長期治療が必要になったこと(4)抗がん剤治療
2024年5月4日で抗がん剤治療も投薬を2コース目も終わり、来週より3コース目となった。自分の抗がん剤治療のイメージは10数年前のテレビドラマや小説などを通して作られており、脱毛や吐き気や眩暈などが取り上げられており、非常に辛い治療と想像していた。
幸い自分の場合は2コースの間には、若干の吐き気はありますがひどくはな無く、食事も取れているのでやせ細るようなこともないです。身体のだるさと脱毛はありますが。
今回は、自分が体験している抗がん剤治療を説明するとともに、自身で情報を集めて理解を深めようと思います。
*表紙は阪大病院のホスピタルガーデン。
抗がん剤治療の概要
自分が受けている抗がん剤治療は、主な投与薬剤が細胞障害性抗がん薬としてゲムシタビンとシスプラチンであり、その頭文字からGC療法と名付けられている。
癌の治療は、癌細胞の発症場所を外科手術で切除するおよび抗がん剤による癌細胞の抑制がセットになっている。
抗がん剤による治療は、転移の可能性のある悪性腫瘍(癌細胞)を薬剤により、増殖を抑えて、癌の影響範囲を絞る、手術後の再発や転移を抑えるためにおこなう。
ただし、抗がん剤は癌細胞だけの増殖を抑えるわけではなく、他の細胞も増殖を抑えるら。そのため、様々な副作用(腎障害・神経障害・聴力障害・骨髄抑制・吐き気・脱毛・免疫力の低下)がおこるため、それを抑え込む薬剤と合わせて投与される。免疫力の低下は血液への作用から起こるため、感染症などへの注意が必要となるそうです。
膀胱がん 治療:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] (ganjoho.jp)
抗がん剤:ゲムシタビンとシスプラチンのこと
今回に投薬されるシスプラチンとゲムシタビンの2種類があります。詳細な説明は参考にしたWEBサイトなどに譲ります。
どちらも増殖の速い細胞(すなわち癌細胞を含む細胞)に対して、増殖を抑制するように働く薬のようです。
抑制する機構はゲムシタビンとシスプラチンでは違いがあります。ゲムシタビンでは、DNAの合成がされる際にDNAを合成する酵素が誤ってゲムシタビンを取り込んでしまいDNAの増殖を阻害するようです。シスプラチンでは、DNAが合成される前に、DNA二重螺旋がほどけるのですが、そのほどけるのを阻害するようです。
この2種類の細胞が増殖するのを防ぐ効果によって癌細胞の増殖を抑えます。
ただし、副作用もこの効果に由来しているようで、特に血液を作る仕組みにも作用してしまいます。そのため投薬中は血液検査を行い、白血球・白血球うちの好中球・ヘモグロビン・血小板の量を確認して、過度に少なくなる場合はそれを補うような措置が必要になります。
類推になりますが、この増殖の速い細胞に作用するために、様々な副作用(骨髄抑制、脱毛、免疫の低下)が起こっているようにも思えます。
幸い自分の場合は2コースの間には、許容範囲での減少だったので、措置は受けていません。また吐き気なども吐き気止めの効果もあり、酷くはなく、食事もとれているので、やせ細るようなこともないです。身体のだるさと脱毛はありますが。
あと、抗がん剤は癌細胞の増殖抑制や死滅に効果があることは分かっているようですが、
なぜ癌細胞に良く効くのか等はその仕組みは研究が続けられているようでした。
研究が進めば、より癌に効いて副作用の少ない薬が出てくるのではないでしょうか。
次回は、癌という病気について調べたいと思います。
ブリプラチン、ランダ、アイエーコール(シスプラチン)の作用機序:抗がん剤 (kusuri-jouhou.com)
癌治療:放射線やシスプラチンが効く機構を発見‐DN... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?