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国見岳(2017年5月16日記)

先週の5月10日は石堂山に登ってきた。
前日までの天気予報ころころ変わってたけどYahooの天気予報だけはずっと晴れの予報で他は曇りか雨。
出発する直前NHKのデータ放送で天気見たら、くもりマークだったけどYahooを信じて出発した。

8合目付近で黒い雲が迫ってて風もめちゃくちゃ強かったからあきらめようかと思ったけど、7合目まで引き返したところでちょっと雲が切れて一瞬青空が見えた。
やっぱ晴れるんじゃないかと思ってまた9合目付近まで登ってみたけど、花はほとんど散ってるし、全然晴れそうになくてむしろちょっとパラパラ降ってきたから、雨具も持ってないからまたゆっくり下山…。

下山してる間に晴れてきたらまた登ろうと思ってたけど、6合目付近まで下っても晴れる気配無くて市房山方面どんどん黒い雲に覆われていったからもう今年はあきらめた。
6合目付近で自分と入れ違いで2人登っていって、もしかして晴れるのかなって心配になったけど車戻って一息入れたらちょっと降ってきた。
ああやっぱり晴れないなと思って運転して帰ってたらかなり強めの雨にかわってきた。
帰っといてよかった。強風で雨ってきついし。

風景は見れなくて残念ではあったけど学んだことがあった。
まずYahooの天気予報は全然あてにならない。
完全な晴れマークだったし。多分占い程度の予報なんだろうな。
ここ一ヶ月ほどの天気予報の的中率を見るとNHKのデータ放送のが案外当たってる気がする。

とにかくYahoo天気はだめだ。
今現在雨降ってるって時でも平気で晴れマークつけてることもあるし。
あと、今回強く思ったのがレインウェアを買わないといけないって思った。
前から買わないとと思ってたけど、ネットで登山用のレインウェア見たら思いのほか高くて買ってなかった。
でも雨が降りそうになるとすぐ下山の今までのやり方はもったいない。

これからミヤマキリシマの時期だし雨具は必須だ。
で、帰ってすぐモンベルのレインウェア・レインパンツ・ショートスパッツを買った。
全部で38000円くらいした…。PS4買える値段だけど、仕方ない。物が届いて着用してみたけど、まぁやっぱり中々いい。

早く雨の日に着てみたくなる。
ミヤマキリシマはこれでもう準備万全だ。
雨上がり直後の山々も見れるようになる。

昨日は久しぶりにシャクナゲを見に烏帽子岳に登ってきた。
4年ぶりくらいかな。
朝1時半くらいに家を出て峰越峠の登山口に着いたのが5時前だった。

150kmくらいだけど細い山道だからやっぱ3時間以上かかる。
朝焼けを見ながら登山。ここの登山道はあんまり高低差がなくてきつくないし、椎葉方面は割と見渡せるから朝はすごい気持ちがいい。

今回もけっこう風が強くて寒かった。
90分くらいで烏帽子岳山頂着いてシャクナゲも咲いてたけど、太陽が雲に隠れてしまった。
待ってる間ちょっとお腹すいたから昼ご飯用に買ってたのを食べて、しばらく景色を眺めてた。でもなかなか雲がとれなくて、じっとしてると寒すぎたから探索がてら軽く五勇山の方に歩いてみた。

烏帽子岳周辺が一番シャクナゲが多いのかと思ってたら烏帽子岳から五勇山の間のルートにめちゃくちゃ咲いてた。
楽園みたいだった。
写真では撮りづらいけど山々と一緒に撮れる花もいた。


下の山は椎葉村。
なんかすごい感慨深い。
いつも見上げてた山に今いるんだな…。

結局シャクナゲも風景もきれいすぎて新鮮で、途中まで散策するつもりが五勇山まできてしまった。
五勇山着いたら国見岳まで70分の看板…。

国見岳はずっと気になってたけど九州中央山地の中でも一番標高の高い山で、簡単には行けないだろうなってイメージだったけど、ここから70分か…。その時点で9時で、時間的には全然余裕。
体力的にも余裕だし行くことにした。

見えてくる山々が全部新鮮で椎葉村を越えて五ヶ瀬の山々まで見えてきて、なんかもうほんと来てよかったって思った。
霧島とかくじゅう連山とかとは違う種類の良さ。

どこまでも山々が続く。
登山っていうよりは山旅って気分。
60分くらいで国見岳山頂に到着した。
全然余裕だし帰りがなければまだまだ探検したいくらいだった。
達成感もすごい。


国見岳山頂付近のシャクナゲ。
後ろの山々は五ヶ瀬。
すごいところまで来た。


山頂から北を見ると遠くに阿蘇・くじゅう連山が見える。
祖母山も見えてるのかな?


南には我が霧島連山がはるか遠くに見えてた。
すごいうれしい。
ということは韓国岳の山頂からもここって見えてるんだな…。

中央付近には市房山が見えてるからそのとなりが石堂山かな。
西方面には雲仙も見えてたし、この山は本当に全方位の色んな山々が見渡せる。
人の気配も全然ないし大好きな雰囲気だった。


ずっと見てたい山々だけど10kmあるから、30分くらいゆっくりして下山を開始した。
帰りもしばらくは良かったけど、こんなに長くなる予定じゃなかったから飲み物がなくて五勇山まで戻った時には喉からからだし、朝早くに昼の分食べちゃったからお腹もすいてきてそこからの帰りはものすごくきつかった。

なんとか15時に峰越峠の登山口着いたけど、自販機なんてあるわけないから水を探しながら運転して下ってると、ようやく小さな滝があってそこで水を汲んで飲んだ。
丁度いい冷たさでおいしかった。助かった。
ペットボトル1本半くらい飲ませてもらった。

帰りは久々にきつかったけど忘れられない山旅になった。
また何年後かに無性に行きたくなったら行ってみよう。

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