【アモリ通信453】 粗利と限界利益の違い
◎◎さん(^^♪
こんにちは。
SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】
本日のテーマは「粗利と限界利益の違い」です。
そんなことはどうでもいい。
大切なことは、経営状態の中身だ。
確かにそうかもしれません。
ま、しかし、財務も経理も専門家ではない私の
長年の「素朴な疑問」が解決したので、今回取
り上げてみました。
そもそも、財務諸表に「変動費」「固定費」
「粗利」「限界利益」という用語はありません。
しかし、諸々の経営分析なり管理表なり、普通に
上記の用語が出てきます。
定年前までは財務諸表なり諸々の管理表は、
ひたすら「見る」立場だったのですが、今ではい
くらかでも「分析する・説明する」立場なので、
自分なりの拘りというか、素朴な疑問はクリアー
しておきたいと考えていました。
昨年のある時期、建設業を得意とするコンサルタ
ントの方が、あるセミナーで
「自分は粗利ではなく限界利益といいます。
この2つは微妙に違います」とおっしゃってい
ました。
そこに食いついた青年キヨタカ君。
「あいつ、ショウモナイことを聞いてる」と周り
の方も含めて思ったかどうか定かではりませんが
その後、Chat GPTにも質問しながら、自分なり
の「シンプルな解釈」が確立しました。
先に結論をまとめると、下記のようになります。
粗利と限界利益の違いだけは、その日まで
消化不良の状態でした。
製造業・建設業・運送業以外の全業種の場合
変動費 = 売上原価
粗利 = 売上総利益
固定費 = 販売費および一般管理費
(販管費)
製造業・建設業・運送業の場合
変動費 = 売上原価 ー
労務費ー減価償却費
限界利益 = 売上 ー 変動費
固定費 = 販管費+
労務費+減価償却費
ふぅ~~ん、よう知らんけど、だから何なのさ
そんなのどうでもいいじゃないか、という見解
の方が多いのでしょうか。
実際問題として、税理士・会計士の方でも
こういう説明をきちんとされる方は少ないのでは
なんだとぉ~・・・そんな初歩的な話、常識だ
話題にすること自体オカシイ!!
果たしてそうなのかな?????
あるいは上記の解釈でもまだ不十分なので
しょうか。
ちょっと笑える話で、例の如く、Chat GPTで
対話してみました。
その全容を、私自身のHPに「登録」しておき
ました。
少し長いのでので今回は本文を短めにしてお
きます。
そもそも「変動販管費」ってなんなんだ。
労務費+減価償却費ではダメなのか。
他にもあるのか。
Chat GPTが、
「おっしゃる通り、誤解が生じました。
お詫びいたします。」
って、笑える(^^♪
なんかまわりくどくてかえって分かりにくくなっ
てるようで。
Chat GPTはまだまだ不十分なのでしょう
けれど、着実に精度は上がっていくに違いないと
思います。
いずれにせよ、何か疑問があったら、Chat
GPTに聞いてみて、納得いかなかったら質問
を繰り返すことをお勧めします(^^♪
私の結論は、製造業、建設業、運送業は
粗利ではなく限界利益。それ以外の全業種
は粗利という認識になりました。
粗利と限界利益について
https://www.sil-ms.jp/157538.html
◎◎さんは、財務種表には
「変動費」「固定費」「粗利」「限界利益」
という用語は決して表示されることはないのに、
経営分析他になると、それらが出てくることに
疑問を感じることはないでしょうか。
また、単純に、何をどうすれば変動費や固定費
になるかという事を、昔からご存知なのでしょ
うか。
更に、粗利と限界利益はどう違うのか、全く同じ
なのか、ご自分なりの認識がおありなのでしょう
か。
私は、常々疑問を感じていましたが、やっと人に
説明できるシンプルな理解にたどりついた気分
です。
会計の専門家の方は、私の理解はまだオカシイ
と思われるのでしょうか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。