建築士法改正による、建築士の設計図書への押印義務廃止に伴い、JIIMA(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)の「建築設計業務における設計図書の電磁的記録による作成と保存のガイドライン」がVer.2.0に改訂されました。
建築士法(公法)上、設計図書への押印義務はなくなりましたが、設計図書の保存義務(15年間)は残っており、設計図書を電子データとして保存する場合、国交省建築指導課長通知で、保存期間を通じて作成時と同じ状態であることが確認できるようにすることとされています。
そのため、設計図書の電子データは、このガイドラインで推奨するような方法で保存する必要があり、ガイドラインの改訂に至ったようです。
(ただし、このガイドラインで示す方法は JIIMAの推奨する方法であり、設計図書の電子データが作成時と同じ状態であると確認できる状態で、15年間保存する方法は他にも考えられます。)