日頃から、吠えるような頻繁な鳴き声。
2019年01月20日夜間から、ふらつき、失明など。体重3.1kg。
2019年01月21日、動物病院、血液検査。左上奥歯に歯石。丸一日大鳴きするようになる。
2019年01月22日、昨夜から殆どウェットフードを食べず。スープ状やペースト状のものは食べる。
徘徊。肛門にできもの。左後ろ足感覚鈍い、引きずる。全体的に感覚鈍麻。寝ている人の顔を避けなくなってきた。
2019年01月23日、能動的に食事を摂らない。水は飲む。口元にスープ状やペースト状のものを近付けるとある程度は摂取する。半ば介護状態。
2019年01月24日、スープ状やペースト状のものすら摂取しなくなる。シリンジで給餌、口元上側に少しずつ垂らすと舐める。
隅に隠れるようになる(死期が近いのか……)大鳴きすらしなくなる。
夜、給餌中に失禁、一時意識混濁する。歩く前方に餌容器があっても避けずお構いなしに容器に足を踏み入れる。
かみゅくんを抱っこしながら、今までの思い出が走馬燈のように甦り、涙が溢れ泣いた。
2019年01月25日、トイレまで自力で行くものの、トイレの中で排泄をせず、トイレに入れてあげてもトイレ付近の床で排泄。今まで使っていたトイレは入口の高さがある為、子猫用の入口の低いトイレをネットで探し注文していたが、本日届き遅かったように思える。
同時に食べやすそうなものも注文していて届いたが、23日にホームセンターにて食べやすそうな餌を購入してきており、どれもシリンジで給餌してもあまり摂取せず。スープ状のものが一番給餌しやすく摂取しやすいが、カロリーが余りにも低い。水分補給にはなるが……。
体温低下。体重2.8kg。トイレ付近までは行くが、トイレ以外で排泄をする。普通のトーンで鳴くようになる。
平べったい容器に水を入れて口元に近付けると、少しは自発的に水を飲む。目が虚ろに偶になる。
2019年01月26日、スープ状のものすら少しの給餌で嫌がるようになる。
左後ろ足に続き左前足も不調、関節が曲がり難く。体重2.75kg。殆ど横になっている。目が虚ろ状態になる事が増えた。
血液検査の結果により腎不全と判明。尿素窒素(BUN)106、クレアチニン(Cre)5.6。失明は腎不全による高血圧の影響。
出来る事は点滴での延命措置くらいなもので、毎日連れて行くのも負担になると思い、安らかに看取る事に。
2019年01月27日、新しいトイレでしっかり排泄する率が増えた。体調が相当に悪いであろうに健気に新しいトイレを憶えてくれている。
スープ状のものをかなり嫌がるようになる。シリンジで水を給餌すると結構飲んでくれる。
鳴き声が弱々しくなってきた。体重2.7kg。
2019年01月28日、ここ最近に比べたら元気な様子。鳴き声も普通。撫でると喉を鳴らすように戻った。歩く時によろけ具合が大きくなってきた。
習性を利用して、ちゅーるなどを鼻の頭に付ける事で舐めさせ摂取させる事は出来たが、鼻の穴の中にちゅーるが入りやすくなる。
狙いを定め爪楊枝の持ち手側の方で一瞬で掻き出すようにすると鼻掃除が出来た。
2019年01月29日、寝ている途中に目が覚めると度々かみゅくんが横にいた。甘えに来ていたみたい。
ちゅーるを口元に近付ければいくらか舐めるように。僕が居ない間にカラーボックスの上に乗っていたとのこと、元気が戻ってきた?
2019年01月30日、妻が食べていた、ささみ缶を欲しがるので、餌場に置いておいたらスープを飲み固形物も食べていた。
能動的に食べたがるのは久しぶりなので猫用のを色々あげようとしてみたが、猫用のはどれも食べず。
人間用のささみ缶は猫にとっては塩分(1缶1g)が多めかも知れないが、ここまでの状態であれば第一にカロリー摂取を優先する。
2019年01月31日、体重2.6kg。起きたら、ささみ缶と猫用ペースト状のものを完食していた。ウェットも少し食べた。
午後になってからウェットもペーストも減っていない為、18時にちゅーるを1本舐めさせた。
猫用(ウェット、ペースト、スープ)と人間用のささみ缶(いなば低脂肪)と候補がいくつかある為、一番食いつきの良いものを試し中。
猫の塩分摂取量の上限値は3gで適量は0.5~1gくらいらしい。
21時頃にささみ缶をあげる。元気だった頃のように普通に食べる。食べた後の体重2.7kg。
2019年02月01日、猫缶を普通に食べる。体重2.8kg。
2019年02月02日、体重2.75kg、昼。起きたら寝る前にあげていた猫缶とペーストを完食していた。
調子を崩す前と食の好みが変わった模様。今日は水の減りが少なかったのでシリンジで水遣り。
固形物を食べるようになって4日目だが一度も排便をしていない。と思っていたら夜遅くにしっかりした便を2つする。
2019年02月03日、失明している割には見えているような?と思える事が多々ある。一時的で回復する場合もある模様。体重2.85kg。
2019年02月04日、普通のトーンでよく鳴く。抱っこして撫でると落ち着く。
2019年02月05日、元気が戻ったと同時に、うるさく鳴くように。
2019年02月06日、体重2.65kg。起きたら水の減りがとても多かった。トイレの粗相が多い。鳴き声は普通に。
目は相変わらず黒目のままだが、何かで物の気配を察しているような感じ。


因みに現在の視点でキャットフードは、アカナとオリジンが一番です。



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