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2013年秋旅⑦(宮城・山形・長野)

9月28日
栗駒山を目指して国道13号で南下。
昔も通ったことあると思うけど、だいぶ変わったんじゃないかと思う。
新しい感じの店が多かった。

道の駅「十文字」を過ぎたあたりで国道342号で東成瀬村方面へ。
途中、発電所の近くで湧水があったから空いていたペットボトルに補充できた。
2リットルのを2つだったから300円くらい得したかな。

国道342号はなだらかな山々の谷を走る景観のいい道路で、栗駒山の近くに来るとさらに一気にきれいな風景に変わっていった。
栗駒山の駐車場に着いたのは11時ぐらいだったと思う。
今日は登らないからパンフレットだけ取って、岩手県側に下って一関市の道の駅「巌美渓」で寝た。


9月29日
日曜日で登山客が多いだろうと思ったから、この日は一日中道の駅周辺で時間を潰すことにした。
PSPの「英雄伝説」も11時くらいにクリアしてしまってすごく暇だった。
道の駅は観光客がものすごく多くて駐車場にも入れないし、登りに行っとけばよかったかも。


9月30日
天気予報では曇り。
夜中の3時ぐらいに栗駒山に向かうと、標高が上がるにつれて濃い霧が発生してきた。

この感じは雲海じゃないかと期待しながら運転してると、栗駒山の駐車場近くになると急に霧が晴れて満天の星空が広がってた。
おお、やっぱりか!と心が躍る。

急いで準備をして、まだ真っ暗だったけど懐中電灯を照らしながら登りはじめる。
でもなかなか展望が開けた所までたどり着かずに、本当に雲海か半信半疑で登ってた。

1時間くらい登って夜が明けはじめると、ようやく少し開けた所から雲海がちらっと見えて、めちゃくちゃテンションは上がったけど体力が全然追いつかず。
早く写真撮りたいけどいまいち絵にならないところばかりで、結局朝焼けも逃してようやく山頂にたどり着いたのが7時半くらいだった。
山頂には意外と自分以外にはあと一人いただけで、その人も数分したら下山していったからしばらくの間一人で満喫できた。


構図も決まらないまま雲海が消えてしまわないうちにまず1枚。


山頂付近をせわしなく動き回って紅葉を主役にして撮った。
このカットが一番気に入った。


登ってきた道は展望が悪かったけどこっち側の道はすごく展望よさそうだ。
ルートの選択を間違えた。


30分近くは自分一人で貸切状態だったけど、ひとしきり撮って朝ご飯を食べてたら、ぽつぽつと登山客が登ってきだした。
みんな展望のいい方から登ってきてる。
あっちが正規ルートなのかな。


人も増えてきたから退散することにした。
でも雄大で爽やかな光景になかなか離れがたかった。
消えていく雲海と合わせて1枚撮ったら踏ん切りがついた。


下山の途中でも、もう来れないかもしれないから、いろいろ撮りながら下山。登りと違ってずっと楽しい。


中腹の山肌がすごかった。
いろんな色が混ざってて大雪山よりきれいだった。


最後まで気持ちのいい光景だった。
車に戻ってもなんかずっとさわやかな気分が続いて、そのまますぐに次の目的地、長野の乗鞍に出発した。

国道398号で南下するとすぐに宮城県入り。
というか栗駒山の頂上付近はほとんど宮城県だったから、今日は何度も出たり入ったりしてるわけだけど。
山を下ってる途中で湯浜という温泉があったからちょっと汗を流してさっぱりした。

この国道398号の風景も相当な景観で、紅葉したらすごそうだった。
宮城県栗原市から国道47号で山形市に向かって横断。
登山して疲れてるはずなんだけど、この道沿いの風景もいい風景がたくさんあって、特に鳴子は風光明媚で紅葉してる時に見たかった。

ずっと走ってようやく国道13号に合流して、そこからはずっと南下。
こっちの景色はさすがに市街地ばっかりだったから、運転も疲れてきた。
それでも今日はどうしても山形県の小国町まで行きたかったから、夜になるまで運転してなんとかたどり着いた。
初の小国入りは真夜中で景色は全く見えなかったけど、先入観のせいかなんか温かな雰囲気に感じた。


