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Twitter Shadow Ban もしくはセンシティブステルス・タグステルスのお話
2022/02/27追記
2019年に記事を公開してから大きく状況が変わってきたので、追記しておきます。
旧来のShadowBanは依然存在するものの、隠蔽の種類が増えたことと、こちら側の対応を変える必要があります。
ShadowBanてそもそもなんやねんという話は旧記事をそのまま下に残してあるので参照してください。
まず、2021年末にShadowBanチェッカーであるShadowban.euがなくなりました。
shadowbaneuくん・・・死ぬのか・・・
— 紫 (@sikyosyounin) December 3, 2021
TwitterIDを入力するだけで自分がBan状態であるかを簡易的にチェックできるので非常に便利だったのですが、Twitterのアルゴリズムの変化に対応しきれないなどの理由だったと思います。
スクリーンショットを残しているわけではないのでこの辺については少々曖昧ですが、まぁともかく今はありません。大変お世話になりました。
え、亡くなってたの!?と気づいていない方もいるかと思いますが、実は程なくして別の方が同機能でほぼ同じUIのサイトを立ち上げてくださっているので、URLではなくshadowbanで検索してサイトに辿り着いている人だと違いがわからないかもしれません。
euは海外の方でしたが、こちらのサイトの製作者は日本の方のようですねというか、今ちゃんと確認したらMarinDeckの開発者の方ですね。お世話になっております。
Helpも日本語で丁寧に書いてあるので、以前よりわかりやすいと思います。
Shadowban.euと関係がありますか?
ありません。Shadowban.euのソースコードから一部を改良した上で設置しています。公認の後継サービスでもありませんが、同等の使い勝手で利用できるよう運営していきます。
結果はどの程度信頼できますか?
100%正確というわけではなく、間違った結果が出ることがあります。特にReply Deboostingは正確にテストされません。また、ツイートのないユーザーや、ツイートの少ないユーザー、IDを変更した直後のユーザーなども正しくテストすることができないことに注意してください。改善に協力したい場合は、shadowban-backendを修正し、プルリクエストを送っていただければ
対応します
そもそもeuの時点からそうであるように、精度としては100%ではありません。
今の所の体感ではありますが、Ban状態であるとされたアカウントも手動で検索してみると出てくるという例もままありました。
検索に出てこないなと思ったときにこちらでチェックをかけてやっぱりなという使い方のほうが良いような気はします。
さて、もう一つ。
時期を同じくして、旧来のShadowBanとは別に「投稿単位で見えない」という報告が増えてきました。
その人の他の投稿はでてくるのにファンアートだけ出てこないというようなことが確かにあります。
これは今の所統一された名前がついていません。というかShadowBanと混同している人が多く見られます。
ShadowBanはアカウント単位、投稿単位で隠蔽されるやつはまた別です。名前をくれ。
現象自体は2019年に一度自分も遭っているのですが、レアケースだったようです。
・from検索だと普通に出てくる
— 紫 (@sikyosyounin) September 7, 2019
・センシティブ設定で貫けない。結果に変化がない。設定がどちらでも投稿単位で出てこないものと出てくるものがある(ログアウト状態でも同じ結果 pic.twitter.com/Jkryo8jPKl
旧記事の方に残してありますが、Search Suggestion Ban(いわゆるシャドウバンはコレを指すことが多い)の場合はセンシティブ設定で表示できるようになりますが、設定やログイン状況に関わらずとにかく見えない投稿があります。現状これという対処方法はなく、全く同一の内容を再投稿したらうまくいったという報告も多いことから、内容そのものが問題というわけでもなさそうです。
なんにしろ、こちらについては上記のチェッカーでは検知できません。
以上のことから、今我々にできることは、
・隠蔽されることはもはや事故と割り切る(罪状がない)
・ShadowBan(SearchSuggestionBan)と投稿単位の隠蔽は別物と理解する
・チェッカーも万能ではないのであくまで目安として、本当に誰かに見てほしい、検索に出てきてほしいという投稿をした場合には都度手動で確認する
くらいです。
手動での確認ですが、センシティブ設定やフォロー関係などで差異が出てきてしまうので、完全に外野である非ログイン状態からが良いと思います。
普段使ってないブラウザを用意してhttps://twitter.com/exploreをブクマしとくと楽です。
※以下、旧記事
2019/02/17公開 → 2019/06/05追記→ 2019/06/12追記
この記事は何かを解決するものではありませんが、こういう症状があることの周知と、自分の考察のメモのようなものです。
■Shadow Banてなに?
