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Re: 2023

2023年12月30日から31日へと変わろうとする狭間に、思い立ってnoteを書き始めています。
そんな年の瀬も年の瀬、終わりも終わりに”今年を写真12枚で振り返る” ということを私もやってみたくなったのでもし宜しければ垂れ流して観ていただけますと幸いです。


HasselBlad 500C FUJIFILM PRO400H

1月。例年と変わらない、雪と寒さで凍えながらスタートした年の始まり。
寒いのは苦手だけど、何枚着重ねてるんだよって言われそうなくらい厚着をして雪景色を撮りに出かけるのがこの時期の楽しみでもあります。
積雪の中ポツンとある何かを見つけれた時は嬉しくなりますね。写真はそんなポツンと撮れた中で特にお気に入りの一枚。

         
FUJIFILM X-Pro3

2月。十数年ぶりにインフルを患ってしまいました。
体調を崩した時は風邪かなと思った症状も次第に、「あれ、いつもと何か違うな」となってきて病院で受けた検査結果が出るまで熱と不安でいっぱいでした。
どんなに辛くても水と食料だけは買い出しに行かねばならず、写真はそんな時に撮ったと記憶している一枚。(確か)
それにしても体調が悪くてもカメラを持ってに出かけた自分にちょっと引いてしまった。


OLYMPUS OM3Ti CineStill400D

3月。こちらも数十年ぶりの訪問となった松島での一枚。
久しく太平洋側の海を拝めていなかった(言い方)のと、ちょうどこの頃お迎えしたSIGMA fpで思いっきり撮り遊べてとても楽しかったです。
お昼に食べた生牡蠣とその後の食べ合わせが悪かったのか、しばらく腹痛に苦しまされたのも今となっては懐かしい。いや、本当に辛かったけれども。
小学生の頃以来の松島も、うる覚えながら記憶に残っていた水族館が無くなっていたりと、何となく時間(とき)の流れを感じてノスタルジーな気持ちになったりならなかったり。


Nikon FM2 FUJIFILM 業務用100

4月。大館市にある老舗映画館・御成座にて「RRR」を観に行った時の一枚。昔ながらの地方の映画館で、館内見学・撮影OKのようです。
映画の途中休憩(映画が3時間超あるため前半/後半と別れていた)の間、同じくRRRを観に来ていたお客さん達も館内の散策をしたり写真を撮ったりしてる光景が何だかとても印象に残っています。
肝心な映画はというと、これがとにかく面白い。長編映画にも関わらず全く飽きがこない、常にクライマックスのような展開がまるでインドカレーのようにクセになる作品でしたね。
インド映画だけに。
いや、でも本当に冗談抜きで面白いので観てない方は是非。


OLUMPUS PEN FT Kodak GOLD200

5月。実家前の水田に夕空のリフレクションがとても鮮やかで美しいこの時期。まあ、ここ2・3年で家の目の前の田んぼは蕎麦畑になってしまったけれど。
思えばあの光景を自分の部屋から観られたのはすごく贅沢だったな、なんてあの頃に思いを馳せながら夕陽に照らされた蕎麦の葉にレンズを向けていましたね、確か。
とは言ったものの、蕎麦の葉も可愛いものです。蕎麦もおいしい。


Mamiya6 Kodak PORTRA160

6月。あっという間に年の半分が過ぎようとしている中で、「そういえば・・」と思い出したように防湿庫の奥に眠っていたmamiya6にフィルムを詰めて撮りに出かけました。
今こうして12枚の写真を選んでいる中で記録としての側面から何のカメラで撮ったかも載せているのですが、今年も一般的には引かれるくらいの写真量、ではなくてカメラの量で撮ってきたかなと思っています。
ちなみに、この猫ちゃんの写真は今年撮った写真の中でも特別お気に入りの一枚で、X(旧Twitter)のヘッダーにもしています。咄嗟に猫ちゃんを見つけてカメラを向けたのですが、露出が思った倍はアンダーで撮っていて「絶対うまく写らんかったろう…」って落胆してたのですが、なんとよく写っていました。
自分の勘露出の方がどうやら狂っていそうです。


Rollei35 LomoColor92'

7月。いろんな意味で今年一番の思い出となった北海道旅行からの一枚。
2泊3日の旅の2日目、札幌の街を満喫して開拓村を観光してすっかり浮かれ足となっていた時、まさかの人生初骨折をしてしまいました。
左足の親指をあまりに間抜けな理由で骨折してしまい、本当の意味で足を浮かせて歩く羽目になってしまった残りの北海道旅行。それでも次の目的地であった小樽を意地でも観光しました。
階段を降りる時は気をつけよう。


