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国見岳(2020年5月20日記)

昨日2時にセットした目覚ましでなんとか起きて、3時前に家を出て国見岳登ってきた。
晴れの予報だったのに運転中ずっと霧雨だった。
熊本県に入る頃には霧雨もやんで雨上がりの雰囲気で山々にいい感じに霧がかかってた。写真撮りたい気持ちをこらえながら先を急ぐ。
国道445号の五家荘への分岐付近でミズキが滝の近くで咲いてたから、これはさすがに撮っといた。


ミズキは最近撮ってなかったからどこかで撮りたいと思ってた。
昨日の雨の影響で普段ほとんど目立たない滝がまぁまぁ白さが見えるくらいの滝になってた。滝と組み合わせればなんでもきれい。

五家荘方面の道路は久々に走った。
相変わらず狭いうえに落石が多い。
峰越峠(宮崎都の県境)に着いたのは6時45分くらい。
山は雲がかかって駐車場は雲の中。

雨が降らないか心配なくらい暗い霧だったからちょっと仮眠でもとって天気が回復するの待つかなと思ったけど、目をつぶって1分もしないうちに太陽の光がさして明るくなってまたすぐ霧に戻った。
もう青空はすぐそこまで来てるってことが分かったからすぐ出発することにした。

6時56分峰越峠の登山口出発。
登山道入って100mくらいの所で聞き慣れない獣の唸り声が藪のすぐ近くから聞こえてきた。ヴヴヴゥ…みたいな低くて重い唸り声。
クマザサの藪の中にいるっぽいけどこっちからは姿が見えない。

九州の熊は絶滅したらしいけど近年でも目撃情報が相次いでるらしいから多分熊だったんだろうと思う。
20mくらい離れてもまだずっと唸ってて、ついてきてんのかと思って後ろを警戒しながら先に進んだ。藪に隠れてて急に襲ってくるタイプじゃないよな…。
九州は安全な山だと思ってたけど油断はできない。

景色はずっと霧の中で途中パラパラ雨が降ってきたと思ったら木についてた水が落ちてきただけだった。
烏帽子岳までの登山道の3分の2くらいの所でようやく雲の隙間から青空が見えだしてきた。


すごいきれいなブナの木があるところで一気に青空が広がってきた。
霧が晴れて青空が見えだすこのタイミングが大好き。
普通に最初から青空よりはるかに爽やか。


幻想的かつ超爽やか…。
輝く緑がやばいくらいきれい。
これだけで今日はもう満足だって思うくらい最高だった。

ここでずっと眺めてたいけど国見岳まで行くから10分くらいだけ写真撮りながら眺めて先に進んだ。


登山道もずっときれいだから滅多にしないけどカメラを首にかけたまま登る。


霧と朝日でどこも超爽やか…。
初夏のようなエネルギーを感じる風景で力が湧いてくる。


烏帽子岳の山頂に着く前には霧もきれいに消え去ってしまった。


烏帽子岳山頂から。
早く晴れてほしいとは思ってたけど完全に霧がなくなると普通の世界に戻ってしまう。贅沢か…。
まぁでも気持ちを切り替えて普通の山旅を楽しもう。
ずっとあんな神々しい光景だと先に進めないし。

烏帽子岳山頂周辺のシャクナゲはもう散ってた。
先週あたりがよかったのかも。
おにぎり1個岳山頂で食べて五勇山を目指す。


ツツジもほとんど終わっててもうほんとに緑だけの時期。
まだ新緑の山とは言えるけど。


9時38分、五勇山到着。標高1662m。
山頂自体は展望無いけど10mくらいの所で椎葉村側を展望できる岩場がある。


標識では登山口の峰越峠まで約200分、ここから国見岳まで約70分てなってる。
合計で270分だから4時間半。帰り道も考えると単純に9時間…。
この時点で9時40分だからあんまりゆっくりできない。
山の風景はずっといい感じだからゆっくり眺めながら歩きたい山ではあるけど。


峰越峠から烏帽子岳まではまぁまあ登りが多くて登山って感じだけど、烏帽子岳からの五勇山・国見岳までは緩やかなアップダウンで道もこんな感じで楽。
ただ距離が長いだけ。


見上げると新緑が輝いてて爽やかな気分にさせてくれる。


この登山道の感じが好きと思って撮ったけど暗く映って失敗してた。
画像も確認しないでいいなと思ったらパシャパシャ撮りながら歩いてた。


全体的にバイケイソウが多いけど国見岳の近くになると更に多い。
こんだけ多いとなかなかきれい。


10時40分国見岳山頂到着。標高1739m。
風がめちゃくちゃ強くて寒くなってきた。

五勇山からしばらくは快晴だったのに西から雲がかかってきて日差しもたまにしか見れなくなってきた。


一瞬の晴れ間を狙って一応撮っといた。
この後すぐ曇った。
シャクナゲはけっこう残ってたけど撮りづらいところばっかりであきらめた。
ここのシャクナゲも3~4日前がピークだったかも。


昼ご飯食べながら晴れるの待ってたら曇りっていうかもう雲の中に入ってきだした。
雨は降らないだろうけど山の天気は分からないから11時半だけどもう帰ることにした。


帰りに撮ろうと思ってたシャクナゲ。
日陰気味なところにいる木はまだけっこう咲き残ってた。
でも日陰だから撮りづらい。


五勇山過ぎて烏帽子岳との中間付近まで戻ってきた。
この辺りになるとまた晴れてきた。


ピンク色が残ってるシャクナゲ。
今回シャクナゲに関しては微妙というかほとんど撮れてないけど、最初にブナの凄いの見れたからよかった。

3年ぶり2度目の国見岳だったけど3年前よりも体力ついてること実感した。
14時38分に峰越峠の登山口に帰り着いた。
ここから家まで4時間の運転が残ってる。

帰り道、五木村でちょっと面白い光景撮った。


川に滝が直接流れ込んでる光景。


真下にちょうど黄色い花が咲いてた…。すごい組み合わせ。
夕方で日陰になってしまってたけど光が当たる時間だとすごいきれいになるかも。
もう16時過ぎてて遊んでる場合じゃないから帰ることにした。
これが純自然だったらまた撮りに来るんだけど、この滝みたいに見えてるのは落石から道路を守るためのロックシェッドから流れ込んでる水。

普段からけっこう流れ込んでるけど昨日までの大雨でいつもより水量が増えてきれいに見えた。
19時に帰宅。明日も霧島登りたかったけど来週から多分毎週霧島登るから家でゆっくりゲームでもする。
くじゅうの平治岳は今年は人が少ないんじゃないかな…。
二度とないチャンスかも。

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