見出し画像

九州中央山地(2015年9月2日記)

ようやく久しぶりに九州中央山地に行ってきた。
先週から台風の影響が気になって仕方なかったけど、全然情報がなかったから自分の目で確認しないとやっぱり落ち着かない。

球磨地方は停電が長いこと続いてたみたいだから倒木とか土砂崩れがひどかったんじゃないかと思ってたけど、少なくとも五木スカイラインに関しては問題なく通れた。
土砂崩れは一応あったけど毎度おなじみのところばっかりだったから安心した。


5時40分、水上村への分岐の峠からの眺め。
焼けそうな雲の感じだったけど、この時間で焼けてないってことは焼けるわけないから少しだけ眺めて先に進んだ。


五木村側は谷に霧が沸いて雲海になってた。
夏の朝はよく見る光景。
手前のススキがもう秋の気配を感じとって準備を始めてた。
確かに結構寒くて暖房入れてた。


途中の道路状況から大丈夫だと確信してたけど、無事な姿をしっかり見てほっとした。
やっぱ守られてるな、この山域は。
あれほどの台風でほとんど何も被害なし。

家からの距離を測ってみると140kmだった。いちきの時より10km程度しか近くなってない。
140kmもかけてただ様子を見に行くだけなんて、この木のため以外ない。自分の命より大切だ。

今年こそは完璧な紅葉みたいけど、どうかな…。
他の木は葉っぱに関しては、場所によって結構傷んでたりしてる木もあったけど、枝が折れたりとかはほとんどないから来年また復活しそうだし、今年の紅葉はしょうがないかもしれないけど、とりあえず無事でよかった。
みんな頑張って耐えたんだな…。


9月の初旬なのにかなり寒い。
このまま秋になるのならいいけど、今年は読みにくそうだな。
希望としては久住が10月の23日で、この山域が10月の30・31日に紅葉ピークになってくれたらいいんだけど。

無事を確認できたら特にやることもないから30分くらいパンを食べながら眺めて引き返すことにした。
このまま久連子の方面に降りて様子を見ようかと思ったけど、珍しく久連子側から軽トラックが上ってきたから通行可能ってことが分かったからやめといた。

帰りはスカイラインの途中から下梶原川渓谷の方面に下りてみたら、こっちの道路は標高の高い地域はかなり荒れてた。
一応通れるけど大きな車は無理かな。
道路沿いに普段から水が流れてるけど、今日はほとんどが滝にランクアップしてた。


今回かなり山が水を貯めこんでる。
水は濁ってないから土砂崩れは起きてなさそうだけど普段の10倍以上の水量はあるかも。
すごいきれいだったけど。


普段こんなに川幅いっぱいには流れてなかったはず。でも濁ってない。
九州中央山地の浄化能力は半端じゃない。
まぁとにかく安心できた。
それが一番の収穫だった。

来週もまた来ると思う。
4日連休だし。京丈山のトリカブトを見に登山して、二本杉峠付近のオタカラコウを見ないと。
トリカブトはまだ早いかな?でも今年は寒いから早まってる気がする。
霧島市も、もう4日前から彼岸花咲いてるし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?