見出し画像

陣痛促進剤を使った自然分娩さんの出産レポート

34歳で初めての妊娠。自然分娩を希望していましたが、出産予定日の1日前から入院し、陣痛促進剤を使って陣痛を誘発することに。

そんな私の出産レポートをお届けします。


入院当日

  • 4:30

    • 腹痛と吐き気で目が覚める

    • お腹を下しトイレにこもる(陣痛ってお腹下すんか?と思ってiPhoneで調べてたら、そんな事例もあるらしい)

  • 6:40

    • 産院へ行く準備開始

  • 8:00

    • 産院到着(家族の付き添うよ圧を振り切って一人病院へ)

  • 8:30

    • バルーン(子宮口を開くための器具)を入れる🎈

  • 8:55

    • LDR(陣痛から分娩、産後の回復までを行う部屋)に移動

LDR
  • 9:00

    • 陣痛誘発剤(錠剤)1錠服用し、NSTモニター装着

    • 部屋にアロマ(マンダリン)を設置してもらってリラックス~

NSTモニター

バルーンを入れた影響なのか、薬の影響なのか、お子が動くと子宮が変な感じする。そして朝早かったせいで朝食食べ損ねたため、この辺りで死ぬほどお腹が空いてきた。昼食から出ると聞いていたので、12時まで耐えるのみ。

  • 9:40

    • 点滴の準備(錠剤よりも作用の強い点滴での陣痛促進剤投与は夜からになるとのこと)

    • 陣痛が来るまでずっとLDRにいるとのことで、iPhone、パソコン、飲み物、おやつをベッド横の机に設置

  • 12:00

    • バルーンを外す🎈

    • 診察で子宮口1cm開いてること確認(1cmか…子宮口全開大の約10cmまで道のりは長い)

    • この時、触診で破水させ、痛み増加を待つことに

  • 12:05

    • 待望のランチ(ただ、この時すでに痛みが増し始め、同時にお腹下してる影響で完食できず…。あとつわりでスイカとキムチは無理でした)

まさかの牛丼^^
  • 13:30

    • 痛みの間隔が5分を切ってきた、が痛みはまだ生理痛くらい

  • 16:00

    • 子宮口2cm、陣痛間隔3分(まだ2cmかよ、という心の声)

  • 17:00

    • 陣痛誘発剤4錠目服用

    • 昼までに3粒とって様子見してたが、ここで1錠追加 

  • 18:00 ディナー

    • 痛みの程度はだいぶ強まってきていて、あまり食べれなかったな

    • 食後に抗生物質を飲む

エネルギー源と思って白米(糖質)とゼリーは気合で食べた
  • 19:50

    • 子宮口はまだ2cm(えーまじかよって思ってた)

    • 陣痛誘発剤5錠目服用

いよいよ本格的な陣痛に

  • 21:00

    • 陣痛誘発剤6錠目服用

    • 痛みが増して静かに悶え始めた

  • 22:00

    • 子宮口3cm(このペースじゃお産は明日の夕方か?ってなった)

    • 頭に触れる位置にはお子がいるらしい

子宮口が開くのも大事だけど、お子が下がってくることも非常に重要らしく、人によってはお子が下がってくるのに時間を要する人もいるとのこと。

  • 0:30

    • 陣痛誘発剤7錠目と抗生物質服用

    • このあたりからリアルタイムでメモれなくなった

  • 2:00

    • 陣痛促進剤の点滴開始

    • 陣痛は2~3分おきに来るのに子宮口が開かないという苦しさ

    • そしてこの時から、トイレ行くのがガチでしんどかった

  • 4:00

    • ここからはずっと地獄

    • 2~3分おきに来る痛みのせいで、手と声が震え続けてた

    • そしてトイレが地獄

    • どんどん痛くなるうえに、薬の影響か陣痛の影響か吐き気まで出てきて胃酸が出る出る

    • いきまないようにするのが死ぬほど辛い、痛いのに「深呼吸」ってそんな冷静な対応を2~3分おきにするの無理よ

    • 夜中立ち会いなしで1人で耐えてるの闇すぎた(こんなに心細いとは)

    • 陣痛中のいきみ逃がしに有効なテニスボールをお尻に設置

横向きだと自分でボールをおさえなきゃいけないので上向きで寝て自分の体重でボールを固定していたのだが、その姿勢だと今度は胃酸が出やすくなるという負のループ。そして同じ姿勢をとり続けて腰が砕けた。

ここら辺からは記憶があいまい

  • 7:00頃

    • 子宮口3cm、くぅ

  • 10:00頃

    • 子宮口6cm、くぅ

  • 12:00頃

    • 子宮口8cm、くぅ

この頃、家族LINEに登場しなくなった私を心配して、母が病院に電話くれたのですが、病院側は個人情報は伝えられないため、連絡できそうであればしてあげてね~って言われて、悶えながらLINE入れました。便利な社会をこんなにも憎く思った瞬間が他にあっただろうか。

家族LINE
  • 13:20頃

    • 「もういきまないの無理です」って先生に伝える

    • 子宮口チェックして、いきんでいいよって言われて微笑む私

    • 「陣痛きたらぐっと力いれてね~その練習しててね~10分後またくるから」って言われて、またLDRで一人に。置いてくな、さみしぃ。

  • 14:00頃

    • お子の頭が見え始めてお産準備

    • いきみ方上手って言われた(この時、これみんなに言ってモチベーション上げてるのかなってひねくれたことを考えていました)

  • 14:10頃

    • お子が元気なくなってきたので会陰切開することに

  • 14:20頃

    • そして先生方の介助とともにお子爆誕

    • 胎盤取り出し(お腹押されるの地味につらい)

    • 子宮が疲労して収縮せず、地獄のお腹マッサージ開始(もう開放してくれって感じ)

    • 子宮の一部と会陰縫合

  • 15:00

    • LDRで1時間ほど休憩

    • お子と胎盤の撮影会

  • 15:20

    • おやつの時間(だが、フルマラソン完走後のような状態でほぼ食べられず)

  • 16:00

    • お部屋に戻る(腰痛すぎて早めに部屋に帰してもらった)

    • ビビるくらいふらふらで笑った

出産後(現在)のおはなし

子宮の一部と会陰を縫ったので、貧血とお尻の痛みがだいぶありますが、発熱もすぐにおさまり、割と回復が早い方かなと思います。

翌朝9時から、母子同室を希望し、赤ちゃんと同じ部屋で過ごしまして、よく排便する我が子のおかげで、1日でおむつ交換マスターの称号をえました。

つわりは、まだおさまってません笑 が、心なしか食事がおいしい気がします。早く通常運転に戻りたい。

さいごに

妊娠5週目から出産当日までつわりに苦しみ、陣痛は丸一日、、、と私なりには壮絶なマタニティライフでしたが、初産ならこれでも十分安産とのことで、出産は本当にいろいろなケースがあるなとしみじみ思います。

結論、いい経験が得られたことを心から感謝したいと思います。

ちなみに、出産の痛みは「鼻からスイカ」とよく例えられますが、それはよくわからなかったです。陣痛が長すぎて、お産体勢に入ったときには「やった、やっといきめる、もうすぐ終わる~」って思ってました。

さいごになりますが、妊娠期間中、本当に多くの方に支えてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。

正直つわりがつらくて、「みんなつわりになればいいのに」なんて酷いこと思ってしまったときもありますが(ごめんなさい)、かけてもらった言葉の一つひとつがあたたかくて、救われた瞬間が何度もありました。

ここからまた新たなはじまり。より一層精進いたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?