10月1日
ダム湖の駐車場で起きて、少しストレッチをして、さっそく有名な樽口峠に向かった。
今回は時期が中途半端だから撮る目的じゃなく、どんな所なのかこの目で見てみたくて立ち寄った。
樽口峠付近に来ると反対側からの道は今、全面通行止め中らしくこっちからきといて良かった。
割と狭い道を結構登ると写真集でも見た光景が広がってた。


すごい。とにかく癒される風景。
そりゃこんなところに一本桜があったらいいに決まってる。
しかも桜の時期は山々はまだ雪化粧してるなんて。

天気予報は今日曇りのち雨で、朝起きてここに来るまではずっと曇ってたのに、自分がついたら急速に晴れてくれた。
少なくとも嫌われてはないのかな、と勝手に思うことにした。


またいつか必ず来たい…。


峠を降りると渓谷があった。
写真集で掲載された渓谷かな。
もうちょっと上流か下流に行けばあるのかもしれない。

この後国道113号で新潟県入りして、道の駅「関川」という所まではいい気分で運転してたんだけど、そこからの国道290号、国道460号、国道8号で長野県に向かう道路は景色が単調なうえに夏のような暑さでかなりきつかった。
とにかく避暑地長野県にさえ着けば大丈夫なはずだ。

きっと一気に秋の空気になる、と自分に言い聞かせて何とか走り切った。
久しぶりにアイスを食べた。
国道117号で長野県栄村に入ってグーンと高度を上げるのかと思ってたら意外とあんまり上がらず。
当然気温もそんなに大差なく、これ紅葉してるのか?とだいぶ不安になって、もう夕方だったけどとりあえず志賀高原の様子を見に行った。

登ってる途中の木々も紅葉が始まってる様子もあまりなく、ああ、やっぱだめか、と思って走ってたら嘘みたいな光景が目に飛び込んできた。


道路沿いから見える一沼に着くと、なぜかものすごい赤くなってた。
ここから先が急に紅葉が始まってるみたいで、びっくりした。
丁度いい時に着いたからラッキーだった。
風もぴったりやんで水鏡になってるし、久しぶりの長野県は初日から幸先良かった。


新潟で昼の間夏を味わって、夕方紅葉を堪能できるとは思わなかった。
信州すごい。これなら乗鞍も期待できそうだ、とちょっと安心した。


10月2日
朝から雲海じゃないけど不思議な感じの霧が山にかかった風景を見れた。


ここは夕陽の名スポットらしい。
もう少し進むと渋峠という朝日の名スポットがあるけど、あっちは行ってみたらものすごい写真撮る人がたくさんいて、三脚がずらーっと並んでた。
でも向こうは霧がかかって何も見えてなかったから、今日はこっちの方が正解かな。
まぁこっちもそんなにすごい光景ではなかったけど。


また一沼の近くまで戻って改めて山を見ると、やっぱり結構紅葉始まってる。
乗鞍はここより結構高いはずだからもう十分見頃なのか、天気予報では明日は曇り、あさってなら晴れ。
登るなら明後日だな、と計画を立てた。

あさってはまだ金曜だから土日よりは観光客も少ないはずだし、今日は近くまで行くだけにする。
車の走行距離を見ると自宅を出発してからもう5000kmを超えてたから、今のうちにオイル交換をしておくことにした。
飯山市でオイル交換をしてから乗鞍に向かう道の途中も楽しもうと思って、戸隠高原の鏡池に寄ろうと思ったら、なんかあの辺の山道は複雑で間違えちゃってたどり着けなかった。

いろいろ走り回ってようやく国道406号に合流できたけど、国道とはいっても林道のような感じだった。
途中に鬼無里という温泉があってそこに入った。
ちょうど入浴客は自分以外誰もいなくて、なかなかいい風呂だったけど、雰囲気が良かったからそこの食堂で山菜そばを食べてみたら失敗した。
店の味が悪いわけじゃなくて、自分には山菜はどうやらまだ無理みたいで、最近いろんな苦い野菜とかも食べられるようになってちょっと調子こいてたけど、山菜はまだ10年早かった。

夕方に乗鞍・上高地へ向かう道路の途中にあるダム湖付近までついて、疲れたからそこで寝た。

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