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長期治療が必要になったこと(5)癌の原因

随分と暑くなってきました。2024年5月28日に抗がん剤治療の4コース目を行うこととなった。これから、3週間の入院治療になります。これまでも連絡を取ってくれた方やお見舞いに来てくれた方に感謝を申し上げます。励みになります。ただ、これまでの治療で体力も落ちてきているのを感じます。今回は自分の中での整理のために癌とはどんな病気かを整理しておきたいと思います

1.癌はどんな病気か

癌という病気は細胞が分裂時に発生する遺伝子の異常により発生した異常細胞が無秩序に増え続ける病気のようです。もう少し詳しく調べると、遺伝子の異常も複数の遺伝子の変異が必要なのようで、この変異は徐々に時間をかけて蓄積していくようです。

全国共通がん医科歯科連携講習会テキスト:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)

引用“全国共通がん医科歯科連携講習会テキスト(第二版)平成31年3月発行”

2癌の原因

まず癌も部位によって発生する原因や発生する割合が違う。今回は特に男性についてみた場合、前立腺(17%)、大腸(15%)胃(15%)肺(15%)で全体の62%に達し、肝臓(4%)と膵臓(4%)と食道(4%)を加えると75%に達する。
それを踏まえて総論としては男性の癌の原因は、喫煙(29.7%:主に肺がん)感染(22.2%:肝がんや胃がん)飲酒(9%:口腔・咽頭・喉頭、食道、大腸、肝臓)と合わせて51.99%になっている。ただし、今回の私自身の膀胱がんについては明示されていない。主治医に質問をしてみたが、膀胱がんについては喫煙やある種の化学物質は考えられるが、高い確率の原因は分かっていないようだった。つまるところ、良くわからないのが現状だ。しかも10~20年かけて大きくなるとの記述もあるため、30代には何らかの原因で発生していたと推測される。原因がわからず何とも歯がゆい気持ちだ。
また、膀胱がんについては簡便な検査方法が、まだ開発されていないようでかなり大量の尿を調査して分かるようなものらしい。
これからの研究が待たれるのが現状だ。

引用がんの統計 2024:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)
引用“全国共通がん医科歯科連携講習会テキスト(第二版)平成31年3月発行”全国共通がん医科歯科連携講習会テキスト:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)

3.予防

予防について少しだけ。禁煙、節酒、運動、食生活、適正体重の維持といわゆる健康的な生活のようです。

引用“全国共通がん医科歯科連携講習会テキスト(第二版)平成31年3月発行”全国共通がん医科歯科連携講習会テキスト:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)

4.癌についてもう少し詳しく、治療方法の開発

1で癌という病気は遺伝子の変異であり、また変異についても細胞の増殖に関する遺伝子(がん遺伝子)と増殖を抑える遺伝子(がん抑制遺伝子)があると述べた。もう少し詳しく調べてみると、これらの癌にかかわる遺伝子変異は、多くのではありますが種類が分かってきており、それらの特徴(変異のあるたんぱく質)から分かるようです。
この種類に合わせて、増殖を抑える(阻害薬(分子標的薬)、増殖した細胞を免疫細胞に攻撃させる薬(免疫チェックポイント阻害薬)があるようです。
これらの薬を効率的に使うには、どのような遺伝子の変異が悪さをしているのか、遺伝子の変異に対して効果のある薬の開発などが必要になるようです。
日本でも2019年から検査が保険適用となり、これから治療法が開発していくと思われます。
引用:がん発症の仕組み|がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査|国立がん研究センター がんゲノム情報管理センター(C-CAT) (ncc.go.jp)

分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などは研究されているようです。
引用:がん発症の仕組み|がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査|国立がん研究センター がんゲノム情報管理センター(C-CAT) (ncc.go.jp)

まとめ

自分の膀胱がんについては、明確な原因は分からなかった。また尿検査でも簡便な方法がなく、血尿などが出てしばらく経って分かることが多い様だ。
これから研究が進んでいくと思われる。
次回は、費用面について記録しておこうと思う。

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