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北海道移住と最後の霧島山登山(2023年11月19日記)

旅から帰ってからはゆっくり仕事探そうと思ってたんだけど、結局は割とすぐに仕事決まって来週に北海道の千歳市に移住することになった。

旅の間はなるべく旅の後のことは考えないようにはしてたんだけど、やっぱりちょっと考える時があった。
鹿児島は好きなんだけど旅のあとまた鹿児島でっていうのがなんか想像できなくて、かといって冬が寒過ぎる北海道っていうのも全然想像してなかった。
もし住むなら山形かなって思ってた。

米沢市あたりなら朝日連峰、飯豊連峰、月山とかすごい山だらけで選択肢が多いし。
でも旅の景色を思い浮かべると本州の山のすべてよりも自分にとっては北海道の美瑛岳の方が好きで、冬の寒さは厳しくてもやっぱり北海道しかないって結論になった。

2020年秋から2023年に行った旅で自分なりに全力でやりきって、旅としては心残りは全くないからもう今後長い旅をすることはないと思う。
旅の前までは北海道は旅で行く終着点であって住む所ではないって思ってた。

でも美瑛岳とオプタテシケ山の景色を思い浮かべるとまだまだ見足りなくて、長生きするつもりは全然ないけどこの先まだ生きるならあの光景を追いかけたいって思った。
秋の紅葉の写真は2020年のでもう全く心残りは無いけど、夏のチングルマの花畑はまだ上があるはず…。


引っ越しの準備でバタバタして霧島山に登りに行けなかったけど、昨日TVで霧島山初冠雪ってニュースだったから今日昼から登ってきた。


11月に霧島で雪が降るってすごい珍しいけどさすがにもうだいぶ解けてた。
えびの高原から登るつもりだったけど硫黄山の影響で登山道が黄色のロープで防がれて通行止めになってた。

県境の登山口から登るか大浪池から登るしかなさそう。
13時前でもう時間無いから久々に県境の登山口から登った。

雪が解けた影響で登山道はヌルヌルで滑りやすかった。


大浪池との分岐まで向かう道中で、日影でかろうじて雪が残ってる所に結構きれいに残ってるカエデの紅葉がいた。

霧島で雪と紅葉の写真を撮れるとは思ってなかった。
もっと朝早く来ておけば背景の地面の雪もっと真っ白だったな…。

今回は写真目的で来てないから見れただけでもいいけど。


少し青空も見えて爽やかになった。

初秋と晩秋が交差する雰囲気がすごくよかった。
ここから先の大浪池までの道は更にぐちゃぐちゃで梅雨時期よりもひどく感じた。


14時半くらいに霧島山山頂に着いたけど強風と雲に覆われて残念ながら景色は見えなかった。
15時まで待ってみたけどたまに上空だけ青空広がるくらいで高千穂之峰方面は見れなかった。

でも今までありがとうっていうのと北海道に行ってきますってことは伝えられたから目的は達した。


16時過ぎに車まで戻って運転して帰ってると新湯温泉付近から新燃岳が夕陽で照らされてめちゃくちゃかっこよかった。
奥の中岳もなんか心にしみた。
すっかり冬のような冷たい風だったけどやけに心地よかった。


来週にはまた北海道にいるんだなって思うとなんか信じられないけど、しばらくは向こうの生活と仕事に慣れるのに精一杯かな…。
秋と夏が一番楽しみではあるけどせっかくだから冬もダイヤモンドダストとか流氷とか撮ってみたくはある。

千歳市の住居から美瑛岳までは153㎞で3時間くらいで、近過ぎず遠過ぎずちょうどいいかも。

自分にとっては神聖な山だからあんまり通い詰めて見慣れてしまいたくもないから、夏と秋で年6回くらいの登山に抑えておいた方がいいかな。冬山は無理だし。

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