一言でいえば
「Twitterの検索結果から自分の発言が除外される」
状態のことです。
日本の一部界隈ではセンシティブステルスやタグステルスと呼ばれているのを確認していますが、呼称は他にもあるかもしれません。
ハッシュタグも検索機能の一種なので、あなたがハッシュタグを付けて投稿したものも一覧からは除外して表示されます。
海外ではShadow Banで検索するといくつか記事が見つかりますし、Twitter上で検索すれば「俺のShadow Banを解除してくれ!」
と公式に直訴している様をみることができます。
・自分がban状態にあるかどうかは、下記サイトで確認できます。
上のフォームに自分の(他人でも良いですが)IDを入力、Checkを押したあとに"Search Suggestion Ban!"と赤文字で出てきたらbanされています。
※2019/06/05追記
Shadow Banの中にはSearch Suggestion BanのほかにもSearch Ban、Thread BanやQFDなど他にも種類がありますが、ほとんどの場合Search Suggestion Ban1つのみに罹患している為、これについてのみ取り扱います。
■何が困るの?
・イベント参加などの告知が意味をなさない
例えばコミケに一般参加する人が、新刊告知してる作家さんを探すために「コミケ 新刊」「C95」などで検索をかける場合があります。
しかし告知ツイートをしている作家さんがban状態にある場合、検索をかけた人からはそのツイートが存在しないように見えています。
・ハッシュタグに参加できない
「このハッシュタグを付けて投稿してくれた人の中から~」のようなイベントは枚挙に暇がないですが、そういったイベントではbanされているあなたは「投稿してくれた人」ではなくなります。
また、今にわかに人気が出てきているVTuber、彼らは視聴者参加型で特定のハッシュタグを用意してファンアートや自分の話題を監視している人が多いです。
Shadow ban状態になると、ファンアートを描いてもスルーされてしまい、お互いに悲しみを背負います。
・エゴサ不可
同様に、自分の名前でエゴサしているタレントも多いです。
しかしbanされている人は見えなくなります。
・緊急時の連絡手段断絶や人探しが不可能
自分も震災のときにはどこそこのガソリンスタンドやコンビニが営業していたなどの情報を片っ端から検索して助かったクチですが、そういった情報を提供してくれた人がban状態だった場合、本当に必要な人に情報が届かなくなります。
◯◯市の誰それを探していますというようなpostも、banによって断絶します。
■誰からなら見えてるの?