OLYMPUS PEN FT FUJIFILM 業務用

8月。うなだれるような夏の蒸し暑さと怪我も相まってすっかり散歩する気力も失くしていた中でも、久しぶりの再会があったり、鬼海さんの展示を見に行ったり、何だったらお盆明けには東京に遠征しに行ったりと割と忙しく過ごしていました。それでも真っ先に思い出すのは日傘代わりの傘に描かれたクジラが浮かぶあの夏空の下。
その次に東京から帰る前に立ち寄った新宿の銀座ライオンで飲んだビールが忘れられませんね。


Rolleicord V FUJIFILM PRO400H

9月。今年から1年振りに仕事で夜勤が始まったのですが、9月はそれによる体内リズムの昼夜逆転が特に酷くて苦しかったのを覚えています。それでも日勤に切り替わる前のお休みに眠たい頭と体に鞭を打って写真を撮りに出かけた時の一枚。
まだまだ残暑が続く中、カメラ3台くらい連れて日本海沿いをずっと南下して酒田まで車を走らせていました。この一枚が撮れただけでも今日頑張って出かけて良かったなって自分を褒めました。


Nikon FM2 Lomography ColorNegative800

10月。紅葉らしき紅葉を観に行けたとは決して言えなかった年でしたが、強いて言えば秋保に遊びに行った時にちょっとだけ立ち寄った秋保大滝がちょうど色づき始めていて綺麗でした。(カメムシが大量に散見されまして早々に退避しましたが…)
写真は全く別日に県北へ車を走らせた時の一枚。
ドアバイザーに反射した光が綺麗で撮ったのですが、普段のちょっとした偶然で見つけた光を写真に撮れたら嬉しくなっちゃいます。


Leica Ⅲf Kodak GOLD200

11月。行きたい場所や会いたかった方にも会えたりと刺激的な1ヶ月でした。写真は思い立って再び東京へ遠征したときの帰り間際に荒川で撮った一枚。そういえば去年の11月も牛腸さんの展示を見に行きたくて居ても立っても居られなくて弾丸で東京に行ってました。(そして上野のどこかでSuicaを落とした)
今回は流石に1泊2日で行ったのですが、ちょうど訪れた2日間が11月下旬だと言うのに最高気温が20℃近くもあり、今にも雪が降る寸前だった秋田の防寒装備でやってきた私は汗だくになりながら都内を彷徨っていました。
そして東京から帰っきた次の日の朝、秋田は雪が降りました。多分この時期の日々は今後も忘れることはない気がします。


iphone SE2 Dazz

12月。月初は今更ながら高畑勲監督の「かぐや姫の物語」を観て感極まったり、岩手県立美術館で行われていた高畑勲展を観に行ったり、「パンダコパンダ」や「平成狸合戦ぽんぽこ」を観たりととにかく高畑勲作品尽くしでした。このnoteを書いている月末も昔観た作品を観返したりと、ずいぶんまったりと過ごしています。
写真は早朝の通勤時に隙を見て車窓から見えた冬景色をスマホでパシャリした一枚。こういうときすぐに取り出せて撮れちゃうスマホは便利だなと思う反面、ちゃんとファインダー越しに撮りたかったなあ、なんて思っちゃいます。撮りたい!って思う場面に遭遇した時に限って運転中だったり撮れない環境だったりするのはあるあるですよね。
あ、ちゃんと停車時に撮っています。


ざっくりと振り返ったつもりでした。

余談ですが、タイトルに『Re:』と付けたのは、ウチの母親がLINEをやってなくて連絡の際はメールでのやりとりになるのですが、返信するときのタイトルにRe:と付くことを思い出したのと、あとは同じく思い出したように最近よく聴いているASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」という曲から着想を得ました。

2023年と一括りにして振り返ってみましたが、一番と言ってもいいくらい強く感じたのは健康であることの大切さです。
何かするにも自身が健康で無くてはなりません。それは身体面だけでなくて、心もです。どちらか片方が具合が良くなくてもいけません。
健康の大切さを深く考える機会があったこともあって、大袈裟かもしれませんが来年の一番の目標は、とにかく心身ともに健康で居ることを掲げます。

最後に、写真をセレクトするのが苦手なのに、月ごとに写真を一枚選ぶなんてすんなり出来るはずもなくて、昨日の夜中から書き始めたこのnoteも結局書き切るのが今年ギリギリとなってしまいました。
それでも、やって良かったなと、今書き終わる間際にそう思えています。

長々と綴ってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
では、また来年どこかでお会いしましょう。 しぐれそう

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