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Day25,「Buddy」Inktober2020

 金曜日、前々から進めていた転職活動の最終面接が終わった。面接は呆気なく、10分程の社長面談で済んだ。持て余した時間を潰すために喫茶店にしけ込むと、知らない番号から着電し、内定です、との事だった。淡々とした一連の流れの中で、私も淡々と、そうですか、ありがとうございます、と返した。むしろ、面接後に携帯に入っていた現職の顧客からの発注連絡の方が、嬉しかった。

 今の会社は、新卒で4年半働いた。もともと雑誌の仕事がやりたくて、何事も経験と思いながら就いた営業職だから、自分自身では水が合わないと思いながら続けたが、長くやれば私のことを気に入ってくれる人も、評価してくれる人も現れた。つまるところ4年半は、そんな人々に支えられて出来ていたと思う。入社した頃事業は上向いていたが、徐々に右肩下がりになった。自由な社風で色々な勝手を許され、随分無茶な企画や突っ込んだ案件を動かさせてもらった。上司や同僚が、お互いに相棒の様な、部分的に不足はあったが、理想的な職場の一つだったと思う。

 次に属するのは、いわゆる大手だ。古い会社で、規模も大きい。現職の会社の向かいにあるのは、ただの偶然だが、道を隔てただけで、来年は随分変わりそうだ。今年も随分変わった年ではあったが… また、相棒と呼べる様な同僚を、見つけられるだろうか。

BUDDY

((主に米略式))名(複-dies)C
1 (通例男の)仲間,兄弟,相棒(bud)
a bosom buddy
親友
a golf [war] buddy
ゴルフ仲間[戦友]
2 〔しばしば呼びかけ〕(特に名前を知らない相手に)おい,君;(怒って)おい,おまえ(bud,buddy boy)
3 (特にエイズ患者に対する)ボランティア支援者;(仕事などの)パートナー
━━[動]自
1 (…と)友だちになる(pal up)(up)≪with,to≫
2 協力関係を結ぶ;(特にエイズ患者援助の)ボランティア活動をする(up)

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