※2019/06/14追記
以前フォロワーからなら無条件で見えていると記載していましたが、下記xckbさんの検証によりフォローであってもセンシティブ設定が必要ということがわかりました。
あなたもいつの間にかTwitterからBanされてる?: Search Suggestion Ban調査 - xckb的雑記帳 https://t.co/H2Oas7lU9e
— 紫 (@sikyosyounin) June 14, 2019
「SSB対象になると、実際はフォロワーからも検索できなくなります。」
この件現象確認できましたのであとで自分のも訂正しておきます。(身内にはモザイクを掛けないの刑 pic.twitter.com/B9Tys3JIX7
ある時点で仕様が変更になったのか、もともと私の思い込みだったのかはわかりませんが、申し訳ありません、訂正いたします。
正しくはこうですね。(ただしこれも"現時点では"と言わざるを得ません)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12315114/picture_pc_9f3a8563df51c8b5dcedcc6c2bec7b63.png?width=800)
以前の文章は文脈がわからなくなるので消さずに引用扱いにして退避します。
「あなたをフォローしている人」もしくは「フォローしていないけどセンシティブ設定を変更している人」
からは見えているはずです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12315141/picture_pc_6c31c69d3569cf0aa39236118f752d33.png?width=800)
はず、というのは私自身banされている身ですが、フォローしている人からも見えていないのでは?と感じる場面が度々あり、もしかしたらフォローしている人の中でも検索結果からは除外するなどのランク付けがなされている可能性を私は考えています。(例えばよく会話するフォロワー同士なら表示する等)
1つのシグナルだけではなく多くのシグナルを使って各アカウントのランク付けを決定する仕組みになっています。
とあるように、例えば多くの人からブロックされていたりミュートされていたりといった場合に、「この人は多くの人から見たくないと思われているから検索結果からも除外しよう」という判定基準が設けられているのでは、というまぁ憶測ではあります。
※2019/06/05追記
上記の通り、「センシティブな内容を表示しない」のチェックを外すことにより"検索する側からは"Search Suggestion Banを無視して検索することができます。
たまに「自分はShadow Banなのに推しからふぁぼられたぞ!?」と驚いている人を見かけますが、ここの設定を変えれば対処できると知っている人だと思われます。
なお、先日xckbさんの記事により、スマホアプリからはこのセンシティブ設定の項目が消えていることを知りました。えぇ・・・?
※2019/06/12追記
スマホでも最新版ではその設定があるそうです。もうわっかんね。
xckbさんの記事は数字を用いてしっかりと検証をされているので大変参考になります。
■原因は?
具体的な原因は全くの不明です。
というのも、Twitter社自身はShadow banなどしていないと否定しています。
Shadow banについてなかなか情報が出てこないのもコレが一因でしょう。
しかしながら、Twitter helpには、
一部のコンテンツがTwitter検索で表示されない理由
として
検索結果の質を保つために、一部のツイートやアカウントが検索結果から除外されることがあります。また検索の質を下げたり、他の利用者が検索したときに不快な思いをさせたりするツイートやアカウントは、自動的にTwitter検索から除外される場合があります。詳細はこちらをご覧ください。
ということが明記されています。
また、Twitterの問い合わせの選択肢からも、このような問題が把握済みであることが読み取れます。
Twitterからは度々"健全な会話"として色々な制限をかけているよという発言を目にすることがありますが、やってはいけないこととして
・内容が同じまたは似ているリンクやツイートを繰り返し投稿する。
・特定のトレンドトピックやハッシュタグ(#記号の付いたキーワード)を乱用する。
・ツイートや返信の送信を自動化する。
・ボットやアプリケーションを使って特定のキーワードで構成された似たような文章を投稿する。
・複数のアカウントで同じような文章を投稿する。
・フォローとフォロー解除を過剰に行う。
が挙げられています。
これらを見る限りは別段発言の過激さなどは埒外のはずです。
ただ前項で取り上げたとおり、ランク付けという概念は絡んでいるかもしれません。
日本においてセンシティブステルスという呼称を用いている人たちはとりわけVTuberを追っている人たちが多いのですが、彼らが引っかかる点があるとすれば、ハッシュタグ周りや複数のVTuberに対して挨拶のリプを繰り返すなどが該当するかもしれませんし、全くの冤罪である可能性もあります。
しかし、Shadow banと呼称している海外の人達は別段VTuberとはなんら関わりがありませんし、ログを追っても奥さんとの楽しそうなツーショットを日々投稿しているだけの普通の人すらbanされている有様です。
なんにせよ、つまり「全くの不明」です。
■対処法は?
わかりません。
Shadow ban fixなどで検索をかけると「コレで解除されました!」という記事をいくつか見つけることができますが、私は今の所実践してうまく行ったものはありません。
解除されたというのも偶然か運がいいか、あるいはそれぞれbanになった原因が違うので誰もがうまくいくわけではないか。
いずれにせよ今の所覿面に効果があるものは見つけられない状態です。
もしコレをご覧になっていて画期的な方法をご存知な方がいらっしゃったら教えてください。
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