クソポエム

よくかんがえたら僕は新しいコンテンツの形であるとか、安価なIPだとか、アニメの具現化だとか、そういうのは初めからどうでもよかったな。

かつてあったかもしれないし、初めからなかったかもしれない関係性とか思い出。感情制御の効かない思春期から逃れて、学校や仕事から解かれて尚少年少女を忘れずいられる人を立てて、多数の目線と応援を寄せて、初めて作ることのできる数人分の空間。それを見出したから。

諦めの海に沈んだ街の廃材を集めて浮かべた人工の島。青春その時ではなく過ぎ去ったからこそ再現される思い出以上の思い出。滅んだ動物の姿を近い種から逆算して継ぎ接ぎに再現した美麗な似姿。きっとそう言うものが(自分にも)あったと共感する事が、あるいはそうなれたかもしれないと可能性を感じられる事が何よりありがたかった。再現者達本人が渦中にいながらその関係を舞台をお互いを大切なものとして心から楽しげにしてくれる事がどれだけあり得ないことか。友人は離れるもの、恋は壊れるもの、夢は潰えるもの、人生は終わるもの、その例が無限にあったとしても唯一沿わない黒い白鳥一羽をはばたかせるために。

可能性の標本。人外、神仏、性別を乗り越える存在、ぴたりと分かり合う少年少女、世界を塗り変える歌姫。そこに自己投影するんじゃなく、それが自分たち1人1人の注目と支援で成り立たせる事ができたという僅かな自負と本当はこうなりたかったという仕舞い込んだ願望を忘れないで保存してくれる事のありがたさで今日も生きられると思ったから僕はこの人たちが好きなんだなってぱんコウじょを見ながら思ったんだけど眠くて言葉が纏まらないからもう寝ていいかな。

良い夢が見れそう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?