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【アモリ通信470】 ムハマド・ユヌス

◎◎さん(^^♪

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「ムハマド・ユヌス」です。


 編集長インタビュー

 世界80億人誰もが起業家
 【グラミン銀行創設者・ノーベル平和賞受賞】
  
  NIKKEI BUSINESS 2024.03.25
     P44~P48


 バングラデシュにグラミン銀行を創設し、小口
融資を通じて貧困削減で大きな成果を上げた。
「人間は誰もが起業家である」ーー。貧困層の
支持を通じて人間が秘める創造力に気付く。
ソーシャルビジネスという概念を提唱し、社会課
題の解決に挑む。


プロフィール

 1940年英国統治下にあったバングラデシュのチ
ッタゴン生まれ。ダッカ大学院卒業後にフルブラ
イト奨学金を得て渡米し、ヴァンダービルト大学
で経済学博士号(Ph.D.)取得。72年に帰国しチッ
タゴン大学経済学部長、83年グラミン銀行頭取、
マイクロクレジット(無担保少額融資)で貧困層
の自立を助けた。2006年グラミン銀行と共にノー
ベル平和賞を受賞。国連SDGs(持続可能な開発目
標)の提唱者の一人。80歳を過ぎてなお精力的に
活動する。


◎ 現在の文明は富を集中させる方向に向かっ
  ている。分かち合い、思いやり、助け合い
  の経済に転換を。

       (前略)

* 利益最大化とは別の選択肢

ーーー株主資本主義と呼ばれる、短期間の利益を

重視する経営の在り方も見直す必要がありますね

 企業活動の目的とは利益を最大化すること。利
益を上げれば、さらなる投資が可能になり、ビジ
ネスは拡大し、経済は成長する。人々に雇用を用
意し、多くの給料を支払うことが可能になり、人
口は増え続けるーー。

 これが資本主義システムについての標準的な説
明です。しかし、これまで指摘した通り、その過
程で富の強烈な集中が引き起こされています。
 世界の富はほんの一部の人の手に渡り、それ以
外の人は放置されています。そして、貧困や失業
といった個別課題の解決に向けて議論しています

 ですが、根本から原因を解決しなければ意味が
ありません。ビジネスの目的に、利益の最大化と
は別の選択肢を与える必要があります。

ーーー別の選択肢ですか

 ビジネスの目的が利益の最大化だとされている
のは、経済学が人間を利己的な存在だと定義して
いるからです。しかし、これは誤りです。人間に
は利己駅な部分もあれば、無私の心もあります。
 金もうけを目的としない新しい種類のビジネス
を導入できれば、私たちは社会問題、環境問題、
水問題を解決できるのです。これがソーシャルビ
ジネスです。

 そんなことは不可能だと言う人もいます。そう
でしょうか。私なら私自身の金もうけよりソーシ
ャルビジネスを選びます。私の興味は問題を解決
することにあって、貧困に苦しむ人を身近に目に
したくありません。どちらを選ぶかはそれどれの
判断です。頭ごなしに否定されるものではありま
せん。

 ソーシャルビジネスもあくまでもビジネスであ
って、慈善活動ではありません。資金を投じてサ
ービスや製品を生みだし、それを売って投資分を
回収してコストをカバーします。これまでのビジ
ネスと異なるのは、利益の最大化ではなく、社会
問題の解決を目的にしている点、それだけです。

ーーー政治の力ではなくて、あくまでビジネスの
力で社会課題を解決するのですね。

 もはや、どの国でも政府による生活保障や支援
は機能していません。というのは、その仕組みは
受給対象者に「お金を提供するから何もするな」
と言っているようなものですから。何もしない
ことの代償にお金をもらうなんてできますか。誰
もが創造性を持つ人間なのに。

 目の前のドアを閉じておいて、生きるためのお
金を与えるだけなのです。これは本当にあるべき
姿でしょうか。自立できるようにドアを開いてお
くべきなのです。

* 日本は創造力発揮へ一歩を

ーーー日本では30年にわたり経済が低迷していま
す。どうすれば脱出できるのでしょうか。

 何が起きているか正確には分かりませんが、
もし30年も成長が止まっているならば、それは社
会に何かが不足しているからでしょう。

 資本主義がお金を稼ぐこと以外の選択肢を与え
ないから、あなた方は行き詰ってしまったのです
 以前ほど人々はモノを買いたがらず、経済も発
展しない。すべてが減速傾向に陥っています。旧
来の方法は限界を迎えているのです。

 ソーシャルビジネスは一つの突破口になるでし
ょう。創造的なアイデアが次々と実現すれば、経
済は活性化されます。日本は創造的な力に恵まれ
ています。一歩踏み出せば、日本の多くの課題を
解決できると思います。

 世界が日本を待っています。日本には世界に広
がる課題を解決できる潜在力がありますから、誰
もが歓迎してくれるはずです。

(紡白)
       (前略)
 富の集中が分断を生む現代の資本主義を根底か
ら否定するユヌスさん。「仕事とは雇い主に身を
委ねる奴隷制度」「世界には80億人の起業家がい
る」。強い言葉に圧倒されながら、資本主義にど
っぷりつかった自らの価値観を見つめ直す機会に
なりました。


金もうけを目的としない新しい種類のビジネス
を導入できれば、私たちは社会問題、環境問題、
水問題を解決できるのです。これがソーシャルビ
ジネスです。

ソーシャルビジネスもあくまでもビジネスであ
って、慈善活動ではありません。資金を投じてサ
ービスや製品を生みだし、それを売って投資分を
回収してコストをカバーします。これまでのビジ
ネスと異なるのは、利益の最大化ではなく、社会
問題の解決を目的にしている点、それだけです。


(私見)

『利益の最大化ではなく、社会問題の解決を目的
にしている点』

ハイレベルで資本主義やソーシャルビジネスを語
っているのですから、例の如く、つまらない次元
で青年キヨタカ君が茶々を入れるべきではありま
せん。  と、思うものの・・・・・

 私が私淑する人「稲盛和夫」氏の考え方として
「利他の心」をはじめとする「経営哲学」と
「10%の利益がなければ事業とは言えない」という
これも「経営哲学」といえばそうなのでしょう。
 この二つを同時に語っていることに私は凄みを
感じています。

 富の集中が偏り過ぎることが問題なのであって
節度が守られていれば、通常の人間は、仕事をし
て給与をもらい、昇給すればありがたく、もっと
もっと給料が上がれば、もっと嬉しいに違いあり
ません。

 現実の経営の中で、事業利益を「社員の昇給に
充てるか」「直接的な社会貢献の何かに充てるか
」「会社の投資に充てるか」「会社の内部留保に
して将来の備えに充てるか」「借金の返済に充て
るか」。

 経営者の判断は様々でしょう。
 何が正解か。答えは様々でしょう。

またまた、つまらん小理屈を言うヤツでしょうか

◎◎さんは、ソーシャルビジネスのあり方
考え方についてどう思われますか。

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

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【アモリ通信】の『ジョガーF』です(^^♪

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