【感想文】イチローの引退会見

ネットサーフィンをしていたら、2019年3月21日のイチローさんの引退会見の記事を見る機会がたまたまあった。

イチローさんは、有名人の中で最も顔が似てるらしく、かねてから勝手に親近感を覚えていたし、どこかコツコツと着実に成果を上げている方と認識していたから「この人はどうやって成功を収めたのか」気になって記事全文を読んだ。


感想

いや、すごい。

この一言につきる。


1時間20分に及ぶ記者会見。

いや、どうして。

ここまで余計な言葉なく話せるのか。

一流と言われる所以はここなんだろうな、と思った。

そして、感謝し、他者を尊重し、驕らない。

この記者会見だけでも、この人物像を築き上げるのは簡単だった。


是非皆さんにも全文読んで頂きたいぐらいに思っているが、わたしは全て読むのに30分程かかったし、それも新幹線の待ち時間がたまたまあったからだし、この時間がなかったら読まなかっただろう。しかし、この引退会見の中での回答を引用するが「やりたいと思うなら挑戦すればいい。」

この下に拙い文章でわたしの更なる感想文を書いているが、このnoteを読んで少しでも「どんな引退会見なんだろう」と思われた方は、是非とも全文を読んで頂きたい。もしくはYouTubeにその動画が上がっています(下記リンク)ので、お好きな方を選んで下さい。

記事
https://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/201903220000431_m.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral

YouTube
https://www.youtube.com/live/MoschCm4-XE?feature=share

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下記が雑多な感想文になります。

ほぼ会見の順番通りだと思います。

ファンの存在についての質問に対する回答に関して、

支えてくれる、という言い方でいいかわからないけど、「自分のことを考えてくれる人」って大きいよな、と。

そういう人との物理的な距離は関係なくても、確実にプラスになる、というか自己肯定感?承認欲求?は上がるし満たされますよね。

そういう人を喜ばせるパフォーマンスをすることが、義務なんじゃないかな、と。

自分が自分に対する、誰かに求められてるわけでもなく。いや、求めている人もいるだろうけど「期待を裏切るな」的な。

そういう意味では、期待の上でしか人は成長出来ないのかな、いや、でも期待される度合いが大きすぎたら潰れるかもしれないし。

これに似たことをイチローさんも言ってますね。

「力以上の評価をされるというのは基本苦しいんですよね」と。

菊池雄星選手

菊池雄星選手のことを「アイツ」とイチローさんが呼んでるのが、いや、すげぇ、と思った。「あのイチローさん」に「アイツ」なんて呼んでもらえてるのよ?それっていい意味でも悪い意味でもその人を認めないと、そういう三人称は使えないよなぁ。だから、菊池雄星選手も、すごいんだよなぁ。

大谷翔平選手

大谷翔平選手のことを「世界一にならないといけない選手」と表現している。

これは、それだけの力を持っているなら、その力を、その力を奮うに適した場所で奮わなければならない宿命ということだと感じる。いや、それだけ力をもっていようとなかろうと、その人にとって適した場所にいた方がいい、ということでもあるか。

有言不実行の男

有言不実行の男、と会見で話されてる。

「日本のプロ野球に戻る選択肢はなかったのか」という質問に対して。「ただ最低50までとは本当に思っていた」と。

極端な話、これ以外のことで成し遂げた物量と質は遥かに多いのに、たった。たった、これだけ?かわからないけど、少しでも、有言不実行なことがあれば自身を有言不実行な男と表現出来る。このメンタルの強さ。何も言えない。

自身を何事にも変え難い、ただ1人の存在。そう捉えられているからこそ。この表現ができるのだろう、と想う。誰かと比較した瞬間に「わたしはこれぐらいでいい」という甘えが発生する。比較することが悪い訳では無いけど。自分の力量がどれぐらいかの指標になるし。メリットデメリットはあるよね。何事にも。

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