開封大好きパイオニアグランプリ第1回(2022年5月5日) 参加感想

先日、Youtubeで動画を投稿しMTGインフルエンサーとしてご活躍中の開封大好きよしひろさん主催のパイオニアイベントが開催された。
大規模のパイオニア大会というだけで魅力的なのに、自分が大好きなMTG動画投稿者であるよしひろさんが企画したものとなればなんとしても参加しなくては‼
ということで1日中パイオニアで遊び倒せることにワクワクしながら4月を過ごし、ついに当日を迎えた。
まず驚いたのは会場であるnote place。施設の清潔感や快適具合もそうだが、1日のレンタル料はなんと脅威の7桁‼ とんでもない会場に来てしまったなぁと呆けているのも束の間、立て続けにnoteの社員さんから驚きのセリフが飛び出る。                            「本来なら7桁かかる会場ですが、今回無償で貸し出しております!」                      何とも太っ腹な話である。
よしひろさんとnote社員さんのイベントに対する情熱に感謝しつつ、いよいよ試合が始まった。
ちなみに今回私が持ってきたデッキは大好きな赤白のバーンである。

メイン 60
5 山
2 ラムナプの遺跡
4 感動的な眺望所
4 戦場の鍛冶場
4 聖なる鋳造所
4 僧院の速槍
4 損魂魔道士
4 大歓楽の幻霊
4 ヴィーアシーノの紅蓮術師
3 批判家刺殺
4 火遊び
4 稲妻の一撃
4 舞台照らし
4 魔術師の稲妻
2 無謀な怒り
4 ボロスの魔除け

サイドボード 15
4 乱動する渦
4 粉々
3 頭蓋割り
4 岩への繋ぎ止め

対戦したデッキは以下の通り。

黒単ゾンビ                                         ライブラリーアウト                                            ロアホールドシュート                                       緑単ストンピィ                                                                黒単                                               天使                                             ゴルガリ


・1回戦 黒単ゾンビ
1ゲーム目 
土地が2枚目で詰まってしまい、その隙にゾンビのクロックを形成され敗北。
2ゲーム目
序盤はクリーチャーと火力を織り交ぜ良い調子で攻めていたが、細かい除去で盤面を捌かれた後は《死が触れぬ者、リリアナ》で回復を繰り返され敗北。

結果 0-2-0

・2回戦 ライブラリーアウト
1、2ゲーム目ともに《遺跡ガニ》を火力で除去し、果敢クリーチャーで攻め立て火力を本体にぶつけて勝利した。途中《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》によってLO寸前まで追い込まれたが、基本的には有利なマッチアップに感じた。

結果 2-0-0

・3回戦 ロアホールドシュート
今回の大会で最も驚かされたデッキ。序盤は墓地を肥し、《わめき騒ぐマンドリル》や《黄金牙、タシグル》といった探査持ちの高コストクリーチャーを召喚、それを《新生化》のコストにあて山札から《ヴェロマカス・ロアホールド》を踏み倒し、攻撃時の誘発で追加ターンをめくり続けて勝利するといったデッキだ。
1ゲーム目
初見ということもあり、相手の不穏な動きを感じながらもどうすることもできず、連続で追加ターンを獲得され敗北。
2ゲーム目
サイドボードとして《乱動する渦》をフル投入。運よく初手に引き当てることが出来たが、対策の設置よりも効率よくダメージを与えることを優先したことで、コンボをキメきられてしまい敗北。

結果 0-2-0

・4回戦 緑単ストンピィ
1ターン目のマナクリーチャーから3マナクリーチャーにつなげるという動きがシンプルながらも強力なデッキ。バーンとの対戦では火力で詰め切るか、盤面の力強いクリーチャーで詰め切るかの勝負となるため対戦していて白熱した勝負になったと感じた。
1ゲーム目
お互いに好調なスタートを切り序盤から殴り殴られの攻防を繰り返したが、ギリギリのところで火力で詰め切り勝利。しかし、終盤殴らなくてもよい場面であったにもかかわらず、フルパンしてしまいお相手にミシュランを起動されて殴られたら逆転負けという状況を作り出すという特大プレミをかましてしまう。反省。
2ゲーム目
お相手の先行ということもあり序盤から《老樹林のトロール》、《探索する獣》といった強力クリーチャーの猛攻にさらされ、押し負ける。
3ゲーム目
序盤から果敢クリーチャーと火力で押し切ろうとするが、徐々に盤面を巻き返され、敗北。

結果 1-2-0

・5回戦 黒単
《血に染まりし勇者》や《残忍な騎士》といった優良クリーチャーでクロックを刻み、軽量除去で盤面をサポートするわかりやすいデッキ。今大会で久しぶりに対戦した。
1、2ゲーム目ともに順当にクリーチャーによるクロックと火力を連続して叩きつけて勝利。
結果 2-0-0

