見出し画像

SIIFメンバーの「2021年、心に残るインパクト界隈のニュース」はこれだ!

2021年も残すところあとわずかとなりました。この1年間、国内外でインパクト投資に関する様々なニュースがありました。そこで、昨年同様にインパクト投資、インパクト測定・マネジメントの促進、社会起業家への支援を行ってきたSIIFメンバーに「インパクト界隈の心に残るニュース」のアンケートを実施しました。(記事は時系列にまとめています)

今年は新たなインパクト投資の取り組みがいくつもスタートしたり、20社以上の金融機関がインパクト志向金融宣言を発表したり、一気に実践者の数が増えた一年だった気がします。来年も社会の課題解決に挑む新しい経済の取り組みがどんどん生み出されますように!SIIFも頑張ります。皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

GLIN Impact Capitalが1号ファンドをローンチ
2021年3月23日
『金融機関がインパクト投資を始める例は増えていますが、インパクト投資の独立系ファンドはまだまだ日本では貴重な存在。ハーバード大学卒の若い方々がビジネスセクターを飛び出して立ち上げた新たなチャレンジは業界の希望だと思う。』

鎌倉投信が未上場投資の「創発の莟」ファンドローンチ
2021年3月31日
『鎌倉投信が未上場投資の「創発の莟」ファンドをローンチ。鎌倉投信らしいこだわりをもって非上場企業への投資をスタート。LP投資家がもともと鎌倉投信の投資先、という恩送り的な仕組みも素敵。』

リアルテックファンドがインパクト投資を開始!
2021年4月5日
『ついに100億円規模のインパクトファンドが出た!テクノロジーフォーカスで革新的な企業が出てくることに期待。』

インパクト投資、新興と二人三脚(日経)
リアルテック、100億円ファンド 社会課題の解決を重視

2021年4月5日
『業界が黎明期から成長期に移ったと感じた象徴的な記事だった。』

国内株を対象とした上場インパクトファンドをりそなアセットマネジメント、三菱UFJ信託銀行が日本で初めてローンチ

りそなアセットが「日本株式インパクト投資ファンド」を6月11日に設定、国内20~50銘柄に厳選投資(Morning Star)

2021年5月28日
三菱UFJ信託銀、インパクト投信の試験運用(日経)
2021年10月20日
『遂に上場インパクト投資が国内市場でもスタート!』

女性3人が起業した日本初のESG重視型ベンチャーキャピタルファンド
日本初のESG重視型グローバル・ベンチャーキャピタルファンド『MPower Partners Fund L.P.』設立

2021年5月31日
『ベンチャーキャピタルでもESG志向がグッと広がった1年でした。創業メンバーが全員女性、というのも金融セクターの変化を予兆するような出来事として注目されたと思う。』

ゼブラ企業を支援するZebras and Company発足
2021年6月21日
『行き過ぎた株主資本主義に対して新たな価値軸を提案するゼブラ企業の ムーブメントが日本にも。インパクト投資エコシステムの多様化が進んでほしい』

GSG国内諮問委員会がIMMガイドブックを公開
2021年7月1日
『インパクト測定・マネジメントの手法を体系的にまとめた日本語のガイドブックは日本初。これを読めばIMMの基本のキが分かる!GSG国内諮問委員会IMM分科会の汗と涙の結晶という意味でも感慨深いニュース。』

COP26 で450以上の金融機関がネットゼロの為のアライアンスに署名
ネットゼロを目指すグローバル金融業界のトレンド
日系企業が見る国際アライアンス加盟の意義とその背景①
(responsible investor)
2021年8月9日
『2050年までにネットゼロ達成をグローバルな主要金融機関がコミット。これから10年で10兆ドルの投資が必要と試算を出した。』

エーザイがインパクト加重会計を実施
給与の社会的インパクト算出 金額を可視化、ESGで貢献(日経)
2021年8月16日
『ハーバード大学とGlobal Steering Group for Impact Investment(GSG)が共同で開発しているインパクト加重会計の仕組みを使ってエーザイが雇用インパクトを算出。会計基準とインパクト指標の関係は今後どんどん発展しそう。』

今、会いたい投資家」シリーズ vol.3 はたらくFUND(下) 投資先のインパクトIPOを実現し、投資で社会を変えていきたい (SIIF note)
2021年10月22日
『「インパクトIPO」に関する定義やコンセプトをとりまとめ、はたらくFUNDからリリースできた。』

国内初、未上場株をオンラインで売買できる「ファンディーノマーケット」の狙い(IT Media)
2021年10月26日
『いよいよ日本でも未上場ベンチャー企業の株式をオンラインで売買できるようになった。Exitの選択肢が増えるのはよいことだと思う』
『株式型クラウドファンディングプラットフォームのファンディーノが非上場株を売買できる仕組みをローンチ!IPOを目指さない/適さないタイプのインパクト企業でもExitが確保されるのでは…と期待!』

アメリカでAll birds社がサステナブルIPO 
2021年11月
『サステナブルパブリックオファリング(SPO)、と銘打って大々的にリリースした後、米証券取引委員会からの反対もありSPOというコンセプトは取り下げましたが第三者評価などを取り入れたフレームワークは面白い。今後のインパクト企業の上場を考える際の参考になりそう。』

株式会社CureApp サステナビリティへの取り組みについてのページをオープン
2021年11月1日
『CureAppが、IMM/ロジックモデルやESG取組み、開示などの考え方をとりまとめ「サステナビリティ」としてHPをアップ! 達成するのは超難関と思っていたため、実現したときは本当にうれしかったです!

「うまくいく継業のポイントは”リスペクト”」「”継ぐ”を自己実現の選択肢に」ココホレジャパン代表・淺井氏インタビュ(Hedge Guide)
2021年11月12日
『SIIFのオルタナチームと広報チームが協力して記事化されたニュース。事業の社会的価値だけでなく、その背景にあるマインドもわかりやすく丁寧に掲載していただいた。担当者としては、代表者がどのような思いでこの事業を進めてきたか、これからどんな世界を目指しているのかをメディアを通じて多くの方にお知らせする機会をいただくことができ、支援する立場にいる者として大変ありがたく感じた。今後も、伴走支援者として、担当案件の広報支援については積極的に進めていきたい。』

インパクト志向金融宣言(日経、日経ビジネス、読売、毎日、NHK、オルタナ他)
インパクト志向金融宣言(Japan Impact-driven Financing Initiative)
2021年11月29日発表
金融21社が共同署名、社会課題解決に「意図」をもって取り組む。男性ばかりの会見に「ジェンダー平等、タイムラグあるが実現されていく」(ハフポスト)
『メインストリームの金融機関が「インパクト」を正面から取り扱う時代になった、と思った。』
『メガバンクまで巻き込むことが出来たのはすごかった。しかもその金融機関の課題も解決していくという合意がとれたことは大変有意義な企画であったと思う。』
『21社もの金融機関トップが、インパクト志向の投融資の実践にコミットしてくださったことは本当にすごいことだなと思うと共に、本当に意義のある活動にしていかなければならないと身が引き締まる思い。また、ハフポストの記事が、ジェンダーギャップを指摘しつつも、宣言を行った側の熱い思いをしっかりと伝えて下さっていて嬉しかった。私も女性なので、この取り組みを通じて日本のジェンダーギャップを改善していきたい!と思う。』



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?