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九州中央山地と祖母山(2017年11月2日記)

おとといの10月31日の15時くらいに中央山地に着いた。
紅葉は今がピークだった。
でも散ってる木もたくさんあって全山紅葉とはいかない。
やっぱり冷えたりあったかくなったりでかなり差が出たみたい。
でも今から見頃を迎える木はけっこう色づき良さそう。


毎年楽しみにしてたけど、緑の葉っぱの木がどんどん成長してきて幹を隠してしまうくらいになってしまった。
複雑な気分だけど人災とか自然災害ではないからあきらめがつく。
来年以降も来るだろうけど写真的な期待はもう出来ないのかな…。

ここで車中泊しようと思ってたけど、落石もひどいしなんか落ち着かないから二本杉峠の展望所の駐車場まで移動してから寝た。

翌朝というか0時40分にアラーム設定してて、起きてから1時くらいに二本杉峠を出発して祖母山の北谷登山口に4時少し前くらいに着いた。
砂利道が何kmかあったけど特に危険個所はないし、問題はないけど駐車場着いた頃にはけっこう泥がついてた。

4時5分に登山口を出発。
初の祖母山だし夜中で道もはっきり見えないから千間平コースで登った。
帰り道風穴コースから帰って思ったけどこれで正解だった。

初めてで夜中に風穴コースからじゃ迷子になってたと思う。
千間平コースはなだらかな尾根歩きだけど山頂まで5km。

6時ちょうどに山頂着いたけど、9合目あたりから風がすごく強くなってきて頂上の少し手前で着替えて、ダウンジャケット2枚と長袖2枚重ね着して全部で5枚着こんで初の祖母山の頂上に立った。


休む間も浸る間もなくいきなりとてつもない光景が始まった。
もう言葉にならない神の世界。
初めて来ていきなりこんな光景見させてもらって嬉しすぎた…。

しかも強風吹き荒れてるのに写真撮ってるここはちょうど風が当たらないから、全然寒くもなく最高の条件でずっと眺めることができた。


北の方角にはくじゅう連山。
じっくり見たいけどさっきのところ以外は強風で寒すぎてゆっくりしてられない。

朝日が昇るまで。写真に切り替えるか動画を撮り続けるか迷うけど雲の流れはやっぱり動画じゃないとしっかり撮れない。
写真でも雲を流して撮ることはできるけど、今回は動画の方がいいと思った。

それにしてもEOS 5DMark Ⅲほんと便利。
動画のまま写真も撮れるけど動画サイズで撮られるからやっぱり切り替えないとしっかり撮れない。


まだ11月入ったばっかりなのにすごく年末というか、今年の終わりのような気分で見てた。もうこれで完全に今年は悔いはない。

最高の締めくくりだな…って思いながら眺めてたけどまだあと2か月あるんだった。


山々も赤く燃えてて紅葉の状態は分かりづらいけど、よく見ると眼下の山々の木々は紅葉ピークで色もかなり鮮やかだった。
紅葉と組み合わせて撮りたいけど今回は無理っぽい。


気づいたら7時40分くらいになってた。
元々登山者の少ない山なのかこの時間になってもだれも登ってこない。
ほんと凄い山だ…。

もうちょっと近ければしょっちゅう来たいけど、ここもくじゅうと同じで遥かなる地だな…。
でもこれで祖母山が本当に凄い山だってことが分かったし、春のアケボノツツジと秋の紅葉の時期にまた来る。
毎年周り切れないほど楽しみが増えていく。


下山中に紅葉撮ろうと思って風穴コースから下山したけど8~9合目あたりからはほとんど視界も開けなくて、雲の中に入ってるせいで8合目付近まで何も見えず。

残念だけど紅葉はあきらめた。
まぁそれ以上の光景を見せてもらったから大満足だけど来年こそは雲海と撮れたらいいな。

車で砂利道走ってるとき山が見えたから一応撮っておいた。
祖母山は雲がかかってる左奥の山かな?右のは親父岳とやらか?よくわからん。
ここから見ると光がないのもあって鮮やかじゃないけど、上の方は見違えるくらいきれいではあった。

でも考えてみれば普通の状態の祖母山の姿は見れなかったから来年もいろいろと新鮮な気持ちで登れそうだ。
帰りは国道3号まで出て帰れば燃費も抑えられるけど、せっかく紅葉時期だから二本杉峠から五木村を通って帰ることにした。


五家荘の紅葉も高いところはピーク。
梅ノ木轟のつり橋はかなり色づいてきてたけど今週末以降がピークかな。
まぁつり橋付近には興味ないんだけど。

こっちも今から紅葉する木はかなり鮮やかになりそうな雰囲気だった。
来週どうしようかと思って霧島市のホームページの登山規制が解除されてないか確認してみたら、大浪池と韓国岳の登山道規制10月31日付けで解除されてた。ものすごいうれしかった。

ようやく来週また登れる。
といってももう韓国岳山頂の紅葉は終わってるだろうけど。
でも大浪池の紅葉が見れる。
今年は六観音御池だけかなって思ってたから安心した。

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