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【Mac】“Arc”とか言う覇権取りそうなブラウザ

 こんにちは。
 織深と申します。

 今日はArcと言うブラウザの紹介をしようと思います。
 本来であればこちらの記事の中に追記しようと思ってたのですが、ちょっと別ページを作らないと説明のしようがないほどに異色なブラウザだったため、急遽記事を作ることに決めました。

 私自身、せいぜい8時間ほどしか使ってないまま記事を書き起こしてますので、駄文であることを最初にお伝えしておきます……。


そもそもブラウザ変える必要ある?

 Arcとはアメリカ合衆国ニューヨークにある、The Browser Companyと言う会社が作っているMacOS用のブラウザ(Windowsも後日対応予定とのこと)であり、ベースにはGoogle Chromeが使われている。
 今ではChromeベースの拡張ブラウザを使われている人は多いのではないでしょうか。自分も今までSidekickというブラウザを使ってます。

特徴的なサイドパネルを携えるSidekick
直感的なシンプルさ、重さ、とても素晴らしいブラウザだと感じました

 全くSidekickに不満はなかったのですが、今回紹介していくArcと言うブラウザを知って面白そうなのでアーリーアクセス(クローズドβ的な)に応募し、使用を開始したという状態です。

Arcの特徴や外観

 細かい部分に関してはレビュアー諸兄が書いてくださっているので、このフェーズではいくつか僕が気になっているところをまとめていこうと思う。
 ただその前に、このブラウザの色を知ってほしい。開発元のThe Browser Company社によると、Arcはブラウザでありながらにして、OSとして扱われたいと言う話をしている。
 そして、今の時代主流になっているスマートフォンでのネットブラウジングへの最適化が非常に良い色になっている。

こちらがArcのメイン画面。Sidekickより大きく張り出したサイドバーと、
極限までオミットされた上下のベゼルが特徴
サイドパネルを隠すとこんなにすっきりとした画面になる

 まず自分が気に入ったのは、ブラウザ上部がとてもすっきりしていて上下幅が削られていないことだ。スマートフォン主流の現代では、横よりも縦向きのUIを想定してHPを作ってあるケースも多い。
 かつては4:3などが主流だったため、スマートフォンが普及したばかりのときは、みんなこぞって本体を横にしていたのを思い出して懐かしい。
 シンプル過ぎてショートカットを覚えないと操作がおぼつかない程度には何もなくなるが、Macを使い慣れている諸兄には問題ないだろう(僕は結構たいへんでした。)

OSを目指すブラウザとは。

 先の項目で述べたように、開発元はArcをブラウザではなく、OSにしようとしている。これはArcに搭載されているいくつかの機能で納得することが出来る。
 例えばイーゼル&ノートと言う機能だ。最近NotionやGood Notesなど、改めて情報を集めておく先のアプリに注目が集まっている。それをブラウザにも搭載してしまおうという面白い試みだ。実際調べたことをそのアプリ内でまとめられるのは、Notionに格納するのとはまた違う使い心地だ。

 メディアプレイヤーとしての側面もある。アマゾンプライムビデオやYoutubeを見ながら別のタブを開くと、下部にピクチャ・イン・ピクチャ機能で小さいウィンドウが立ち上がる。これがまた絶妙に作業の邪魔にならず、使いやすい。

スプリットビューとしてこういった使い方も出来る。
もちろんサイドパネルも隠せるので、作業領域を自分の好きなように設定できる
また、動画コンテンツの再生中に別のタブを開くとピクチャ・イン・ピクチャが起動する

 大きな特徴として、このブラウザにはブックマークと言う概念が存在しない。わかりやすく言うと、上段のアイコン群がスマフォなどのホーム画面におくような、一番使うものを入れておくところ。(ここはタブをかえても変わらない)
 その下が一番ブックマークに近いものになる。ここはビジネス・プライベート・ネットサーフィンなど自分がブラウザを使うときの種類をタブ化しておくもの。ここは消えることがないので、タブの種類に応じてよく使うページを入れておこう(自分はスプレッドシートなどを入れてます)
 その下は履歴兼タブのような認識に近い。ここは12時間で消滅するため、こちらが何もしなくてもクリーンになっていく。タブを無尽蔵に増やしてしまう癖のある人にはとても便利だろう。

まとめ

 Arcはブラウザとしてとても不思議な性能を持っており、単純な比較をすることが難しい。All in one系のアプリで考えるべきだろう。
 リンクを開くときの小窓や、アイコンにカーソルを当てるだけで簡単な確認が出来る機能や、超絶優秀なスクリーンショット機能など、もっともっと紹介したいことは多岐にわたる。

 まだまだここからだと思う機能もある。例えばナイトモードがなかったり、まだ日本語対応出来ないところだったり、元のChromeなどに慣れすぎて、直感的な操作を出来るまでに若干のトレーニングが必要なところとかがそこに当たる。
 例えば長年Chromeを使っていると、メニューバーや検索窓は画面真ん中上部にあるという認識が強すぎて、一瞬操作が止まったりすることがある。
 アップデートの内容によって本当に覇権を取れるブラウザになる素質は十二分にあると考える。久しぶりに既存の概念をぶち壊してくれるブラウザだと感じた。


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