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2018.大晦日に思ったこと(備忘録) 米津玄師 2018 LIVE / Flamingo(幕張)


私は人生の大半において読書を愛しており
日常でほとんど音楽を聞かない生活だった

2018年初め 4歳の息子が突然Lemonを歌い出して私は米津玄師という人を知った
検索しCDを買って武道館DVDを見た翌日にはBOOTLEGを注文してた
そこから二カ月ずつ 遡るように4つのアルバムを聴き続けた dioramaで鳥肌がたち、この人を知りたい、と過去のインタビュー記事を取り憑かれたように読み漁った
でもライブの申し込み方すら分からずトレードも取れずワタワタしているうちに幕張ライブの1週間前になってしまい、職場の後輩ちゃんのアドバイスで藁にもすがる思いでTwitterを始めてみた

公演3日前にチケットが取れた瞬間、震える手でクレジットカードの番号を入力した時の心臓の音が身体いっぱいに響いた感覚をいまだに覚えている
4歳の子を置いて行けないわ!と20年以上ぶりに父に連絡をとった(中々無茶苦茶だ)
その翌日が、長く順番待ちしていた息子の専門医の診察で、ASDは覚悟していたのだけど…まさか他に2つも診断名がつくとは思っていなかったから動揺した

その動揺のまま幕張Flamingo初日

10/27
午前中仕事をし、さぁ行こうという時に呼び止められ職場の医院をたたむと知らされた
18年務めた職場 そりゃぁビックリだ
この先どうしようか?子供のこと仕事のこと、未来がぐしゃぐしゃな気持ちで幕張に走った

米津玄師という人は
本当にその場に存在していた

初めて聴いた生の歌声 うずくまって歌うamenを聴いていたら涙が出ていた 全体の世界観の構築に圧倒された 熱にうかされたように帰り息子を寝かしつけてから夜中に必死に翌日のトレードチケットを取った
変わってゆくことを選んだという米津さんの言葉に、幼なじみという中ちゃんと楽しそうに話す姿に、私はとても強烈な希望の光を見た
私も変わってゆきたいなと、強く思った

そこからは人生初のスイッチが入ったみたいずっと見て見ぬ振りしていた本当に自分のやりたかったことやってみた
少しずつ自分の意見を言うようにしてみた
衝動のまま行動してみた(ウィークエンドのライブに職場に当日頼み込み早退ダッシュ)
どれも今までの私には無かったこと

一歩踏み出したら
見える景色が変わった
声をかけてくれる素敵な皆さんとの出会いもあった 美しいものを作りたくて勉強した学生時代を思い出し、25年ぶりに物置から当時の工具箱やバーナーを発掘してみたりした

そんなで今、忘れかけていた なりたかった自分に近づくための練習中
子供のこと、次の仕事のこと 不安が無くなったわけではないけれど… 私はどうしたい?と少し前向きに考えられるようになってきた気はする

そんな嵐のような二カ月

ひとりぼっちの手探りで人生初のライブにゆき、幕張の2万人のスタンディングでもみくちゃになりながら感じた光と衝動

2018 10/27は大袈裟ではなく
人生どう生きる?って転機になる1日だった

全て出会いに感謝しかない


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