・6回戦 天使
今大会で最も苦しいゲームとなった対戦相手。バーンがこれに勝つことが出来たらそれは運ゲーだったといえるほど、絶望的な相性差が存在する。
1ゲーム目
序盤から《天界の語り部》や《翼の司教》といった、赤を使う人間が見たら頭痛がしそうな面子が押し寄せてきた。なんとか《無謀な怒り》でタフ4の司教を討ち取るも、すぐに2枚目を引かれ、その後天使を連打されたことで盤面とライフ両面で格差を築かれ敗北。
2ゲーム目
サイドから《乱動する渦》《頭蓋割り》といった回復を咎めるカードをイン。《無謀な怒り》も追加してようやくゲームになると思いきや相手は0ターン目に《神聖の力線》を設置。圧倒的なバーン殺しの姿勢を前に不意に眩暈がした。本体に打てなくなった火力を憎たらしい天使にぶつけるが、タフ4以上が多い天使を完全に捌くことは難しく、次第に盤面で圧倒される。最終的にはライフゲインを防ぐために《頭蓋割り》を自分に打つという暴挙にも出るが、こんな状況で勝てるはずもなく敗北。白のクリーチャーである天使だが、赤を使う人間にとっては地獄の使者に他ならないという事実を改めて感じたゲームであった。
結果 0-2-0

・7回戦 ゴルガリ
6回戦の敗北感を引きずったまま迎えた最終戦。お相手は黒緑ミッドレンジで今まで自分がほとんど対戦したことがないデッキだった。
1本ずつ取り合った3ゲーム目。火力をぶつけてライフを追い込んでいくが、終盤に《漁る軟泥》の着地及びサイズアップを許してしまう。これによりライフと盤面の獲得に成功した相手に勢いを取り戻され敗北。
ゲーム後、対戦相手の方と雑談を楽しんだ。なんでもmtgはウルザブロック時代にプレイされていたらしく、大会に参加するのは20年以上ぶりなんだとか。当時の話(《夜のスピリット》などの黒の大型クリーチャーにトリプルシンボルが多かったのはスタンダードに《暗黒の儀式》が存在したからなど)をお聞きしたが、日本で最もmtgが流行したといわれる時期に遊んでいた人の体験談は、ここ2,3年でmtgを始めた自分にとっては興味深いものであった。(5色の中でも黒がお好きなようで、第4版日本語黒枠の《恐怖》とアポカリプスの《魂売り》をケースに入れ、キーホルダーのようにカバンに付けておられた。)
今後パイオニアが新規のプレイヤーだけでなく古参のファンも引き付けることができるフォーマットとして大成してほしいと感じた。
結果 1-2-0

上記の通り、戦績は2勝4敗と振るわなかったが、記念すべき1回目のパイオニアグランプリにて大好きなバーンで参加できたことは、パイオニアに出会いのめり込んだ自分にとって一つの到達点であるように感じた。
3月に《夢の巣のルールス》が禁止され、他のデッキが強化をもらうなかでバーンは徐々に環境上位から離れていった。この時私はバーンを今後も使い続けるか悩み始めた。
個人的な意見として私はmtgはゲームである以上、楽しむことがプレイの最大の目的であると考えている。しかしその中にもメタゲームを読み、ライバルとなる他のデッキと戦えるように自身とデッキを磨いて勝利したいという競技的欲求がある。
楽しむことと勝利することの間で悩んでいた私にとってこの大会は、環境デッキとしてのバーンを最後に思い切り使うことができ、かつ多くのプレイヤーとカジュアルな対戦を楽しめるという夢のような機会であった。
この大会に参加して多くの人々がパイオニアを楽しんでいること、もっと普及してほしいと願っていることが感じ取れた。自分も大いに楽しむことができたし、今後もっとこのフォーマットをプレイしていきたいと強く感じることができた。バーンが環境から外れるのは寂しいが、興奮と楽しみが広がるパイオニアでまた強力なデッキとして復権することを期待したい。
今後は様々なデッキに触れ自身の知見を深めながらプレイを続けていきたい。

最後になりましたが、この大会を企画してくださった開封大好きよしひろさん、note社員の皆様、出張販売に来ておられた東京MTGの皆様、ささやかながらお礼を述べさせていただきます。素敵なイベントを企画してくださりありがとうございました。今後もぜひパイオニアのイベントを開催・企画していただきたいです!それでは。

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今更ながら第1回開封大好きパイオニアグランプリの感想を投稿させて頂きます。先日第5回パイオニアグランプリに参加後、感想を書こうとしたのですが、愚かなことに前回参加した際の記録をほったらかしていたことを忘れておりました。現在とあることに取り組んでいるため、そちらがひと段落してから第5回の感想を投稿しようと考えております。今後もパイオニア及び開封大好きパイオニアグランプリが盛り上がることを強く願っております。


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